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ガーリック/にんにく/Garlic

食欲をそそる独特の香り

科名
ユリ科
原産地
中央アジア
利用部位
鱗茎
別名
にんにく、おおひる

特徴

こんなスパイス&ハーブです。

おなじみの、強烈な特有の香りのスパイスです。 生のガーリック中に、香りの前駆物質である無臭・無刺激成分「アリイン」が含まれていて、生のガーリックをすりおろしたり、刻んだり、また乾燥物を料理に加えたときに、水分と加水分解酵素「アリイナーゼ」が作用して、「アリシン」という、料理の味を引き立てるガーリック特有の成分に変わります。

語源、別名

ガーリックという名前は、槍のような葉の形を持ち、辛みのある味わいであるところから、アングロサクソン語の「gar(槍状)」と「leac(辛い味)」を合成したものといわれています。

用途

適した料理

レバー炒め、ステーキ、餃子、カレーなど

肉や魚の臭み消しの働きが強く、古くから、グリル、煮込み、炒めもの、スープ、麺類、ソースなど幅広い料理に、世界各地で使われてきました。 生のにんにくのほか、スライスして乾燥させたガーリックチップやパウダー、またペースト状に加工したものなど、様々なタイプがあります。

エピソード

巨大ピラミッドを造る労働者のスタミナ源

古代エジプトの巨大ピラミッドの建設で、その労力を支えるスタミナ源となったのは莫大な量のにんにくとたまねぎでした。炎天下の砂漠の中、長い年月をかけて築き上げられたピラミッド建設には多くの労働者がたずさわり、すぐれた滋養を誇ると考えられていたにんにくが労働者の食事に大量に使われていたと言われています。

源氏物語にも登場

にんにくについての記載は、「古事記」(712年)や平安初期の書「延喜式」(927年)にすでに登場しています。 11世紀の「源氏物語」の帚木(ははきぎ)の巻にも、久しぶりに訪ねてきた光源氏に対し、女性が蚊帳ごしに「日頃、風病重きに耐えかねて、熱き薬草を服して、いとくさきによりなむ。対面給わらむ」と語るくだりがあります。 この熱き薬草というのは、乾燥したにんにくを煎じた飲み物のことで、当時風邪薬として使われていたようです。

にんにくパワーで身を守る

古くからの産地である青森県弘前市にある鬼神社では、7月(旧暦5月)の収穫期に毎年「にんにく祭り」が催されています。神前ににんにくを供え、門前町にはにんにくの市が立ち、各地から集まる参拝者たちが無病息災を祈ってにんにくを買い求める行事です。ここで購入したにんにくを戸口につるし、悪魔や病魔から家族の身を守る風習があります。ヨーロッパにも、にんにくをかざして「吸血鬼ドラキュラ」から身を守る話がありますが、洋の東西を問わず、同じような目的でにんにくが用いられていたという話は興味深いことです。

ガーリック/にんにくを使ったレシピ

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