MS.榊田のハーブガーデンダイアリー

温室全体・ ウナズキヒメフヨウ

京都市植物園の観覧温室には、約4,500種類、25,000本の展示植栽植物があり、珍しい植物も多く、日本最大級の温室とされています。冷温水による冷暖房を完備し、コンピュータによる自動環境制御がなされているので、植物も人間も快適!内部は9つのゾーンで構成され、入館者は一巡すると熱帯の様々な植生が観賞できるようになっています。
写真は温室の中の様子。この日温室で初めに出会った「ウナズキヒメフヨウ」は、頭を垂れているようすがとっても愛らしくて魅了されてしまいました。

樹に直接実る果実

樹の幹に直接ブラシのような花が咲いていて、その脇に、ゴルフボールを小さくしたぐらいのサイズの、濃紫色のつやつやとした実がたくさんついていました。見れば見るほど不思議!プレートの説明によるとフトモモ科の『ジャボチカバ』というブラジル原産の植物で、果実が太い幹につく「幹生果(かんせいか)」だそう。さらに「果肉は半透明の多肉質で、ブドウ酒のような香気があり、生食のほか、ゼリーとして利用する。また発酵させて飲料とする」とありました。
手の届くところにあるのに取って食べられない残念な気持ちで先へと進むと、こちらも幹生果のカカオを発見!カカオポッドと呼ばれるこの実の中に、20から60個ほどの種子を持ち、これがカカオ豆と呼ばれるものでチョコレートやココアの原料になります。

ナイトフラワーガーデン

「昼夜逆転室」〜ナイトフラワーガーデン〜と書かれた自動ドアの中に進むとほとんど真っ暗。暗闇の中ではっきりと感じたのは、ジャスミンの香りです。少し目が慣れてきたら、なるほど!目の前にジャスミンの真っ白い花が見えました。帰宅後調べてみると、スタージャスミン/オオシロソケイまたはエンジェルウィングと呼ばれている種類でした。その他にも夜香る熱帯の植物が展示されていて、暗闇では香りを強く感じるというのがわかり、興味深い体験でした。

アフリカバオバブ

京都市植物園では、観覧温室の「今の注目!」をwebサイトにアップデートしています。この時は、「アフリカバオバブの実」が見頃でした。アオイ科で熱帯アフリカが原産のこの樹は、サン・テグジュペリの『星の王子さま』に登場することで有名になりました。夜行性のコウモリが花粉の媒介を行うため、夜に開花して、翌日の昼頃には落花するそうです。巨大に育つ樹で果実は食用になるということですから、たくさん採れるのでしょうね!食べてみたいものです。