ハーブを気楽に育てて使って楽しむ【ガーデニングハーブ】。京都の榊田ガーデンからのブログ風《ハーブダイアリー》ではガーデン観察や日々のハーブ暮らしをごらん下さい。《変わり種ハーブ図鑑》では「これハーブだったの?」という植物や名傍役のハーブをご紹介。《ガーデニング基礎講座》では初心者も楽しめる園芸の基礎と便利なアイディアを解説。《季節のガーデニングここをcheck!》では季節ごとのハーブ仕事のポイントをアドバイスいたします。新コーナー《知ってる?ハーブQUIZ》も加わりました。
冷房を効かせた部屋の中から眺めていると、平和な我が家のハーブガーデン。でも・・・、一歩外に出てみると、もぁっと!熱風に包まれます。こんな季節に地中海生まれのラベンダー、タイム、セージ、みんな息苦しそう!暑くなる前の早朝に水やりを・・・、と心に誓うのでした。
照りつける太陽が怖い日中に、しつこい蚊に悩まされる夕方。というわけで、しばらく庭仕事はお休み。今日はインドカレーでいい汗をかきに行きました!
京都を訪れた世界中の旅行者が、そしてもちろん京都の人達が愛すとあるインド料理店。京都でこれほどおいしい「南インド料理」を食べられるということに、密かに誇りを感じてしまいます。特にドーサという、薄くてぱりぱりしたクレープの料理は、日本中探しても、そうそう食べられるものでもありません。
今日は特別に用意してもらったランチセット。お腹ぺこぺこで臨みました!
まずは、このお店の名物、「トマトスープ」。甘みと酸味のバランスがよくておいしい!
次にど〜ん!とやってきたのは、ターリに盛られたランチセット。み、見えない!熱々のナンの下には何があるのか?ナンはガーリックナンにしてもらいました。食べてみるとぱりっとしていい香り。
ナンを除けてみると、ジャーン!こんなに盛りだくさん。カメラにうっかり長いレンズを付けて来てしまったので、画面に収まりきれません。
手前から、豆のカレー、チキンカレー、五穀米ご飯、サラダ、パパド(豆の粉のおせんべい)に隠れた何か、ベジタブルカレー、コリアンダーのチャツネを添えたベジタブルサモサ。白いのは、フルーツが入った自家製ヨーグルト。
そしてパパドをそっと持ち上げてみると、なんともおいしそうなタンドーリチキンがでてきました。
どのカレーも素材とスパイスが絶妙に混じり合い、それぞれ違ったおいしさでした。スパイシーなのにやさしいお味。スパイスの豊かさを堪能したランチでした。
学名:Monarda didyma / 分類:シソ科・ヤグルマハッカ属 / 高さ:60cm〜150cm / 多年草 / 開花期:6月〜8月 / 性質:耐寒性
ベルガモットは北米東部に自生するハーブ。「モナルダ」と学名の一部で呼ばれることもあります。また、ホースミント、ビーバーム(ミツバチが好むことから)とも呼ばれます。
葉の香りがベルガモットオレンジに似ていることからこの呼び名が付いたそうですが、むしろタイムやオレガノに似たピリッとした風味と香りが特徴的です。若葉は刻んで肉料理の風味付けにタイムやオレガノのように使えます。ベルガモットのハーブティーは北米の先住民オスウィーゴ族が飲料としていたので、オスウィーゴティーとも呼ばれます。消化を助け風邪の引き初めにも飲まれます。
燃えさかるたいまつの火のような花が美しく、ガーデンプランツとしても優秀なハーブです。虫の被害も受けず寒さにも暑さにも強いハーブですが、多湿で風通しが悪いとうどん粉病を発生しやすいので注意。
ベルガモットの花は管状になった花がびっしりと萼(がく)に付いた形になっています。萼(がく)の部分は苦みと刺激的な味で食べにくいのですが、花はほんのり甘みとタイムのような風味でおいしい。サラダに散らしたりデザートに添えたりして。製氷皿に花びらを入れて凍らせたらこんなにきれい!ベルガモットの花氷を夏の食卓の演出に使ったり、飲み物に浮かべたりして使ってみては?
ベルガモットの花は、つぼみのときは地味で目立ちませんが、開くと緋色、ローズピンク、紫ピンク、白などの鮮やかな花色で、直径4cmほどにもなる大きな花を咲かせ華麗で見事!
ベルガモットの花色は本来の真紅の他にも、赤紫系、桃紫、白など、さまざまです。濃い花の色は熱い飲み物に入れると褪せてしまいますが、クッキーの生地の上に貼付けて焼くと色が失われずに焼き上がります。ただし、なるべく短時間で焼き上げないと色が変わるので、クッキーの生地は薄くしましょう。他にもホットケーキやシフォンケーキの種に混ぜ込む、冷たいスープに浮かべるなど、花色と風味を生かした利用法がいろいろと考えられます。
夏の定番は、ベルガモットの花をマドラーにしたアイスティー。 燃えさかるたいまつのような花が咲くことから、和名を「タイマツバナ」というベルガモットの魅力を最大限に楽しめるアイディアです。
ボウルに水を張った中で振り洗いしたベルガモットの花の付いた枝を、アイスティーのグラスにさすだけ。カラカラと混ぜる度にぴりっとしたベルガモットの香りが漂います。
ベルガモットに関することで、勘違いが多いのがアールグレイという呼び名の紅茶に関することです。
「アールグレイはベルガモットの香り」といわれるので、ハーブのベルガモットの葉(または花)の香りと勘違いしやすいのですが、この場合のベルガモットは、柑橘のベルガモットオレンジ(和名:ダイダイ)のこと。ベルガモットの精油で香り付けをしてあるそうです。
高級なアールグレイ紅茶は、ベルガモットの新鮮な香りと紅茶の香りが混ざり合って、ティーにして飲むとすばらしい味わいです。
ベルガモットにはMonarda didymaの他に、葉がミントに似ていて桃紫色の花が美しい「ワイルドベルガモット」Monarda fistulosaやレモンの香りの鮮やかな緑葉と段状になって咲くピンク色の花が愛らしい1年草の「レモンベルガモット」などがありますが、なんといっても変わり種はこの「ホースミントベルガモット」Monarda punctata。斑の入ったくすんだ黄色の花にくすんだピンクの萼がシックで素敵。ちょっと不気味な感じもします。
新シーズンからはじまる「知ってる?ハーブQUIZ!」は、ハーブの意外な姿や花、使い道などから、クイズを出して、答えを考えていただくコーナーです。まずはまとめて問題をご覧になって、答えを考えてくださいね!
【QUIZ 1】これは何でしょう?
【QUIZ 2】このおいしそうな、ブラックベリーのような実は、何の実でしょうか?
【QUIZ 3】これは何でしょう?
【QUIZ 1】の答え ![]() フラックスでした。正確にはFlax(=フラックスの赤花種=フラックスレッドLinum grandiflorum 'Rubrum'一年草)。 |
【QUIZ 2】の答え ![]() 桑の実でした。 |
【QUIZ 3】の答え ![]() ソープワートでした。毒性を含むので、飲むことはできません。 |
【文・スタイリング・制作】榊田千佳子【撮影】タケダトオル、榊田千佳子【制作協力】吉川和美