スパイス自由自在

モルッカ諸島(バンダ諸島)が原産地とされるナツメグとメースは、どちらもナツメッグ(Myristica fragrans)という樹木の種子から作られる香辛料です。ナツメッグの果実の中には、鮮やかな赤い網目状の仮種皮に包まれた黒褐色の殻が入っています。この赤い仮種皮がメースで、仮種皮をはがして殻を割った中にある種子がスパイスのナツメッグです。
ナツメッグは、こしょう、シナモン、クローブと並ぶ、4大スパイスの一つと言われ、スパイス貿易が盛んだった中世ヨーロッパでは、列強諸国の争いの的になったスパイスの一つです。インドでは、紀元前1000年頃すでに、頭痛、熱病、整腸、口臭消しなどの薬として使われていたことが古文書に記されています。 独特の刺激的で甘い芳香は、挽き肉料理や匂いの強い肉料理の臭みを消すために用いられ、またクッキーやケーキなどの焼き菓子にも用いられます。 香味は似ていますが、ナツメッグよりメースのほうが、よりマイルドで上品な風味とされます。ホールのナツメッグは、料理の度におろしたてを使います。

*ナツメッグの詳しい解説は、エスビー食品のHPから〈スパイス&ハーブ検索〉のナツメッグをご覧ください。

野菜たっぷりナツメグ風味のミートローフ

タマネギをたっぷりと練り込み、「麩」と牛乳も加わったミートローフは、しっとりとしていて冷めてもおいしい!中に色とりどりのアスパラ、パプリカを入れたので、切り分けたとき断面がきれいで食欲をそそります。
ほどよいナツメッグの風味が全体に行き渡り、トマトソースともよくなじんで、ひき肉の臭みを全く感じさせないスパイスマジック!

txt_mate01 (約4人分)

ハーブ&スパイス
  • ナツメッグ・・・小さじ1(今回はミル付)
  • フレッシュハーブクレソン・・・一束

スパイス ハーブS&Bでも取り扱っています。

フレッシュ(生)のハーブS&Bでも取り扱っています。

食材
  • 合ひき肉・・・700g
  • 玉ねぎ・・・大1個(約230g)
  • にんにく・・・2片
  • 麩・・・1カップ
  • 牛乳・・・70cc
  • 塩・・・小さじ2
  • オリーブオイル・・・大さじ1
  • こしょう・・・小さじ1
  • トマトソース・・・100cc

*中に入れる野菜*

  • アスパラガス・・・4本(約100g)
  • パプリカ(黄・赤)・・・各1/2個
  • 中に入れる野菜の切り方

  • ナツメッグを入れる

  • こねる

  • 両手でこねる

  • 並べたアスパラの上に肉を重ねる

  • パプリカを並べる

  • 肉を重ねて真ん中をへこませる

  • 途中でトマトソースを塗る

  • オーブンから取り出し、グレービー ソースを作る

準備

  • 赤と黄のパプリカはへたと種を取り、1cm程度の細切りにする。

  • アスパラガスは根元の硬い部分を切り捨てる。

  • パプリカとアスパラは、さっと塩ゆでにして、水気を拭き取る。

  • たまねぎとにんにくは皮をむいて細かいみじん切りにする。

作り方

  • 大きなボウルにひき肉、みじん切りのタマネギ、にんにく、細かく砕いた麩、牛乳、塩、こしょう、ナツメッグを入れてよくこねる。まとまってきたら、さらに粘り気が出るまで両手でこねる。15分ほどおいてなじませる。

  • オーブンを200度に予熱する。

  • 耐熱性のバットにオリーブオイルを塗って、その上にミートローフのたねを全体の1/3量のせてのばし、アスパラを並べて、上に1/3量のたねをのせて広げ、次にパプリカを並べてさらに残りのたねをのせる。空気を抜くように手で押し付け、焼き上がったときに膨らむので、真ん中を少しくぼませておく。

  • オーブンに入れる。最初に250度くらいの高温で10分ほど焼き、焼き目がついたら、160度に下げる。

  • ミートローフの表面にスプーンでトマトソースを塗り、20分~30分ほど、160度でじっくりと焼く。竹串をさして透明な肉汁がでてきたら焼き上がり。焼き上がったら、15~20分ほどおいて肉汁を落ち着かせる。

  • 肉汁を落ち着かせている間に、バットに残った肉汁をフライパンに移し弱火にかけ、塩・こしょうを加えて味を整え、分量外のコーンスターチ(または片栗粉)を水で溶いて加えて、まんべんなくよくかき混ぜて火を通し、とろみをつける。

  • ミートローフを切り分けて盛りつけ、クレソンをあしらい、グレービーソースを添える。

ワンポイント
  • ナツメッグはパウダータイプでもOKですが、ミルタイプのものやホールタイプの削りたては格別の香りと風味です。
  • ナツメッグとメースを半々で使うと、より奥深い味わいになります。お試しを!
  • トマトソースは市販の瓶詰めやレトルトタイプのものが手軽です。
  • グレービーには、赤ワインを少量加えて煮詰めるとより本格的になります。薬味には、ホースラディッシュがぴったりです。
  • ナツメッグについては、こちらもぜひご覧ください!

ナツメッグフレーバー オートミールクッキー

ナツメッグはひき肉料理にだけでなく、焼き菓子の生地に練り込んで焼くのも香ばしくてとってもおいしいものです。熱が加わると強い香りがマイルドになって、素材となじむから不思議。オートミールとナッツの素朴なクッキーにもぴったりです。材料の配合が単純で、フライパンで手軽に作れるレシピなので、ぜひお試しくださいね。

txt_mate01 (約4人分)

ハーブ&スパイス
  • ナツメッグ(パウダー)・・・小さじ1/2

スパイス ハーブS&Bでも取り扱っています。

食材
  • 薄力粉・・・50g
  • オートミール・・・50g
  • さとうきび糖・・・50g
  • 無塩バター ・・・50g
  • 卵・・・1/2個
  • ベーキングパウダー ・・・小さじ1/2
  • くるみ・・・25g
  • カボチャの種・・・25g
  • オリーブオイル・・・大さじ1
  • バターを溶かし、きび砂糖を加える

  • 卵を少しずつ加える

  • 粉を数回に分けて混ぜ合わせる

  • オートミール、くるみ、かぼちゃの種を入れる

  • 混ぜ合わせる

  • フライパンに油をしきペーパータオルでのばす

  • 油をしいたフライパンに並べる

  • フタをして焼く

  • 焼き目がついたところ

作り方

  • 室温に戻しておいたバターをボウルの中に入れ、木べらで練り、さとうきび糖を2~3回に分けて入れてよくすり混ぜる。

  • 1に溶きほぐした卵を少しずつ入れてさらにすり混ぜる。

  • 2に、小麦粉、ベーキングパウダー、ナツメッグを合わせて2~3回に分けてふるい入れ、全体が粉っぽくなくなるまでさっくりと混ぜ合わせる。

  • 3に、オートミール、粗くくだいたくるみ、カボチャの種を加えて、全体に混ざるようにさっくりと混ぜる。

  • フライパンを火にかけずに、オリーブオイルを入れてなじませ、余分な油をペーパータオルで拭き取る。火をつけないまま、クッキーの生地を直径5cmぐらいの大きさに整えてのせる。

  • ごく弱火にかけてふたをして約10分間焼く。表面が乾いてプツプツとなってきたら引っくり返す。その後はふたを取り、ごく弱火のままで約10分、表面にこんがりと焼き色がつき、いい香りがしてくるまで焼く。