スパイス自由自在

性質

クローブは、花のつぼみを利用する珍しいスパイスです。丁字の花の蕾は、1.5cm位の釘に似た形をし、生の状態では淡い緑色ですが、乾燥させた後の色は濃褐色で、強く甘い芳香と舌にしびれるような刺激味がします。クローブの語源は、フランス語で「釘」を意味するクルウ(clou)とされます。蕾の形が釘に似ていることに由来します。また、人々がその強い芳香を遠方からでも嗅ぎとることができたという逸話から、百里香とも呼ばれます。 クローブの特徴的な香気成分はオイゲノール (Eugenol)で、強い殺菌力があります。 カレー粉やガラムマサラに使われる他、飲みもの、菓子、肉料理など様々に使われます。線香や練り香の原料にも欠かせません。

*クローブの詳しい解説は、エスビー食品のHPから〈スパイス&ハーブ検索〉の  クローブをご覧ください。

クローブのレシピ1

ちょっぴり甘くて香ばしく、パーティーのオードブルにぴったり!お歳暮にいただいたハムも豪華に変身させられます。アメリカで、クリスマスシーズンによく食べられるメニューです。

クローブの香り漂うローストハム

Herb&spice(約4人分)

  • ・クローブ・・・15個
  • ・フレッシュハーブイタリアンパセリ・・・
    1/2パック(飾り用/小枝のまま)約10g
    みじん切りを大さじ1(ソース用)
  • ・S&Bホースラディッシュ・・・大さじ1
  • ・ブラックペッパー(あらびき)・・・少々

食材

  • ・ロースハム・・・5~6cmの厚みのかたまり (約400g)
  • ・マーマレード・・・大さじ3
  • ・白ワイン・・・大さじ1
  • ・りんご・・・1個(約280g)
  • ・パイナップル・・・1/4個(約330g)
  • ・レモンのしぼり汁・・・少々
  • ・バター・・・大さじ2(リンゴとパイナップル用)

作り方

準備
  • りんごは皮ごと4つ切りにして芯を取り除き、5mm程度の薄切りにする。薄切りは皿にずらして並べておき、変色を防ぐためにレモンのしぼり汁をふりかける。パイナップルは皮と芯を取り除いて、1cm程度の厚さに切る。
  • マーマレードを白ワインでのばして、照りと風味をつけるソースを作る。
  • バターは冷たいうちに細かく切って、冷蔵庫に入れておく。
  • イタリアンパセリの葉をみじん切りにして、バルサミコ酢、オリーブオイル、ホースラディッシュと混ぜ合わせてソースを作る。
手順
  • ハムのかたまりに、約1cm角の格子状の切れ目を斜めに入れる。切れ目の深さは5mm程度。
  • 1を皿にのせ、ブラックペッパー(あらびき)を振ってすりつけ、〈材料の準備〉2のソースを全面にまぶし付ける。皿に残ったソースは後でまたかける。
  • クローブをハムの切れ目の所々に刺す(10~15本)し、オリーブオイルを塗った天板にのせる。
  • 余熱しておいた、170℃程度の温度のオーブンにハムをのせた天板を入れ、約30分間焼く。途中で必要ならばソースをかける。
    ※15分経ったら天板のハムの周りにオリーブオイルをしき、りんごとパイナップルをのせ、細かく切ったバターを散らし、さらにオーブンで焼く。
  • ハムを皿に盛り、りんご、パイナップル、飾り用のイタリアンパセリを盛り合わせ、ソースを添える。
ソースを作る
ソースを作る
ハムに切れ目を入れる
ハムに切れ目を入れる
マーマレードを塗る
マーマレードを塗る
クローブをさす
クローブをさす
りんご、パイナップルも天板にのせる
りんご、パイナップルも天板にのせる
オーブンに入れる
オーブンに入れる
ワンポイント
  • ・リンゴとパイナップルにまだ焦げ目が付いていなかったら、ハムを出したあと、もうしばらく焼く。バターが足りなければ、適宜足します。
  • ・ローストハムは大皿の上でスライスして、各自取り分けましょう。

クローブのレシピ2

アメリカやヨーロッパでは、クリスマスの前によく作るオレンジポマンダー。ポマンダーは、中世の頃、アンバーグリスなどの香料とスパイスを丸めて玉にしたものを、疫病除けに携帯したのが始まりだそうです。オレンジとクローブ、シナモンの香りが混じり合って、作りながら癒されるアロマクラフトです。

オレンジポマンダー

Herb&spice(1個分)

  • ・クローブ ・・・約1カップ(約50g)
  • ・シナモン(パウダー)・・・約大さじ3
  • ・ハーブ精油・・・10滴
    (ここではローズゼラニウムの精油)
  • ※スパイスはS&Bでも取り扱っています。

食材

  • ・オレンジ・・・1個
    (なるべく小さめで皮の薄いもの)
  • ・セロハンテープ ・・・適量(メンディングテープなどでもOK)
  • ・飾り用リボン ・・・適量

作り方

手順
  • オレンジにセロハンテープで十文字にマスキングする。この部分にはクローブを刺さずに、乾き上がってからリボンを結ぶ。
  • クローブをびっしりと、ていねいに刺していく。皮が固くて刺しにくい場合は、竹串で穴を開けながらさすといい。
  • 全部刺し終わったら、テープをはずす。
  • ビニール袋の中にオレンジを入れシナモンをふりかけ、クローブを傷めないように静かに振り混ぜて全体にシナモンをまぶす。
  • クローブにゼラニウムの精油を垂らし、さらに袋をゆすってシナモンをまぶす。
  • 1時間ほどそのままおき、かごや通気性のいい紙箱に薄紙を敷いた上などに置き乾燥させる。風通しのいい場所で、毎日シナモンをまぶしつけながら根気よく乾燥させる。すっかり乾くまで2~3週間かかる。
  • 中まですっかり乾燥してカラカラになり、軽くなったらシナモンをそっと振り落とし、リボンで飾ってできあがり。
オレンジにテープを巻く
オレンジにテープを巻く
竹串で穴を開ける
竹串で穴を開ける
クローブを根元までさす
クローブを根元までさす
さし終わり
さし終わり
シナモンを振りかける
テープをはずして
シナモンを振りかける
精油をつける
精油をつける
テープをはずしてさらにシナモンをふりかける
さらにシナモンを振りかける
ワンポイント
  • ・あらかじめ袋にシナモン(パウダー)を入れ、ローズゼラニウムの精油をしみ込ませておいてから、オレンジに振りかけてもOK!
  • ・クローブは根元までしっかりと刺すことで、オレンジの水分が吸い上げられて早く乾燥するようになります。またクローブとシナモンの殺菌力も防腐に役立ちます。毎日シナモンをまぶしつけることで、カビ止めになります。秋から春にかけての気温の低い季節に作るのが、カビさせないポイントです。
  • ・シナモン(パウダー)に、メース(パウダー)やオールスパイス(パウダー)をブレンドしてもいいでしょう。