スパイス&ハーブ事典

スパイスの歴史に関するお話
スパイスは世界に数百あると言われ、ハーブになると万という数になるという説もあるほどです。そしてそれぞれに歴史やエピソードを持ち、全体としても数々の歴史エピソードが残っています。ここでは、人とスパイス&ハーブの関わり、時には歴史を動かす原動力にもなったことのあるスパイス&ハーブの歩みをひも解いてみましょう。スパイス&ハーブから見る世界史・日本史で、新しい歴史を発見できるかもしれません。

医学の誕生

医学の祖と呼ばれるヒポクラテスは紀元前400年頃にすでに400ものハーブの処方を残しています。基本になっている考え方は、ハーブの香りによる効用に触れ、それまでの呪術的な手法ではなく病気を科学的にとらえるなど現代にも通じる医学の基礎を築きました。

紀元50 ~ 70年頃に活躍したローマ時代の医師ディオスコリデスは、植物・動物・鉱物万般を収斂、利尿、下剤など、薬理機能上から分類した『マテリア・メディカ(薬物誌)』を著しています。載せられている植物は600 種、薬物全体で1,000項目にも及びます。 こうして古代ギリシャ・ローマを中心とした国々で、経験的に知られた植物(スパイスやハーブ)の効果が体系化され、医学や薬学、植物学が誕生したのです。

医学の誕生
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