香りでアレンジvol.7
話題のあのレシピを赤缶カレー粉でアレンジ!
余った食材で、おいしく節約
「野菜たっぷりカレー春巻」
安いからと思って買ったものの、中途半端に余ってしまった野菜たち。
そんな野菜を使った定番のお味噌汁や炒め物に飽きたら、「カレー春巻」に挑戦してみませんか? 春巻は、ポイントさえ押さえれば、どんな野菜とも相性の良い料理。お弁当にもオススメです!
「もったいない!」を解決する、野菜レスキューレシピ
無駄なく使おうと思っていても、ついつい余らせてしまう野菜ってありますよね。
足の早いもやしや、丸ごと買ってしまったキャベツや大根。袋売りしている玉ねぎやにんじんは残りがちです。
そんな時は炒め物やお味噌汁に限る、という人も多いと思いますが、ぜひチャレンジしてもらいたいのが「春巻」です。春巻はどんな野菜でも相性が良く、夕食のおかずとしてだけでなく、お弁当にもぴったりな、お役立ち度の高い料理です。
今回は赤缶カレー粉で香りをプラスした食欲そそるレシピをご紹介します。
実は簡単。春巻づくりのコツを教えます!
本来、中華料理での春巻は、豚肉やたけのこ、しいたけ等をせん切りにして炒め、
小麦粉でできた皮で包み、油で揚げたもの。今回は、玉ねぎ、にんじん、もやしをメインの
具材にして、野菜たっぷりのカレー春巻を作りたいと思います。
春巻の作り方について調べてみると、苦手意識を持つ人が多いようです。餃子は頻繁につくるけれど、春巻はお惣菜か冷凍にお任せ、という声をよく見かけました。
特に多かったのが、具材がべちゃっとしてしまう、あるいは、皮がパリパリに揚がらない、というお悩み。これは、ちょっとしたポイントですぐに解決します!次の章でそのポイントをお知らせしますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ポイントは“とろみ”と“温度”
それでは、春巻を上手に作るポイントを3つ挙げましょう。
ポイント1:具材は固めにとろみづけ
炒めた具材にスープを加え、片栗粉でとろみをつけます。
他の料理よりも強くとろみをつけていきましょう。あんかけ焼きそばのように、とろりとした感じだと、まだまだ。ぼってりと具材がひとかたまりになるくらいが理想です。
ポイント2:具材は冷ましてから包む
具材を熱いまま包もうとすると、皮が水を含んで破れてしまい、揚げている最中に爆発してしまう原因となります。ですので、具材はしっかりと冷ますようにしましょう。バットに広げると、手早く冷ますことができます。
ポイント3:包んだらすぐに揚げる
包んだ状態で冷蔵庫に保存してしまうと、皮が水分を含んでしまい、パリパリの春巻に仕上がりません。包んだらすぐに揚げることが大事なので、具材だけ冷蔵庫に入れておき、揚げる直前に包むようにしましょう。もしくは、包み終えたものを冷凍庫で保存することもできます。
ポイント4:低い温度でじっくり揚げる
始めから高温で揚げてしまうと、あっという間に焦げてしまいます。ですので、温度の目安は150℃。菜箸を入れて細かい泡が静かに上がってきたら、揚げ時です。冷凍春巻の場合も、解凍せずそのまま低い温度で揚げましょう。
それではさっそく作り方をご紹介しましょう。
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材料(10個分)
- 玉ねぎ
- 1個
- もやし
- 50g
- にんじん
- 1/2本
- 小松菜
- 少々
- ひき肉(今回は豚を使用)
- 50g
- 春雨
- 40g
作りかた
- 野菜を長さ3cm程度のせん切りにします。小松菜の軸は食べやすいように粗みじん切りにしましょう。また、春雨は水に戻し、ざるに上げて水気を切り、長さ3cm程度にカットします(キッチンハサミを使うと楽)。
- 火の通りにくいにんじん、玉ねぎ、小松菜、もやしの順に野菜を炒め合わせます。火が通ったら春雨を加え、いったん火を止めます。
- 調味料Aを全て加え、再度中火にかけ、2〜3分煮ます。
- 水溶き片栗粉を加え、とろみがついたら火を止めて、バットなどに広げて具材を冷ましておきます。
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皮に包み、約150℃に熱した油に並べ入れ、皮が香ばしくパリッとしてくるまで、
中火で7〜8分揚げます。
[文・写真] 峰 典子
余った食材で、試してみてくださいね。