物流における環境配慮

モーダルシフトの推進と物流効率化

物流におけるCO₂排出量削減のために、車を利用した陸上輸送から、より環境負荷の低い鉄道や船舶輸送への転換(モーダルシフト)に取り組んできました。

2021年度に続き2022年度も、遠距離配送の物量割合が相対的に縮小する一方で近距離配送の物量割合が増加する傾向からモーダルシフト率は低下しました。製品輸送の積載効率の向上、原料・資材の工場への効率的な納品などを進めることで、これからも継続的なCO₂排出量削減に取り組んでいきます。

幹線輸送におけるモーダルシフト率推移

幹線輸送におけるモーダルシフト率推移

資材軽量化によるCO₂排出量削減

都市部におけるトラック輸送の割合が増加したこともあり、2022年度の輸送時におけるCO₂排出量はほぼ横ばいでしたが、製品に使用する資材の軽量化など、CO₂排出量を削減する取組みは継続的に進めています。

軽量化に際し、最大の課題は強度の確保です。圧縮強度試験や保管試験を実施し、その安全性を確認しています。2023年度も他の製品に対象を広げて軽量化を進め、物流における環境に配慮した取組みを継続していきます。

輸送におけるCO₂排出量と輸送トンキロの推移

CO₂排出量と輸送トンキロの推移