ガーデニングABC

育て方

  • クレソンの本来の性質

    クレソンは、ヨーロッパ及びアジアの温帯地帯に広く分布する多年草で、水辺に育つ水生植物です。
    クレソンの多肉質の茎は地面をはい、水分があればすぐに発根します。水辺や湿地があれば放任しておいてもよく育ちます。旺盛な繁殖力を持ち、4~5月に茎の先に多数の白い小花を咲かせ、その後細いさや状の種子をつけます。
    クレソンは、ヨーロッパが原産の多年草ですが、今では世界各地に帰化しています。日本へは明治初めに渡来しました。

  • 種まき・植え付け

    種まきもできますが、虫の食害を受けやすいので、水につけて発根させた(水挿しの)挿し穂を、プランターに植え付ければ簡単です。

  • 土

    水性植物なので、用土を使わずに根を栄養分の加えられた水につけて育てる「水耕栽培」や、鉢の下部を常時水に浸して育てる「腰水栽培」をすることが常識的ですが、土の水分を保てば、川砂や赤玉土などの水はけのよい土を使って簡単に栽培することができます。
    水耕栽培や腰水栽培は、水をきれいに保つことが難しく、根腐れを起こしてしまうこともあるので、初心者は、通常の栽培方法で、水やりをしっかりとして育ててみるといいでしょう。

  • 肥料

    肥料はなくても育ちますが、液肥をごく薄めにして与えると色つや良く育ちます。

  • 日当り

    日当りは半日陰程度でも元気に育ちます。

  • 水やり

    水切れをおこすと枯れてしまいます。毎日たっぷりと水やりして、土を乾かさないようにします。ただし、受け皿にいつも水がたまっていると根腐れを起こすので、注意が必要です。

  • 害虫

    カブラハバチという、アブラナ科の植物を好んで食べる黒い芋虫が付くことが多いので、戸外で育てる場合は、鉢やプランター全体を防虫ネットや、不織布のシートなどでおおって栽培すると安心です。

  • 夏越しと冬越し

    夏の暑さには弱く、枯れてしまうこともあります。夏の間はブランターを、木の下など風通しよく日陰になる場所におくといいでしょう。
    冬越しは0℃ぐらいまでの耐寒性があると言われています。軒下等で冬越ししましょう。
    ☆もし枯れてしまっても、また水挿しの枝を植え直せばいいので、気楽に育てましょう。

  • 繁殖

    花後の種をとっておいてまくか、枝先を水につけておいて根を出させ、挿し穂にすると簡単に増やせます。

  • 収穫・保存

    株元5cmぐらいのところからカットして、常時使えます。生育が悪くなる真夏と真冬以外は摘んで使えます。カットしたところからまた枝が出てきて育ちます。
    保存は水揚げしてしゃきっとしたクレソンを、乾いたペーパータオルでそっと包んでビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に入れます。
    注意:葉が黄色くなったものは食用にできません。黄色い葉を取り除いて食べましょう。