Qいつもはビーフカレー派ですが、たまにはチキンカレーも作ってみようかと思います。
ビーフに比べてもしっかりと満足できるように、スパイスで工夫することはできますか?
A
こんにちは。お肉によって様々なバリエーションのカレーを楽しむのも良いですね。
使うスパイスに決まりはありませんが、特におすすめのスパイス&ハーブをご紹介します。
( )はカレー4~5人前に対する使用目安です。
チキンカレーに!
淡白な風味の鶏肉には、あまりどっしりと強い香りのスパイスよりも、ちょっとアクセントとなるスパイスや、軽めのさわやかな香り・柔らかい香りのもののほうが鶏肉の風味を生かせておすすめです。
クミンシード
インド料理に欠かせないスパイス。
クミンを加えるだけでぐんと本格感が増します。(小さじ1/2~1程度を炒める際に)
※クミンシードの使い方等、詳しいご案内はこちらをご覧下さい。
カルダモン
爽やかで快い刺激のある香りは「香りの王様」とも呼ばれ、香り立ちの良いカレーに。
(仕上げに風味をみながら少量ずつ)
バジル
甘みを含んだシソに似た香りが鶏肉にマッチ。
鶏肉を炒める際にも、煮込む際にも使えます。
(小さじ1/2程度を肉を炒める際または煮込む際に)
もう少し詳しく
他の素材では…
ポークカレーに!
豚肉特有のくさみを消したり、こってりした豚脂にマッチする香りの強いスパイスがおすすめです。
ジンジャー、シナモン、クローブなどがよく合います。
ビーフカレーに!
牛肉も風味の強い素材のため、多くのスパイスが使われるのですが、特に強い香りを持つクローブの相性が抜群で、ビーフカレーの風味を深めてくれます。
(香りが強いので入れ過ぎには注意!)
その他どんなカレーにも!!
肉素材とスパイス&ハーブの相性を知っておくと、カレーのみならず様々な料理に応用でき、レパートリーが広がります。この機会にぜひスパイスと素材の相性をお楽しみ下さい。
この記事を作成・監修したスパイス&ハーブマスター
磯部 友美
スパイス&ハーブサポートデスク
スパイス&ハーブサポートデスクでは、スパイス・ハーブの使い方や楽しみ方に関するご相談をお受けいたします。
皆様から寄せられたご質問は、後日メールにてご回答いたします。