香りでアレンジvol.4
本格的な香りと味わいがカンタンに
「カレー香る炊き込みご飯」
毎日の食卓から、お弁当やおもてなしにも。具材によって無限にバリエーションが広がる炊き込みご飯。スパイスとハーブの芳醇な香りを楽しめる「カレー炊き込みご飯」を紹介します。鶏肉の旨味もぎゅっと凝縮されて、ついつい箸が止まらなくなる美味しさです。
出来立てホカホカ、香りがたまらない!
炊き込みご飯の魅力といえば、なんといっても炊き上がった瞬間ではないでしょうか。炊飯器の蓋を開けた瞬間、湯気と同時に舞い上がる香りに、つい顔もほころんでしまいます。
鶏肉やしめじといった定番の具材を、カレー粉のちょい足しで、おもてなし料理にアレンジしてみませんか?
鍋で炊飯して、そのままお客様の前でサーブすれば、炊き上がりの香りも一緒に楽しんでもらえます。
炊き込みご飯はスパイスと相性バッチリ
実はインドでは、パンやナン以上に、お米を日常食としている地域が多いんです。
特に、スパイスやハーブの風味を楽しむのにぴったりな炊き込みご飯は、ビリヤニやプラオといったさまざまな調理法で食べられています。
カレー炊き込みご飯は、鶏肉とパプリカ、しめじに玉ねぎと、具沢山。カレーの香りが野菜を包み込んでくれるので、お子さんの苦手な野菜をみじん切りにして加えてもいいかもしれません。また、ご飯が冷めてもスパイスの香りが効いているので、お弁当に入れたり、おにぎりにするのもオススメです。
一見難しそうな炊き込みご飯ですが、赤缶カレー粉を使って、簡単に作ることができます。この機会に、ぜひマスターしてください!
それでは、さっそくカレー炊き込みご飯の作り方をご紹介しましょう。
※記事中は鍋で炊く場合の手順をご紹介しております。
炊飯器で炊く場合は、下記「作りかた(炊飯器で炊く場合)」をご参照ください。
下準備
1
2
3
4
5
6
材料(4人前)
- 白米
- 3合
- 玉ねぎ
(みじん切り) - 大1/2個
(100g)
- パプリカ(赤・黄)
(1cm角に切る) - 各1/2個
(各80g)
- しめじ
(小房に分ける) - 50g
- 鶏もも肉
(ひと口大に切る) - 150g
- 李錦記 鶏丸ごとがらスープ
(顆粒) - 大さじ2
作りかた(鍋で炊く場合)
-
鍋に白米と水600mlを入れ、大さじ3取り除きます。
(野菜から水分が出るのでその分取り除きます。) -
1に白ワイン、がらスープ、カレー粉大さじ1を入れ、混ぜ合わせ、
味付塩こしょうで味を調えます。 -
フライパンに、オリーブ油またはバターを熱し、鶏肉、野菜を炒め、
味付塩こしょう、カレー粉大さじ1/2を振り入れて、さらに炒め、
2に加えます。 -
鍋に火をかけます。
強火で沸騰したら弱火にし、12分ほど煮込みます。
再度強火に戻して30秒煮込んだら、5分ほど蒸らします。焦げたような香ばしい香りがしてきたら火を止めて確認してください。
ふたを開けてまだ水っぽいようだったら、数分ほど追加で火を加えます。 -
器に盛りパセリをふります。
*炊きあがりのタイミングは、使用する鍋の厚さや、火加減によって違うため見極めが必要です。今回は直径25cmのホーロー鍋を使用しています。
*具を炒めるときにオリーブ油とバターを半々にしてもそれぞれの香りがプラスされ、おいしく召し上がれます!
作りかた(炊飯器で炊く場合)
-
炊飯器に白米と水を入れ、大さじ3取り除きます。
(野菜から水分が出るのでその分取り除きます。) -
1に白ワイン、がらスープ、カレー粉大さじ1を入れ、混ぜ合わせ、
味付塩こしょうで味を調えます。 -
フライパンに、オリーブ油またはバターを熱し、鶏肉、野菜を炒め、
味付塩こしょう、カレー粉大さじ1/2を振り入れて、さらに炒めます。
炒めたものを2に加え、炊飯器のスイッチを入れます。 -
器に盛りパセリをふります。
*具を炒めるときにオリーブ油とバターを半々にしてもそれぞれの香りがプラスされ、おいしく召し上がれます!
[文・写真] 峰 典子
香りで美味しさを引き立てるおもてなし。
ぜひ試してみてくださいね!