納得のハーブ情報

オレガノの種類いろいろ

オレガノにはたくさんの種類がありますが、すべて料理に使えるのでしょうか?マジョラムと香りが似ていますが、違いはなんですか?

オレガノとマジョラムの分類に関しては、長い間植物学者の間で論議の的となってきました。以下は1つの見解ですが、参考にしてください。
オレガノは形態によって3つに分類されます。 

耐寒性が強く丈夫で料理に利用できる「オリガヌム類」-オレガノ(ワイルドマジョラム)、斑入りマジョラム、ゴールデンオレガノ、オレガノ・ヘレンハウゼン、グリークオレガノなどがあります。苦味と辛みを感じるスパイシーなものが多いのが特徴です。

オレガノ
オレガノヘレンハウゼン

香りがすばらしく料理に最適な「マヨラナ類」-スイートマジョラム(マジョラム)、ポットマジョラム、イタリアンオレガノ(オレガノとマジョラムの交配種)、シリアンオレガノ、オレガノミクロフィラなどがあります。甘くてスパイシーな香りのものが多いのが特徴です。

オレガノミクロフィラ
ゴールデンオレガノ
グリークオレガノ

半耐寒性で高温多湿に弱い花オレガノ「アマラクス類」-オレガノプルケルム、オレガノ・ケントビューティー、オレガノ・バーバラチンゲイなどがあります。主に花を楽しむタイプのオレガノです。
オレガノ・ディタニーオブクリートもこの分類に属しますが、クレタ島では地上部をティーとして飲むそうです。

オレガノバーバラチンゲイ

食用か否かの結論としては、③の観賞用の花オレガノ以外は、料理に使えます。香りの強さや成分が微妙に違うので、好みのものを使うといいと思います。
一般的に日本で栽培されているオレガノと呼ばれるハーブは、ワイルドマジョラム(Origanum vulgare)と呼ばれる種類ですが、生でもドライでもいい風味なのはグリークオレガノなどの料理に適した選抜種です。
一方、スイートマジョラムが含まれるマヨナラ類も、甘くてスパイシーな香りで、肉料理やトマトソース、にんにくに良く合います。 栽培する機会があれば、いろいろなオレガノを育てて使ってみるといいですね。

キューバンオレガノはオレガノ?

オレガノについて調べていたら、キューバンオレガノというハーブがありましたが、

キューバンオレガノは、オレガノの仲間ではありません.スープミント、スパニッシュタイムとも呼ばれるまったく別種のハーブです。しかしながら、多肉質の葉の香りにはオレガノを思わせるものがあり、キューバやメキシコではハーブとしてお料理に使う他、薬用にもされるようです。オレガノの仲間ではありませんが、オレガノフレーバーのハーブとして使うことができます。
「オレガノの香り」として感じる精油分は、カルバクロールとチモールです。カルバクロールを含むハーブには他にも「オレガノ」と呼ばれるものがいくつもあります。例えば、メキシカンオレガノ"Mexican Oregano"
Lippia graveolens、”や、 ”Oregano de la Sierra”Monarda menthifolia などがあります。
現地で昔からハーブとして調理に使われてきたものならば、適量を料理につかってみるのも楽しいですね!

ドライオレガノの作り方

プランターで育てているオレガノを料理に使いたいのですが、生ではあまりいい香りがしません。乾燥させて使った方がいいのでしょうか。他に利用法はありますか。

日本で流通している一般的なオレガノは、香りがマイルドなものが多いようです。それはそれで繊細な香りを生かせばいいのですが、オレガノのスパイシーでパンチの効いたフレーバーが欲しいときは、グリークオレガノなどの生でも香り高い種類を(育てて)使ったり、市販のドライオレガノを使うといいでしょう。
香りの弱いオレガノでも、乾燥させると芳香がする場合もあります。

乾燥保存以外では、オレガノビネガーはいかがでしょう。洗って水気を拭き取ったオレガノを清潔なガラス瓶にいれ、米酢やリンゴ酢、ワインビネガーなど好みの酢を注いで、1週間程寝かせたら出来上がり。ドレッシングを作ったり、フレーバー酢として肉や魚のグリルにかけたり、煮物やスープに加えるなど、さまざまに活用できます。


枝から葉をはずしているところ


カラカラになるまで乾燥させる


乾燥し上がったところ


密封して保存


オレガノビネガー