アロマなキーワード 精油図鑑

パチュリ

英名

Patchouli

ポゴステモン カブリン

学名

Pogostemon cablin /
Pogostemon patchouli

科名

シソ科

種類

多年草

主産地

インド、インドネシア、マレーシア、
ミャンマー、パラグアイ

抽出法

水蒸気蒸留状

抽出部位

香りの特徴

墨汁を連想させる
スモーキーな落ち着いた香り

和名・別名

パチュリ

ノート

ベース

主な化学組成成分

パチュレン、パチュリアルコール、
オイゲノール、クミンアルデヒド

相性の良い精油

シダーウッド、ゼラニウム、
ネロリ、スイートオレンジ、ローズ、
サンダルウッド、フランキンセンス

注意事項

特性
旺盛な食欲をセーブする、刺激効果と強壮効果がある
エピソード
毛が密生する茎と大きな葉をもつ、濃い琥珀色の精油、衣類の虫除けに、香りを長くとどめる保留剤
心に対する作用
ストレスによる精神疲労を和らげる、心にゆとりをもたせる、抗うつ
からだに対する作用
興奮した神経の鎮静、収斂、利尿、抗炎症、殺菌消毒、催淫、細胞成長促進
皮膚に対する作用
皮膚のひきしめ、デオドラント

漢方では、霍香(かっこう)と呼ばれ、古くからお香の原料や漢方薬として利用されてきました。
パチュリをコットンやサシェに1滴摘下し、タンスの中に入れておくと、衣類の虫除けに役立ちます。

男性用香粧品によく利用されていますが、同じオリエンタルノートの、ジャスミン、イランイラン、サンダルウッドや香りの飛び易いトップノート系と組み合わせることで、香りが持続し、深く奥行きのある香りになります。呼吸を深め、気持ちを研ぎ澄まさせる魅力溢れる香りです。


植物詳細

パチュリは東南アジア原産のシソ科の常緑多年草、または低木で、草丈1mほどに生長します。
強い香りに包まれた植物で、やわらかく大きな葉をこすり合わせると、シソ科の植物とは想像できないような魅惑的で芳醇な香りを漂わせます。このパチュリーの葉はポプリやサシェ、焚香料などに利用されています。
パチュリの精油は若い葉を乾燥させ、醗酵した後に抽出され、石けんや化粧品などの原料に広く用いられています。独特な香りから人によって好き嫌いが分かれる香りですが、この香りに惹かれる人には、やみつきになる香りです。
英名の「Patchouli」はインド南部のドラヴィダ部族語の「緑の」を意味する「pach」または「pachai」と、「葉」を意味する「ilai」が語源といわれています。
また、属名の「Pogostemon(ポゴステモン)」は、ギリシャ語で「ひげ」を意味する「Pogon」と、「糸」を意味する「stemon」が語源とされ、この植物の花の中ほどに毛があることに因るものです。
古来より東南アジアの国々でさまざまな用途に利用されてきた植物で、虫刺されやヘビにかまれた傷に対する解毒剤として医療用に用いられてきた歴史があります。
また、インドでは古くから、乾燥させたパチュリの葉を布地の間に挟み、肌着を香らせ、害虫を近づけないための天然の防虫剤として用いる習慣があったことから、ビクトリア朝時代にヨーロッパでブームとなったインド産のカシミヤショールは、パチュリの香りがするものが本物の証とされたといわれています。