MS.榊田のハーブガーデンダイアリー

毎年律儀に花を咲かせるペリウィンクル。これは、斑入り葉の種類です。ペリウィンクルは、地面から出た茎にだけ花が咲きます。ツルが長くのびていき、のびた先の土に根を下ろして旺盛に増え広がる性質ですが、花が咲くのは根を下ろした先の地面から直接生えた茎だけからなのです。伸びるツル、花咲く茎、それぞれ目的がはっきりしているのが面白いと思います。

庭に30年近くあるハナスオウ。インドやマレー半島原産のスオウという全くの別種の植物があり、その植物で染めた布に似た色の花が咲くことから、ハナスオウと呼ばれるそうです。これほどの色彩が自然の花に備わっていることに、毎年毎年驚かされます。豆科の低木で、花の後には種がはいった大きなさやができます。

鮮やかな花とは対照的に目立たない小さな花ですが、ワイルドストロベリーの白い花も太陽に向いてけなげに咲き出しています。ワイルドストロベリーはランナーで増え広がり、困ってしまうほど繁茂する種類と、株立ちして広がらない種類があります。やはり増え広がるのが元々の性質なのか、ランナータイプの方が元気に育つような気がします。花の後の小さな実がだんだん大きくなって色づく様子がとてもかわいくて楽しみです。

10年以上前、摘み菜料理研究家の平谷けいこ先生から箱一杯いただいたクサボケの実。クサボケ酒、クサボケ酢などで楽しみましたが、一部は種を取っておき撒きました。今ではこんなにたくさん花を咲かせるようになりました。他にはあまり見られないような朱赤が夕日に映えて輝いています。実はまだ少ししかなりませんが、これからも平谷先生のお教えとともに大事にしていきたいと思っています。

菜の花によく似た姿の一年草、ムラサキハナナ。半日陰でも日向でも、明るい紫色の花をたくさんつけてくれるたくましい花で、こぼれ種でよく増えます。最近あまり見かけなくなったミツバチが一心に蜜を吸っていました。

春の終わりの午後、八重桜の木の下に立つと、青空と八重桜の色のコントラストに目がくらみそうになりながら、しばし立ちつくしてしまいます。柔らかな薄い花びらを何百枚も重ねて咲く桜の花は、塩漬けにして桜茶にもします。