MS.榊田のハーブガーデンダイアリー

 

咲くやこの花館は、1990年に開催されたEXPO’90「国際花と緑の博覧会」のメインパビリオンとして大阪市により建設されました。およそ2,600種、15,000株のさまざまな植物が植栽されていて、世界中の植物に出会える、世界的にも数少ない施設です。花博から30年近く経っているため少しレトロな風情があり、周辺の公園はだだっ広いと言っていいほどの広大な敷地。遠足の幼稚園児達を眺めながら、次回はお弁当を持ってピクニックがてら来ようと思いました。

 

以前関係者にお聞きしたのですが、咲くやこの花館では、世界中の大変貴重な植物が、花博の遺産として大切に保護・育成されているそうです。なるほど、にわか作りの植物園にはない自然に感じる植栽で、植物のたどってきた歴史を想起させる理由がわかりました。
温室の天井に届くほどに育った「バオバブ」、実生から育てた「キソウテンガイ」、漬けものの香りのランなどが興味をひく説明板と共に展示されていて、職員の方々の熱心さがあちこちから伝わってきました。

 

数年前、当時評判になっていた、都会のビルの中で世界中の珍奇な植物を展示する展覧会に行きました。これはこれで意義ある事かもしれないと、興味深く観た半面、日の当たらない狭い空間に少ない土で押込められている植物に、胸が痛みました。咲くやこの花館では、故郷に近い環境で元気に育っている植物が、いつでも私達を迎えてくれることがとてもありがたいと思います。
常設展示の他に、季節の花の展示会や興味深いテーマのイベントの開催があり、 今回は参加できませんでしたが、毎日3回館内フラワーツアーもあります。ハーブファンとしては、「役立つ植物広場」にも興味津々です。
屋外に花の少ないこの季節、「咲くやこの花館」でプチ世界旅行してみませんか。