豆知識
いろいろな「唐辛子」
~唐辛子のさまざまな種類について~
唐辛子は熱帯アメリカが原産ですが、世界中に広まりながら、形、大きさ、辛さの異なる種が数多く生まれてきました。代表的な唐辛子の違いや呼び名についてご説明します。
一般的な“赤唐辛子” 「チリーペッパー」「レッドペッパー」「カイエンペッパー」
メーカーによって呼び方が違うこともありますが、エスビー食品のSPICE&HERBシリーズでは、「チリーペッパー」と「レッドペッパー」を製法や粒度によって、別の商品としてラインアップしています。
「チリーペッパー」は、乾燥した赤唐辛子のみを使用し、パウダーやあらびきタイプをご用意しています。
「レッドペッパー」は焙煎した赤唐辛子もブレンドし、辛みだけでなく香ばしい香りが特徴の、粗めのパウダーです。
「カイエンペッパー」については、一品種の名前とする説明もありますが、チリーペッパー(唐辛子)の別名として使われているのが一般的です。特に日本では、料理人のなかで唐辛子が“カイエン”と呼ばれることが多く、エスビー食品の業務用「セレクトスパイス」シリーズでは、「カイエンペッパー」としてさまざまな形態をそろえています。
ちなみに、「鷹の爪」は、元々は一品種の名前でしたが、だいたい長さ5~7cm、幅約1cmほどの小ぶりな唐辛子のホール形態品を指すことが一般的です。
エスビー食品の家庭用スパイスでは、チリーペッパー/唐辛子のホール・輪切り・糸切りの形態については、「旬の香りシリーズ」または「菜館シリーズ」にてラインアップをしており、ホール形態としては、旬の香りシリーズでは「鷹の爪」、菜館シリーズでは「赤唐辛子(ホール)」の名で販売しています。
韓国産唐辛子
一般的な赤唐辛子とは種類が異なり、辛みが少なく、甘みがあり独特の風味が特徴です。多めに使ってもそれほど辛くなく、鮮やかな赤い色と唐辛子の風味を料理につけることが出来ます。キムチやサラダなどの副菜から、チゲのような韓国風の鍋料理まで、韓国料理に幅広く使われます。
ハバネロペッパー
特に辛い唐辛子としてその名が知られています。普通の唐辛子の辛さでは物足りないという方におすすめです。
刺激が強い唐辛子なので、使う量はもちろん、使った手で目や顔に触れたりしないよう気を付けましょう。
ハラペーニョペッパー
メキシコ料理で多用される青唐辛子です。サルサソースやタコスなどを本格的な風味に仕上げることができます。
ハバネロペッパーのように”激辛”というほどではありませんが、辛みはしっかりつきますので、初めは味をみながら加えていくとよいでしょう。
唐辛子と間違えやすいミックススパイス 「チリパウダー」
チリパウダーは、唐辛子にクミン、オレガノ、ガーリック、パプリカなど何種類かのスパイスやハーブをブレンドしたミックススパイスで、メキシコから北アメリカにかけての料理などでよく使われ、特にチリコンカンを作る時には欠かせません。
チリーペッパー(パウダー)と名前が似ていますが、内容は異なりますので注意しましょう。
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※メーカーによっては唐辛子のパウダーを「チリパウダー」として販売するケースもあるため、他メーカーの製品を使用する際には、原材料表示をよく確認してください。