MS.榊田のハーブガーデンダイアリー

 

榊田の父は実のなる木、花の咲く木が大好きでした。私が京都に嫁いできた頃、庭には大きな姫りんごの木が三本、柿の木がニ本、みかんの木が一本、梨の木が一本、桃の木が一本、梅の木が一本、楊梅(やまもも)の木が二本ありました。花の咲く木もたくさんあり、長い年月かけて少しずつ大きくなりながら、四季折々目を楽しませてくれました。
その間に前述した実のなる木は、柿の木と梅の木を残してすべて枯れてしまいました。「テッポウ虫」と呼ばれるカミキリ虫が木の幹に卵を産んで、木でかえった幼虫が樹液を吸って枯らしてしまったと、植木屋さんが言っていました。人間が好む甘い果実は、虫も好きなのですね。京都の気候に合った柿と梅だけが残ったのも、自然の摂理なのだと思っています。

 

三本あった染井吉野桜は一本になり、八重桜も一本になりました。写真の八重桜は淡いピンクの花びらが幾重にも幾重にも重なって、可憐な桜でした。最後に花を咲かせた春すでに枝が枯れ出していたので、ハーブ教室の皆さんと桜にお礼を言いながら、手の届くところの花をすべて摘んで塩漬けにしました。その時の塩漬けがまだ冷蔵庫にあります。

 

私のエリアはハーブの草木がほとんど。数年前までは庭に直接ハーブを植えてイングリッシュガーデン風にしていました。とにかく実際に育てて使ってみたくて、今までに200種以上のハーブを育ててきました。当時は体力的にかなり無茶もしましたが、ライフスタイルの変化に伴い(つまり年齢を重ねて)、現在は京都で育つハーブを、主に鉢植えとプランターでスパルタ式に育てています。センテッドゼラニウム、セージの寄せ植え(トリコロール、パープル、ゴールデン)など、ちまちま楽しむガーデニングが好きになってきました。

仕事の依頼で初めてトライした鉢植えの画像も見つかり、懐かしく思いながらスキャンしました。ローズマリーのトピアリー、観賞用のミニとうがらしとミニけいとうの寄せ植えは、プランターも自分でペイントしました。レッドカラントは、ブラックカラント(カシス)を買ったつもりが、実がなってみると輝くような朱赤の実で「あれっ!?」と驚いたエピソードが。
初夏を迎える次号ではまた、どちらかのガーデンをご案内したいと思います!