「タコライス」と初めて聞いたとき、てっきり「蛸飯」のことだと思ってしまいました。でも、これはメキシコの料理「タコス」のご飯バージョンのこと。これはどうやら、沖縄の人が工夫して食べ始めたようです。
 火を使うのはタコフィリングを作るときだけなので、夏でも楽勝の料理。ワンプレートのカフェ風メニューなので、後片づけもさっと済む。多人数のお客様のランチなどにぴったりです。
 子供用には、レッドペッパーをほんの少しにして、大汗かいて食べるのが好きな人には多めに。一度食べるとやみつきの味です。



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(4人分)
○フレッシュハーブ類 生のハラペーニョ・・・みじん切りにして約大さじ3
*タカノツメなどの辛みの強い種類のトウガラシなら、小さじ1ぐらいで十分。
ここでは、S&Bの「ハラペニョグランデ」を使った。
○野菜類   タマネギ・・・中1個
トマト・・・大3個
キュウリ・・・2本
紫タマネギ・・・1個
レタス・・・1/2玉
アボガド・・・1個
レモン汁・・・1/2個分
○肉類   豚ひき肉・・・500g
○その他食品   ご飯・・・3合分
サラダ油・・・小さじ1
トッピング用チーズ・・・千切りにして約大さじ4
トマトの水煮缶・・・400gのものを1缶
クミン(粉)・・・大さじ1
オレガノ・・・小さじ1(フレッシュの場合は大さじ1)
レッドペッパー(カイエンヌペッパー、一味唐辛子でも)・・・小さじ1/2
塩・・・約小さじ2
砂糖・・・大さじ1
コショウ・・・少々
     
 
野菜類の準備
野菜類はすべて洗って水気を切っておく。普通のタマネギはみじん切り。トマトは皮を湯むきして、1cmのさいの目切り。キュウリも同じく、さいの目切り。紫タマネギも同じように、7m/m角のさいの目切りにしてから、しばらく水にさらしたのち、水気を切っておく。
アボガドは半分に切って種を除き、さいの目切りにしたあと、レモン汁少々を全体にふりかけ、色が変わらないようにしておく。レタスは1cm幅の千切りに。
また、この時点で、炊飯器のスイッチを入れ、ご飯を炊き始めるといい。
サルサソースを作る
みじん切りのハラペーニョと、さいの目切りにしたトマト約1個分、さいの目切りにして水にさらした紫タマネギ大さじ3を器に入れ、レモン汁と塩で味を調える。
タコフィリングその1
フライパンにお湯を沸かして豚ひき肉を入れ、木べらで固まらないように混ぜながら色が変わるまでさっと湯がき、ざるにあげて水気を切っておく。
タコフィリングその2
フライパンにサラダ油をしき、みじん切りの普通のタマネギとクミンを入れ、タマネギが透き通るまで炒めたあと、2のひき肉を加えてさっと炒め合わせる。そこにトマトの水煮をつぶしながら入れ(汁もいっしょに)、オレガノ、レッドペッパー、塩、コショウ、砂糖を加え、とろみがつくまで中火から弱火で煮る(!ソースが飛び散ることがあるので注意する)。木べらから、ぽとっと落ちるぐらいのとろみに煮上がったら、味見をして、塩、砂糖、スパイス類などを必要ならば足す。
※フィリングは前日に作って冷蔵しておいてもいい。残ったら、冷凍もOK。
盛りつけ
深めのプレートの周囲にリング状に野菜類を盛りつけ(サルサの残りのトマトと紫タマネギも)、中央にご飯を盛りフィリングをのせ、千切りにしたチーズ(マイルドな味のチーズなら何でもOK)をトッピングする。
別の器に入れたサルサを添えてできあがり。
 


「タコス」は本来、トルティーヤというトウモロコシの粉から作ったクレープのような皮を、フライパンで焼いたり、油で揚げたりして、チキンやビーフなどをスパイシーに煮たフィリングと、玉ネギ、トマト、レタスを小さいサイコロ状に切ったものやチーズをはさんで食べるスナック的な料理です。固いぱりぱりした皮と、柔らかい皮があります。
 メキシコ系の人が多いアメリカでは、タコスが家庭でもよく食べられています。米軍基地がある沖縄にもタコスの店がいくつもあるので、家庭でも食べやすいように、ご飯バージョンが工夫されたのではないでしょうか。
 最近では、輸入食品を扱っているお店で、肉類と水を加えて煮るだけでいい、粉状のTACO MIX も売られています。便利ですが、添加物や塩分も気になるし、自分の味で作った方がおいしくて満足度アップだと思います。

スパイスのことなら

*プラス1*
いざお食事を始めてから、「もうひと味欲しい」ということ、よくありますよね。そういうときに便利なのが、S&Bの「液体スパイスシリーズ」スイートバジル、タイム、ローズマリーなどのハーブや、コショー、にんにく、唐からしなどのスパイス類の、フレッシュな風味と香りを植物油に移しこんだアロマティックな液体状のスパイスです。
小さなかわいいボトルにプッシュボタンが付いているので、一滴ずつ振りかけられるのが便利。タコライスにもレモングラススープにも、ポトポトっと振りかけるだけ。
液体状でなじみがいいので、料理の味わいを損ねずに、深みを加えます。意外においしかったのは、バニラアイスクリームに液体コショウの組み合わせ。
いろいろ試すと、意外なおいしさが発見できるのでは。

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  文・制作・スタイリング:榊田千佳子.撮影:タケダトオル.イラスト:立原雅子
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