ハーブダイアリー

春に向かうデンマーク

北欧の冬ももう終わりに近づいているのでしょうか。

日に日に朝日が早く、夕日がゆったりと沈むようになってきました。

といってもまだまだ雪景色、春一番に顔を出すスノードロップやエランティス(西洋節分草)たちも雪の下で眠っているのでしょうか。

こんな冬にどうして北欧へ?と何度も聞かれたりしたけれど、冬のデンマークにいられる幸せ、たくさん感じます。 窓辺にはキャンドルの灯り、ヒヤシンスの鉢、暖かな室内での「hyggelig(ヒュッゲ)」な時間が本当に居心地がいいから(この単語、ヒュッゲはデンマーク語特有の言葉で人と過ごす"居心地のよい""素敵な"という意味らしい)。

私がいるのは、デンマークの小さな島、バルト海に浮かぶbornholm島です。滞在しているのはボンホルムホイスコーレ(デンマーク国民工芸学校)。

この島のホイスコーレはアート、陶芸 ガラスの専攻があり、デンマーク、スウェーデン、エストニア、リトアニア、ハンガリー、ポーランド、グリーンランド、韓国など、およそ10カ国から、年齢も18歳から80歳まで40人の生徒たちが一緒に生活しています。

そんな多様なバックグラウンドの生徒たちが一緒に時を過ごし、絵を描き、ディスカッションをする。日本にはない、とてもユニークな学校です。

デンマークの食生活

せっかくですからここでの食生活、ハーブとスパイスの話をしましょう。

デンマークの食事は、一言でいえばとてもシンプル。黒パンにチーズにじゃがいも、そしてニシンやサーモン、卵やオニオンをのせたオープンサンドが伝統的メニューです。そしてハーブと言えばディル!

もちろんこれらは本当で、みんな大好きなメニューなのですが、ここホイスコーレの食事はとてもバラエティー豊かです。
例えば、今日のランチは魚介とチキンのパエリヤ、白菜と水菜のサラダ、オリーブとドライトマトのトッピング。

お肉はたいていチキンかポークですが、時々ラム肉の日もあります。
タイムやパセリ、ローズマリー、時にカレースパイス風味が多いかしら。

ひよこ豆のバーグやパプリカにお米をつめたものなどなど、ベジタリアンも少なくないので必ずvegeterのためのお皿も並びます。時に夕食は人参スープとパン、チーズ、というとてもシンプルなものだったりもするけれど。

キッチンシェフがとても食通なおかげでタイ料理やエスニック料理、キャラウェイ、コリアンダー、ミント、スパイスもふんだんに使われてグリーンカレーや生春巻きも登場したりします。食材がもっと手軽に手に入るなら日本食ももっともっと取り入れたい、とか。

わかめのサラダ、枝豆が登場したこともありました。この国でも言えるように、年配の方は伝統的な黒パンとニシンをより好み、若者はもっとお肉,もっとイタリアンを求めているような感もありますが・・・。

デンマークでの暮らし

そして数ヶ月暮らしてみてデンマークの食事について 言えることは?

デンマーク人はジャガイモが好き(ただゆでただけでとてもおいしい)、サーモンが好き、ビーツが好き。生の人参をかじるのが好き・・・。

オープンサンドを美しくトッピングしてナイフとフォークで食べるのが上手。カルダモン風味の焼き菓子が好き。お菓子だけでなくお料理にシナモンをよく使う。でしょうか。

そして何より大切なのは何を食べるかよりも、友達と一緒に食事を囲む、その温かな時間をとても愛しているのです。そしてもちろん歌を歌うことも!

デンマークより いまいかずよ