香りとスパイスができることPROJECT 負けないカラダをつくろう

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運動と食事について

ちゃんと力を出すには、
どのタイミングで、
何を食べるかが大切です。

柴崎真木先生

「負けないカラダをつくろう」の先生

柴崎真木先生

管理栄養士・健康科学修士・経営学修士(MBA)スポーツ専門の管理栄養士として、地域スポーツ科学センター、スポーツ庁委託事業スタッフ、実業団陸上競技部を経て、現在フリーランスとして、スピードスケート、マラソン、柔道、競泳などの選手やチームのサポートを行い、海外合宿や国際大会に帯同してトップアスリートをサポート。

運動するカラダへ。
どんなときにも、
ジブンに負けない
カラダと
気持ちを育てる。
そんなレシピと食の提案です。

❶ ご飯が大切です。

炭水化物は、運動に大切なエネルギー源です。中でもご飯は、運動時に失われる水分をたっぷりと含んでいるので、オススメです。ご飯を食べる量が少ないと、エネルギー不足になって力を出しきれません。

❷ 3〜4時間前。

消化を考えると、試合の3~4時間前には食事を摂ることがベストだと思われます。消化しきれずに胃に残っている状態で競技にのぞむと、気持ち悪くなったりするケースもあります。食事を摂る時間もしっかりと計算し、ベストな力を出しましょう。

❸ 試合が終わったカラダは、成長したがっています。

運動した後、筋肉が疲労していますが、同時に、成長するホルモンが出ていますので、炭水化物に加え、筋肉をつくるタンパク質を、ぜひ摂ってください。肉や魚のタンパク質は、筋肉の回復と成長につながります。そしてよく噛むこと。唾液には消化酵素のアミラーゼが含まれていて、胃の消化を助けてくれます。

食の自立を。

自分のカラダは、自分がいちばん知っています。たとえば、どこがどんなふうに痛いのかは、自分しかわからないこと。同じように「どんなものを食べると、カラダの調子がよくなるのか」を意識していけば、自分のカラダを理解できるようになっていきます。自分で食材を選び料理をつくり味を知っていく。コーチやご両親による食のマネジメントも大切ですが、自分で食をマネジメントしていくことも必要です。

調理のイメージ絵

食事は、運動の中でいちばんの楽しい時間。

合宿でお昼ご飯をつくっていたら、香りにつられて練習を終えた子どもたちが「今日は、なにつくってくれるの?」と、うれしそうに話しかけてくれました。トレーニング中では食事は「おいしい」時間。ホッとでき、気持ちもゆるんでいく。そういうのびのびとできる時間をつくることも、食事の機能の1つです。
真剣になるところと、息を抜ける場所をつくってあげる。そういったバランスが伸びる選手を育てていく、と思っています。

料理を覗き込む子供の絵

カラダに必要な5つの栄養素

5つの栄養素5つの栄養素 栄養素について
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運動するカラダは、一汁三菜に、
果物乳製品をプラス

主食、主菜、副菜、汁物で構成された献立を食事の基本形といいます。このベースは、昔から日本人が食べてきた「一汁三菜」(ご飯、汁物、おかず3種)です。そこに、果物でビタミンやミネラル、炭水化物を補います。さらに乳製品を加えることで、不足しやすいカルシウムを補給。運動する子にエネルギーや栄養素が満たされる、のぞましい献立になります。

献立の写真と栄養素の説明献立の写真と栄養素の説明