スパイス自由自在

中央アジアのキルギス地方を原産地とするにんにくは、鱗茎を利用する特殊なスパイス。生、スライスして乾燥させたもの、乾燥させてパウダー状にしたものなど、多様な形で流通しています。日本へは中国から伝わって来たとされます。種類は大別して、根茎の包皮が白いホワイト種と藤色をしたピンク種があり、いずれにも6〜15個の鱗片があります。鱗片がひとつだけの一片種ほか変種もあります。国内の生産では、青森県がその80%を占めます。
にんにくは、イタリア料理、インド料理、中国料理など、世界中の料理で使われ、その風味と健康増進パワーが愛されているスパイスです。肉や魚の臭みを消す力が強く、また料理においしい風味と深みを加えるため、肉料理、魚料理、カレーなど、あらゆる料理に使われます。
食欲を増進させ、免疫強化・抗酸化・殺菌作用もあるとされるにんにく。古代エジプトのピラミッド建設に携わった労役者達が、にんにくと玉ねぎをスタミナ源として過酷な労働に耐えたという有名なエピソードも伝えられています。

*ガーリックについて詳しく知りたい方はこちら

元気いっぱいにんにくスープ

ア メリカに住む友人が教えてくれたにんにくスープ。一人1個のにんにくを使って作ります。えーっ!そんなに?と驚くなかれ。じっくりと煮込んであるので、匂いも少なく、胸焼けもしません。オーブントースターでほっくりと焼いたにんにくの甘味と粘り気、スライスして煮込んだにんにくの風味、両方の良さが活かされたおいしいスープです。タイムの殺菌作用、しょうがとチリパウダーの身体を温める作用も加わり、風邪も吹き飛びそうです。

txt_mate01 (約4人分)

ハーブ&スパイス
  • にんにく・・・4個
  • しょうが・・・おろして約1/4カップ
    (しょうが 70g)
  • フレッシュハーブ タイム・・・約20本
  • チリパウダー・・・小さじ1/4

スパイス ハーブS&Bでも取り扱っています。

フレッシュ(生)のハーブS&Bでも取り扱っています。

食材
  • 玉ねぎスライス・・・玉ねぎ中1個(約170g)
  • オリーブオイル・・・大さじ2
  • ココナッツパウダー・・・30g
  • 野菜ブイヨン・・・4カップ分
    (4カップのお湯に顆粒のブイヨンの素を約13g)
  • レモン・・・1個(くし形切り4切れと、5mm程度の 輪切りを4枚)
  • 塩・こしょう・・・適宜
  • 切り方

  • にんにくの下部を切り取る

  • にんにくをホイルで包む

  • 冷めてから中身を取り出す

  • 玉ねぎが透き通るまで炒める

  • しょうが、タイムの枝を加える

  • にんにくをつぶしながら炒める

  • ココナッツパウダーを加える

  • 野菜ブイヨンを注ぐ

作り方

準備
  • にんにくは 2個分を皮付きのまま下部を切り取り、外側の皮をむく。

  • 残りのにんにくは、皮をすべてむき、薄切りにする。芽があったら取り除く。

  • しょうがはよく洗って皮ごとすり下ろす。

  • 玉ねぎは皮をむき、ごく薄い薄切りにする。
    レモンは、皮に塩を振ってこすり、水でよく洗い流す。半分をくし形切りに、半分を5mmの輪切りにする。

  • 野菜ブイヨンを用意する。

準備

  • 1のにんにくをアルミホイルにのせ、オリーブオイル大さじ1をまわしかけてから、包む。とじ目をしっかりと閉じ、オーブントースターで30分程度、にんにくの中身が柔らかくペースト状になるまで焼く。冷めてから中身を取り出す。

  • 鍋にオリーブオイル大さじ1を入れ、薄切りのにんにくと玉ねぎを入れ、弱火で玉ねぎが透き通るまで炒める。最後におろしたしょうがとタイムの枝を加えてさっと炒め合わせる。

  • 2の鍋に1で取り出しておいたにんにくを加え、野菜ブイヨンを少しずつ加えて中身をつぶすように混ぜ合わせる。タイムの枝は取り除く。

  • 3にココナッツパウダーを少しずつ加えて混ぜ合わせる。

  • 残りの野菜ブイヨンを注ぎ入れ、ふたをして中火の弱火で20~30分間煮る。チリパウダーを加えて混ぜ合わせ、味見をして、塩で味を調える。

  • 温めた器ひとつにレモン汁を絞り(くし形切りひとつ分)、スープを盛りつけてレモンの輪切りとタイムをあしらう。

ワンポイント
  • にんにくは皮をむいて薄切りにしてからしばらくおくと、健康に役立つ作用が高まるとされます。野菜を切って準備する際には、最初に刻みましょう。
  • オーブンでじっくりと焼いたにんにくは粘り気と甘味があり、薄切りで炒めたにんにくとは違った味わい。両方合わさることで、おいしいスープになり、にんにくのパワーも発揮できます。

和そばのペペロンチーノ

イタリアンで人気の定番「ペペロンチーノ」を日本のそばで作ったら?という発想からできたこのレシピ。おそばの風味とにんにくがとっても合います。オリーブオイルを使うところをごま油に替えて、白ねぎを加えるのがポイント!いつでも作れるように乾燥にんにくを戻して使ったところ、匂いも控えめになりました。仕上げにチャイブのネギ風味も加わって和風イタリアンの完成です。

txt_mate01 (約2人分)

ハーブ&スパイス
  • 乾燥スライスにんにく・・・大さじ2
  • 唐辛子・・・輪切りを小さじ1
  • チャイブ(シブレット)・・・葉を刻んで大さじ1(約10g)

※スパイス ハーブS&Bでも取り扱っています。

フレッシュ(生)のハーブS&Bでも取り扱っています。

食材
  • 乾燥そば麺・・・2人分(約200g)
  • 白ネギ・・・1/2本(約80g)
  • ごま油・・・大さじ2
  • 白ごま・・・小さじ1
  • しょうゆ・・・大さじ1/2~大さじ1
  • 鶏がらスープ・・・大さじ1/2
  • 切り方

  • 乾燥にんにくを水で戻す

  • にんにくがきつね色になるまで炒める

  • さっと炒め合わせる

  • そばを加えて炒める

  • 鍋肌からしょうゆを回し入れる

作り方

準備
  • 乾燥スライスにんにくは、ひたひたの水より少し多めの水でもどし、柔らかくなったら、ペーパータオルの上にのせて、水気をとる。

  • 唐辛子は輪切りにする。(または輪切り唐辛子を使用)

  • 白ネギは、薄い小口切りにする。

  • チャイブは1cm程度に切る。

準備

  • フライパンにごま油を入れ、もどしたスライスにんにくを入れて、きつね色になっていい香りがするまでフライパンを傾けて炒める。

  • 1に唐辛子を加えてひと混ぜし、白ネギ加えてさっと炒め、鶏ガラスープ大さじ1を加えてさらに炒める。

  • 鍋に湯をたっぷりと沸かし、そばを袋に書いてある時間より少しだけ短めにゆであげ、水にとって洗い、ざるに上げて水気を切る。

  • 2に3のそばを加えて手早く強火で炒め合わせる。砂糖ひとつまみとしょうゆ少々を鍋肌から回し入れ、風味を付ける。味見をして、足りなければしょうゆで味を調える。

  • 皿に盛りつけ、チャイブの葉と白ごまをトッピングして完成。

ワンポイント
  • ゆでたてを水でしめたそばで作るとおいしいので、お湯を先にわかしておき、手順の2までを終らせた状態で、麺をゆで始めるとベストタイミング!
  • 炒め合わせるのは、味がなじんで香ばしくなればOK。手早くさっと炒めましょう。
番外

にんにくは、ガーデニングにも使えます!薬を使わない虫除けと病気の予防に、にんにく液を試してみませんか?

にんにく液の作り方と使い方

にんにくの玉一個分をすりおろし(またはミキサーにかけ)、1リットルの水で薄めて布でこす。虫除けには約5倍に薄めてスプレー。
病気予防には約10倍に薄めてスプレーする。
残ったにんにく液は、ガラス瓶などに入れ、冷蔵庫で1~2週間保存可能。