INTERVIEW 05

YUKI KAWAUCHI川内 優輝選手

(あいおいニッセイ同和損害保険所属)

陸上競技長距離選手
川内 優輝
INTERVIEW 05 川内 優輝(YUKI KAWAUCHI)選手 あいおいニッセイ同和損害保険所属
ちびっ子健康マラソン大会
出場のきっかけ

両親がスーパーマーケット「カスミ」に買い物に行ったときに
参加者募集のポスターを見つけて申し込みました。

ちびっ子健康マラソン大会
のことを
語ってみました!

TALK 01

ちびっ子健康マラソン大会の思い出

カレールウやカレーの具になる野菜、そして5/8チップ(はちぶんのごちっぷ)など、袋いっぱいの沢山の参加賞をもらえたことが毎年嬉しかったです。
また、2年生の時にもらった銀メダルがかっこいいデザインで好きでした。高学年では表彰台に上がることはできませんでしたが、毎年緊張して挑む一番大切な大会でした。

TALK 02

ちびっ子健康マラソン大会で変わった事

ちびっ子健康マラソン大会と出会ったことで、人生が変わりました。
あまり練習をやらずに挑んだ小学1年生の大会で5位になったので、両親が「毎日練習すればもっと速くなるのではないか」と思い、毎日タイムトライアルをするようになり、走ることが生活の一部になりました。その結果、翌年の小学2年生の大会で2位になり、銀メダルをもらうことができました。5月のちびっ子健康マラソン大会と12月の校内持久走大会のために、小学校を卒業するまで雨の日以外は毎日タイムトライアルを続けていました。
ちびっ子健康マラソン大会と出会わなければ、今の私はありません。私の人生の進むべき方向を決めた大会でした。

TALK 03

ちびっ子健康マラソン大会に
出場する選手に向けて

ライバルや過去の自分に勝つためには厳しい練習も必要かもしれません。しかし、怪我をしてしまったら練習を継続することができなくなってしまいます。ですので、脚や膝などに痛みを感じたときには練習を休んだり、練習前後にはしっかり準備運動や整理体操をしたりして、どこかに痛みを抱えたまま走り続けることが無いようにしてください。小学生の時から痛みを抱えて走ることが普通になってしまったら、走ることがどんどんどんどん苦痛で嫌なことになってしまいます。
「痛みのある状態で走っても、痛みが気になって全力を出すことはできない」ということを忘れずに「時々、うまく休むこと」を忘れないようにして練習を頑張ってください。

ちびっ子健康マラソン大会ってこんな感じなんだ!
選手からこんなメッセージが
届いています!

MESSAGE

コロナ禍の子供たちへ

長い間、学校が休みになってしまってリズムがおかしくなってしまったり、色々な学校行事が中止になってしまったり、目標としていたことがなくなってしまったり、色々なストレスや不安を抱えていると思います。
しかし、色々なことが変わってしまったことで暗いマイナスな気持ちになってしまったら、そうした不安に押しつぶされてしまいます。
ですので、少しでも前向きな気持ちを持って、未来に向かって進んでいけるように「今、できること」、そして逆に「今しかできないこと」を考えて、そうしたことに全力で取り組むことで前向きな気持ちを持ってください。
「今できないこと」をいつまでも考えていても未来には進んではいけないので、「今できること」は何なのか自分自身で考えて答えを出し、その答えに向かって全力で取り組むことが必ず未来につながると思います。

こんなこと聞いてみました!

FAQ

Q1.速く走るために日頃から意識していたこと、走るときに考えていたことは?

川内 優輝
小学生の頃はスタートから全力で走ること、そしてゴールテープを切る瞬間まで最後まで全力で駆け抜けることを意識していました。

走るときには「負けたくない」という気持ちを持って、自分にもライバルにも負けない、と考えながら練習していました。

Q2.陸上選手になっていなかったら何になっていた?
(陸上競技をやっていなかった場合)

川内 優輝
2019年4月にプロランナーに転向するまでは埼玉県庁で公務員の仕事をしていたので、陸上競技をやっていなかったとしても公務員になっていたと思います。

Q3.好きな・苦手な練習メニューは?

川内 優輝
好きな練習は、レースと旅ラン(カメラを持って遠征先や旅行先で観光しながらジョギングをすること)です。

苦手な練習は、動きづくりや筋力トレーニングなどです。

Q4.休日、自粛時の過ごし方は?

川内 優輝
プロになる前の市民ランナーの時代には休日になるとレースに出たり、合宿に行ったり、山に走りに行ったり、平日には時間が足りなくてできないことをやっていました。

自粛時には練習以外の時間は基本的には自宅にいて、3ヶ月くらい電車も飛行機もバスも乗りませんでした。そして、自宅では段ボール10箱くらいたまってしまっていた様々な資料を整理していました。 様々な資料とは過去の大会のプログラムや結果、新聞や雑誌の切り抜きなどで、量が膨大過ぎて、何年間も整理できずにいましたが、コロナによって自粛になってしまったことで「今しかできないことだ」と奮起して、段ボール9箱分の資料をパソコンにスキャナで取り込んで電子化するなどして整理し、処分することで部屋が広くなりました。
また、外出しなくても「勉強なら自宅でできる」ということで、ネットショッピングで国内旅行地理検定の問題集を買って勉強することで検定試験に合格することもできました。
その他にも世界中のSNSで繋がっているランナーの友達から海外のランニング情報(外でランニングができるか、どのような制限があるか、など)を収集して、表を作成して世界中のランナーに情報提供をしたり、新聞や雑誌の電話取材やメール取材、原稿執筆などもしていました。

Q5.小学校時の夢は?

川内 優輝
定職について、日本全国を旅することでした。

Q6.今後の目標は?

川内 優輝
走ることを通じて、自分の知らない世界を知ることです。

日本全国・世界各国の様々な大会で優勝をしたり入賞すること、マラソンの奥深さや楽しさを色々な人に伝えること、そしてフルマラソンを2時間7分台で走ることです。

気になる選手のマル秘情報

PROFILE

川内 優輝選手

川内 優輝
生年月日
1987年生まれ
出身地
東京都世田谷区生まれ、埼玉県久喜市(旧鷲宮町)出身
出身校
春日部東高校、学習院大学卒
所属
埼玉県庁を経て、現在は「あいおいニッセイ同和損害保険」に所属。

ベストタイム

  • 1500m 3分50秒51(2012年)
  • 5000m 13分58秒62(2012年)
  • 10000m  29分02秒33(2010年)
  • ハーフマラソン 1時間02分18秒(2012年)
  • マラソン 2時間08分14秒(2013年)

大会 出場・結果

・2011年 第13回世界陸上競技選手権大会(韓国・大邱)マラソン日本代表
・2012年 第20回世界ハーフマラソン選手権大会(ブルガリア・カヴァルナ)日本代表
・2013年 第14回世界陸上競技選手権大会(ロシア・モスクワ)マラソン日本代表
・2014年 第17回アジア競技大会(韓国・仁川)マラソン日本代表 銅メダル
・2017年 第16回世界陸上競技選手権大会(イギリス・ロンドン)マラソン日本代表
・2018年 ボストン・マラソン2018(アメリカ合衆国)優勝
・2019年 第17回世界陸上競技選手権大会(カタール・ドーハ)マラソン日本代表

ちびっ子健康マラソン大会 出場・結果

【茨城】カスミ・S&B杯ちびっ子健康マラソン大会…小学1年生5位、2年生2位(1500m 6分12秒)、3年生4位、4年生8位、5年生8位、6年生13位

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