スパイス&ハーブ事典

スパイスの歴史に関するお話
スパイスは世界に数百あると言われ、ハーブになると万という数になるという説もあるほどです。そしてそれぞれに歴史やエピソードを持ち、全体としても数々の歴史エピソードが残っています。ここでは、人とスパイス&ハーブの関わり、時には歴史を動かす原動力にもなったことのあるスパイス&ハーブの歩みをひも解いてみましょう。スパイス&ハーブから見る世界史・日本史で、新しい歴史を発見できるかもしれません。

天正の少年使節とスパイス

大友宗麟(豊後)、有馬晴信(島原)、大村純忠(大村)の3人のキリシタン大名が、イタリア人司祭ヴァリニャーノの発案のもと、4人の九州の少年を長崎からヨーロッパへ派遣したのは1582年で、天正少年使節として歴史上有名です。名門の出身である四人は、ポルトガル、スペイン、イタリア等ヨーロッパの先進諸国を歴訪、時のローマ教皇の謁見も果たし、8年5カ月後の1590年7月21日に長崎へ帰り着き、翌年正月に豊臣秀吉との謁見した際、賜物の中には、ミラノの鎧、サーベル、鉄砲などとともに、モルッカのクローブ、バンダ島のナツメッグ、セイロンのシナモンなどのスパイスも含まれていました。

ナツメッグとメース(外の赤い皮状のものがメース、大きい粒がナツメッグ)
ナツメッグとメース(外の赤い皮状のものがメース、大きい粒がナツメッグ)
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