初めてのハーブ講座

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季節のハーブの育て方

バジル

別名:バジリコ、メボウキ/学名:Ocimumbasilicum
分類:シソ科・メボウキ属/高さ:草丈約60cm
一年草または多年草/開花期:6~9月/性質:非耐寒性

消化促進、抗菌作用がある葉は、チーズやトマト、にんにくとよく合い、肉や魚をおいしくする。葉の汁を肌にこすりつけると、虫さされのかゆみ止めと、蚊よけになるとされる。
イタリア料理に欠かせないスイートバジルの他に、赤紫の葉色が美しいダークオパールバジルや、ルビンバジル、タイ料理に使われるタイバジル、レモンの香りがさわやかなレモンバジルなどがある。

育て方ポイント

  • 種まき

    簡単に発芽するので、プランターに種をまくほうがたくさん収穫できて経済的。発芽適温が高いので、春、ソメイヨシノの散った後ぐらいに種をまく。発芽が揃ったら、丈夫な芽を残すように間引くのをくり返し、最終的に15センチほどの株間を空ける。間引いた芽や苗は料理に使える。

  • 苗の選定

    種まきが苦手ならば、苗を植えるのが一番簡単。屋外への定植は、5月に入って遅霜の心配がなくなってから、日当たりのいい場所に。肥沃で水はけの良い土に、有機配合肥料などの元肥を埋め込んで定植。2週間に1回ほど液肥を与える。

  • 繁殖

    生長期には、枝先を水を入れたコップに生けておくだけで、一週間ほどで根が生えてくる。根がでてきたら、鉢やプランター、庭に定植。

  • 収穫と剪定

    花芽があがってきたら、収穫を兼ねて株を半分くらいの高さに刈り込み、新しい枝を出させるようにすると、長期間収穫できる。

  • 冬越

    室内で越冬できる観賞用のアフリカンブルーバジル以外は一年草として扱い、花が咲いて株が枯れたら抜き取る。アフリカンブルーバジルは室内で越冬させる。

特記事項

軟腐病にかかる事がある。突然バジルの枝先がしおれて腐ったようになってしまったら、病気を疑う。その場合は苗を抜き取って生ゴミとして捨てるか焼き捨てる。プランターの土も替えなければならない。

ラベンダー

コモンラベンダーの別名:イングリッシュラベンダー/
学名:Lavandulaangustifolia/分類:シソ科・ラバンドゥラ属/
高さ:草丈60~70cm・常緑小低木/開花期:6月~7月/
性質:耐寒性

ラベンダーの甘くすっきりとした花の香りには、鎮静作用があり眠りにつきやすくするといわれる。コモンラベンダー(別名:イングリッシュラベンダー)が最も一般的で、薬用・ハーブティー・浴用・美容・料理やお菓子の香り付けに使うのは主にこの仲間。ロイヤルパープル、ヒドコートなど多品種があり、品種名で売られることが多い。
コモンラベンダー以外にも、フレンチラベンダー、レースラベンダーなど多くの種類があり、花の姿や香りもさまざま。ポプリやリース、押し花などのクラフトには、どのラベンダーも利用できる。

育て方ポイント

  • 種まき

    発芽が揃いにくく、成長も遅いうえに、香りなどの性質にもバラつきが出やすいので、苗を手に入れて育てるか、挿し木が適当。

  • 苗の選定

    夏でも比較的涼しく冬は温暖という、地中海沿岸地方に自生するラベンダーは、高温多湿の日本の夏が苦手。春または秋に定植するが、鉢植えにする場合は素焼き鉢で。水はけの良い小粒の赤玉土を中心に、腐葉土、堆肥、もみ殻くん炭を混ぜ込んだ土を使うといい。もみ殻くん炭は土を改良し、酸性土壌を中和させるとされる。有機配合肥料を元肥として埋め込む。庭植の場合は、水はけ、日当たり、通気性の良い場所に。

  • 繁殖

    6月~9月頃に新しい枝先を15センチほどの長さで切り取り、上から1/3を残して葉を取り除く。小粒の赤玉土を水で湿らせたところに茎の半分くらいを斜めに差し込み、まわりの土を押さえておく。1ヶ月ほどで根付く。

  • 収穫と剪定

    花期を迎えたラベンダーは、はじめ、花穂についたたくさん小さな蕾が閉じていて、やがてひとつひとつが開花する。ドライフラワーやポプリにするなら、蕾の状態の時に収穫した方が香りが良く、きれいに仕上がる。花穂はなるべく早く切り取ることが、株の生育のために重要。花茎に葉が10枚くらいついた場所で切り取る。花の後に葉の上部から10センチぐらいのところで刈り込んでおく。枝が込み合っている場合は、間引くように剪定する。

  • 冬越

    コモンラベンダーは屋外で。フレンチ系のラベンダーは寒さの厳しい場所では日当たりの良い軒下に取り込んだ方がいい。レースラベンダーには耐寒性がないので、暖かい室内に取り込む。

特記事項

ハーブとして利用しやすいのはコモンラベンダーだが、耐寒性には優れているものの高温多湿に弱く、日本の夏が苦手。最近園芸店で出回っている耐暑性のある交配種は、香りが弱い場合もあるが、格段に育てやすい。

チャイブ

別名:シブレット/学名:Allium schoenoprasum/
分類:ユリ科・ネギ属/高さ:草丈約30cm・多年草/
開花期:5月~6月/性質:耐寒性

アサツキによく似たチャイブ。マイルドなネギの香りの葉は、和食に無理なく合い、アサツキの代わりに使える。サラダやスープの香り付けにしたり、細かく刻んでバターに練り込みハーブバターに。ミニチュアのネギ坊主のような紫桃色の花は、ばらして葉と同じように使う。また、丸ごとの花と葉をビネガーに漬けると、美しいピンク色に染まる。

育て方ポイント

  • 種まき

    種をまくと一斉に発芽してくるので、間引いて育てる。間引いた芽は芽ネギとして利用。

  • 定植

    春または秋に苗を植え付けるのが簡単。日当たりのいい場所で育てる。土にはバーミキュライト、腐葉土などを混ぜ込み、肥沃で水はけがいいように。有機配合肥料を元肥として埋め込んでおく。2~3週間に一度、薄めた液肥を与える。

  • 繁殖

    鱗茎ができるので、増やすには、株分けで。9月中旬から10月中旬頃に株を掘りあげ、株分けして植え付ける

  • 収穫と剪定

    収穫は葉を根元よりカットするが、花を見たい場合は、間引くように使う。花が咲いた後の葉はかたくなってしまい風味が落ちる。

特記事項

花後の種を採っておいてまく事もできる。