【おいしくクイックハーブ】では毎回1種類の「食べておいしいハーブ」をピックアップし、そのハーブの納得情報や育て方を解説します。メインは、《ベジ》《缶詰》《調味料》の月替わりテーマでトライする、簡単なおいしいハーブ料理。《やさしいハーブ ヒントレシピ》でも楽しいレシピをご紹介します。
育てやすくて、いろいろな使い道のあるローズマリーは、ハーブ生活を始めるときにぜひ選びたいハーブです。
別名:マンネンロウ / 学名:Rosmarinus officinalis / 分類:シソ科マンネンロウ属 / 高さ:樹高30cm~1.5m / 花期・不定期(秋~春が多い) / 性質:常緑小低木・半耐寒性
針葉樹のようなすがすがしい葉の独特の香りが豚肉、牛肉やラム肉などの肉料理やイワシやサバなどの魚料理に合います。トマト、ニンニクとも相性が良く、イタリア料理に欠かせません。ティーには強壮、循環促進、神経の調和作用がありますが、作用が強いので適量を短期間の飲用にしましょう。
葉には殺菌・抗酸化作用があり、外用にもできます。濃い浸出液をシャンプー後のリンスに使うと、ふけを防ぎ髪の毛を健康でつややかにするのに役立ちます。リンゴ酢につけたローズマリービネガーは、ドレッシングなどに最適ですが、薄めたものをヘアーリンスにしたり、お風呂に入れても効果的です。
いつも常備しているツナ缶。サラダや炒めものに使いますが、ツナの匂いが気になることがあります。今回のレシピは、ツナ缶をローズマリーと一緒にカリッとするまで炒めて味付けしたものをドレッシング代わりのトッピングにして、スライスした香味野菜にのせたものです。ツナの水っぽさがなくなって、香ばしくておいしい!
※フレッシュ(生)のハーブはS&Bでも取り扱っています。
※スパイスはS&Bでも取り扱っています。

氷水にセロリをつける

ブラックペッパーを入れる

玉ねぎを加えて炒める

盛りつける
さば味噌煮缶は、栄養価が高くておいしく、しかも安価なので、これも常備したい缶詰です。ざっとほぐしたさば味噌煮缶に、おろした長芋と、マヨネーズとねぎを混ぜ合わせた和風ホワイトソースをかけて、トースターでこんがり焼くと、ご飯に合う、ヘルシーグラタンのできあがり!熱々をいただきましょう。
※フレッシュ(生)のハーブはS&Bでも取り扱っています。
※スパイスはS&Bでも取り扱っています。

切り方

すりおろした長芋に、ねぎとマヨネーズを入れる

さば缶とローズマリー、しょうがを混ぜる

1としめじ、ミニトマトを器に入れる

器の材料にすりおろした長芋をかける
ローズマリーは古くからヨーロッパで、「記憶を司るハーブ」とされてきました。近年の研究で、ローズマリーの香りには実際に記憶力を高める作用があるらしいということが明らかになり、昔の人の知恵は素晴らしいと感心します。
ローズマリーの生葉には、精油とは違った新鮮でスピリチュアルな香りがあります。ネックレスのように身につけたら、仕事もはかどりそうな予感!

ローズマリーで輪を作る

ひもを通す
日本の夏の暑さにも冬の寒さにも比較的強いローズマリーは、
初心者でも育てやすいハーブ。お料理に美容にと、いろいろと使えます。
ローズマリーには、立性、匍匐性、半匍匐性があります。 花色は濃いブルー、淡いブルー、ピンク、白などがあります。植える環境や庭のデザイン、利用目的を考えて苗の種類を選ぶといいでしょう。葉の香りも多少異なるので、料理に使う場合は、葉の香りをかいで、マイルドなものをセレクトしましょう。
苗を植えるのが一番簡単。定植は、5月に入って遅霜の心配がなくなってから日当たりと水はけの良い場所に。
苗の定植時に有機配合肥料などの元肥を土に埋め込み、花の咲いた後に追肥をやる程度で十分です。乾燥にも強く育てやすいハーブですが、夏の暑さと湿気に弱いので、風通しのいい、とくに水はけのいい場所に植えるようにしましょう。
土の上に直接鉢を置く場合、鉢の中にアリが巣を作り、急に枯れてしまうことがあるので注意しましょう。
鉢植えの水やりは、土がすっかり乾いてから十分に。水のやり過ぎに注意しましょう。土に赤玉土やパーライトを混ぜて水はけをよくすると丈夫に育ちます。
梅雨や秋の長雨の前に混み合った枝を剪定しましょう。木が大きくなってからの植え替えは、枯らす可能性が高くなります。
暖かい地域ならば容易に冬越しができます。寒い地域での庭植の場合は、株元に腐葉土や敷きわらなどで防寒のマルチをすると安心です。寒さの厳しいところでは、鉢植えにして、鉢を日当たりのよい軒下に移動するといいでしょう。コンクリートやタイルの上に直接鉢をおかずに、木のすのこや段ボール、レンガなどを鉢の下に置いて、寒さで根が傷むのを防ぐ工夫も有効です。
葉を使う場合は、枝ごと切りとって、茎から葉を外して使います。柔らかい枝先は、そのまま使えます。
乾燥させる場合は、茎ごと乾燥させてから葉を外すと簡単です。
【文・スタイリング・制作】榊田千佳子 【撮影】タケダトオル、榊田千佳子 【制作協力】吉田雅紀子