ディルシード/Dill seed

ピクルスの定番スパイス。

科名 セリ科
原産地 南ヨーロッパ、西アジア
利用部位 種子(植物学上は果実にあたる)
別名 いのんど、蒔蘿(じいら)、ジル、サワ

特徴

こんなスパイス&ハーブです。

甘さのある独特のさわやかな香りで、噛むとわずかに感じる刺激のある味わいが特徴です。

語源・別名

いのんど、蒔蘿(じいら)、ジル、サワ

エピソード

紀元前3千年の粘土板にも刻まれていた

エジプトと並ぶ古代文明を誇ったメソポタミア(現イラン・イラク)地方から、紀元前3000年頃のものと思われるスメル粘土刻板が発掘され、そこには、当時スメル人が薬用にしていた香料植物約200種が刻まれていましたが、その植物リストの中にディルの名前がありました。また、中世のヨーロッパでは、戦いで傷ついた騎士たちが、その傷口に焼いたディルの種子を貼り付けて治療したといわれています。

適した料理

ピクルス、パン、スープ、ドレッシングなど

ビネガーとの相性が良く、ピクルス液などの香りづけによく使われます。また、スープ、パン、ドレッシングなどにも用いられます。
他にも、料理(マリネ、から揚げ、チキンライスなど)の下味やかくし味に利用すると、味に奥行きと深みが出ておすすめです。

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