ガーデニングABC栽培・収穫・保存

種まき/苗の植え付け

発芽が揃うのに時間がかかるのと、初期の生長が遅いことを考えると、初めは苗を買って育てるのが近道です。種子から育てた株は香りにばらつきが出やすいので、葉の香りを確かめてから好みにあった香りの株を選抜して育てるといいでしょう。
タイムには、コモンタイムのように、上に向かって15cm~40cmほどに育つ立性タイプと、地面を這うように育つクリーピングタイムがあります。クリーピングタイムは垂れ下がる性質を生かして、鉢植えや地植えにし、タイムのじゅうたんのように育てると楽しいものです。


  • タイムの鉢植え

  • 寄植え

  • クリーピングタイム

  • タイムのじゅうたん

用土

用土にはバーミキュライト、腐葉土などを混ぜ込み、肥沃で水はけがいいように。水はけが悪いと根腐れを起こしやすくなります。

日当たりと肥料

日当たりのいい場所で栽培します。植え付け時に、有機配合肥料を元肥として土に混ぜ込みます。花後の剪定時に、株のまわりに元肥と同様な肥料を混ぜ込んでおきましょう。

水やり

水やりは成長期には2~3日に一度、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりとやります。ただし、水のやり過ぎに注意し、必ず土の表面が乾いてから与えましょう。庭植えの場合は、株の状態を見て、必要なときに与えましょう。

夏越し

地中海沿岸地方原産のハーブで、寒さには強いけれど梅雨期や高温多湿の夏に弱りやすい性質。土を盛った植え込みや石垣の上などの高い場所に植えるか、素焼き鉢に植えて風通しの良い場所で育てると健康に育ちます。

剪定

枝が込み合っていると蒸れて枯れこんでくるので、密生した枝をすくように剪定しましょう。ただし、一度に短く刈り込み過ぎると枯れてしまうことがあります。

増やし方

土に触れている枝から根を出して増え広がる性質があるので、地植えをしている場合は枝の一部に土をかけて埋めると容易に発根します。これを「茎伏せ」といいます。元株が枯れこんできても、こうして新しい苗を作っておけば安心。また枝先を「挿し木」にしてもいいでしょう。

収穫

枝葉の収穫は根元から5cm程度のところでカットしますが、花を見たい場合は枝を間引くように切り取って使いましょう。

保存

収穫したタイムの枝は軽く湿らせたペーパータオルで包み、ビニール袋に入れて野菜室で約1週間保存できます。または、さっと洗って水気を拭き取ってから小束に分けて吊るして乾燥させ、すっかり乾いたら枝から葉をはずし、ガラス瓶や密閉袋などに入れて保存します。生のままジッパー袋に入れて冷凍保存も可能。