忍野試験農場概要

忍野試験農場(1993年開設)は、日本有数の湧水・富士山麓山梨県忍野八海で知られる忍野村に位置し、その恵まれた自然環境の中で、ワサビをはじめとし、エスビー食品の原点である"スパイス&ハーブ"原料の栽培研究を進めています。

概況(2022年7月現在)

所在地 〒401-0511 山梨県南都留郡忍野村忍草3224
面積 土地 8,462m2(2,560坪)
温室総床面積 2,400m2
設備 温室 全16棟
内訳
水ワサビ栽培専用(畳石式モデル、北駿式モデル)研究温室、畑ワサビ栽培研究温室、超省資源型栽培研究温室、ハーブ苗・バジル・唐辛子・マスタード等研究温室

沿革

1980年 現スパイスセンター(板橋区)敷地内に、ガラス温室設置。香辛料全般に係る品栽培及び、バイオテクノロジーの研究を開始。
1984年 ハーブを中心とした水耕栽培の研究開始。
1986年 バイオ技術による香辛料新品種育成等を目的とした細胞融合、メリクロン技術及び、有用物質生産の研究開始。
1990年 全世界の唐辛子品種を収集し、育種研究開始。
1993年 忍野試験農場開設:日本全国及び世界のワサビ品種を収集し、育種研究に着手。
1995年 温室等増設:ワサビ原料の海外栽培事業化に向け、適正品種の採種栽培開始。
1997年 ハーブ苗栽培:フレッシュハーブ事業を支える優良種苗の確保と、ガーデニングブームビジネスへの対応。唐辛子栽培:優良品種の育成と商品展開に着手。
1998年 ホースラディッシュ栽培:原料の品質及び安定供給を目的とし、基礎と応用に着手。ワサビ自社採種栽培:ワサビ海外栽培事業に向け、自社供給体制を進める。
2000年 温室等設備増設:ワサビ自社採種栽培の増産体制へ。
2001年 フレッシュハーブ:バジルに特化した育種研究開始。
2004年 唐辛子「SBカプマックス」が品種登録される。
2006年 唐辛子国産原料化:種苗確保及び栽培~収穫技術までの産地連動拠点となる。「SBカプマックス」が当時世界一辛い唐辛子としてギネスブックに登録される。
2008年 スィートバジル品種(SBロイアルスウィート、SBイタリアンガーデン)が品種登録される。
2016年 国内バジル栽培におけるべと病被害低減対策の研究を開始。
2021年 持続可能なスパイスやハーブの調達に向け、超省資源型栽培の研究を開始。