納得のハーブ情報

ミントいろいろ

ミントにはたくさん種類があるようなのですが、どのミントも食べられるのですか?何種類か育ててみたいのですが、どのような種類がありますか?

1.スペアミント/2.オーデコロンミント/3.ペニーロイヤルミント/4.カーリーミント/5.パイナップルミント/6.ジンジャーミント/7.スイスリコラミント/8.オレンジミント/9.アップルミント/10.ハッカホクト/11.ペパーミント/12.ケンタッキーカーネルミント

12種類のミントを写真でお見せしますので参考にしてください。香りは名前の通りというわけではありませんが、それぞれ個性があるので、コレクションするのも楽しいかと思います。

基本的にどのミントもハーブティーや料理に使えますが、香りによっては合わないものもあるので、香りと味を確かめてから使ってください。例外的に、ペニーロイヤルミントは、ハーブティーなどで大量に摂取するのには注意が必要です。
ペニーロイヤルミントは、妊娠・授乳中の方には禁忌のハーブです。

ミントのタイプを利用方法に応じて以下のように分けてみました。

○マイルドタイプ
香りがマイルドなミント。スペアミントやアップルミントが代表的。やさしい香りでメントール分をほとんど含みません。ハーブティーの他、サラダやスイーツなど料理に使いやすいミントです。ケンタッキーカーネルミントは、スペアミントとアップルミントの交配種です。オレンジミントとジンジャーミントも、どちらかというとマイルドタイプでは?

○ワイルドタイプ
対してワイルドNo.1は、ブラックペパーミント。紫がかった茎にしっかりとした厚みの葉をつけるミントです。メントールの含有量も多く、ピリッとした香りが特徴。キャンディーミントもブラックペパーミントの仲間です。
茎が緑色で葉が薄いタイプのペパーミントは、ホワイトペパーミントと呼ばれます。スイスリコラミントはこの仲間です。ホワイト系はスッキリと雑味のない香りですが、ブラック系と比べると性質が弱く、高温期に枯れてしまったりします。
中でもメントールが最も多く含まれるミントはハッカ(薄荷)とされています。ハッカの甘みのある香りと清涼感も捨て難いですね。
スッキリとした爽快感が欲しいなら、ワイルドタイプのミントを選んでください。ハーブティーにすると目の覚めるような香りがあり、喉がすーっとします。
*乳幼児には、メントールの多いワイルドタイプのミントは適しません。

○エレガントタイプ
ハーブティーや料理には?な香りですが、ラベンダーに似たすばらしい香りのするミントがオーデコロンミント。メントール成分も少なく、優しく香水のような香りです。お風呂に入れたりポプリやサシェ(香りの小袋)にしたりして使います。

ペパーミント or スペアミント

お料理のレシピなどでミントとだけ書かれているときには、どのミントを使えばいいのでしょうか?代表的なミントを教えてください。

ミントと書いてあるときは、スペアミントかペパーミント(またはそれに近い栽培品種)を指すことがほとんどだと思います。
スペアミントの香りの主成分はl−カルボンといいます。やわらかな甘い香りと清涼感があり、料理やお菓子に使いやすいミントです。対してペパーミントの香りの主成分はメントールで、スッキリとした香りとクールな刺激があり、お菓子や飲みものに合うミントです。

どちらも好みに応じて使えばいいのですが、料理によっては、両方をミックスして使うのもいいかと思います。今号のデリシャスハーブでご紹介した、ラム肉に添えるミントソースには、両方をミックスして使っています。

こちらで、S&Bのスパイス&ハーブマスターが、スペアミントとペパーミントの違いについて詳しく説明しています。

ペパーミント(向かって右)
スペアミント(向かって左)

モヒート用ミント(イエルバブエナ)

ミントじゃないミント

ミントブッシュというミントの香りのする植物を育てています。これはミントの仲間ですか?
食用にできるのですか?

ミントブッシュはオーストラリア原産で、ミントに似たすばらしい香りの葉と青紫色の美しい花が咲く植物です。ミントの仲間ではなく、食用にもできません。アロマプランツとして楽しまれるといいと思います。

他にもミントと名のつく全く別の植物がたくさんあります。例えば、ミントマリーゴールドはメキシコ原産のキク科の植物で、ミントの香りは感じられませんが、ハーブとしても利用されます。カラミントは、シソ科のハーブで、ミントとオレガノをミックスしたような香りがします。

カラミント

ミントマリーゴールド

ミントブッシュ

育てやすいミントNO.1

ミントは育てやすいと聞きましたが、鉢植えにしているとだんだん元気がなくなって来てしまいます。
原因はなんでしょう。それから、バッタなどの虫に食べられにくいミントはありますか?

ミントはランナー(走出枝)という地表を這う茎で、好きな場所に移動して繁茂する性質を持っています。ですから、小さな鉢の中では根詰まりをおこしてしまいがちです。口径が小さく深い鉢よりも、口径が大きく浅い鉢の方がミントにとっては好ましいのです。どちらにしても、元気がなくなって来たら、ランナーをほぐしてカットして植え替えをしてみてください。きっと元気になると思います。

ミントの中でも強健で育てやすいのが、アップルミントではないかと思います。やわらかで優しい香りで、ハーブ全体が柔らかい毛で覆われているのが特徴です。その柔らかい毛のおかげか、虫も付きにくい種類です。