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エンジョイハーブ お気に入りのハーバルライフを!

『エンジョイハーブ』では、ハーブを使った香りのクラフト、ハーブ染め、美容とスキンケア等、ハーブをエンジョイするテクニックやアイディアを紹介します。今井和世さんのイラストでお届けする《ビューティーハーブレッスン》。プレゼントにぴったりのアロマなグッズを紹介する《アロマな手作りギフト》。ハーブ&スパイスレシピをグレードアップする《使いこなそうハーブ&スパイス》など盛りだくさん!

涼やかなアロマ夏グッズ

梅雨明けから急に厳しくなる暑さに、庭のハーブも私もちょっとバテ気味。そんな気分をアロマな手作りで盛り上げていきましょう!旬のフレッシュハーブを使ったキッチンリースとパーティーセットは、ホームパーティーやティータイムのお呼ばれに持参。きっと喜ばれます!

アロマな手作りギフト

【HERB RECIPE 1】月桂樹のキッチンリース

北京オリンピックを記念して・・・というわけではありませんが、勝者などの頭上を飾る月桂樹の冠「月桂冠」をキッチン用の使って楽しむリースにしました。作り方は簡単。元気な月桂樹の枝を丸めてリース状にして、好みの飾りを付けるだけ。煮込みやスープに葉を折り取って使いましょう。



枝をつなぐために真ん中を1カ所くくる

1でくくった両脇もワイヤーでくくる

飾りの小物をとめ付ける

材料(1個分)

  • ゲッケイジュ(ローレル、ベイ、ローリエ)の小枝 ……… 4〜5本
  • 飾り用のシナモン、ナツメッグなどの大きめなスパイス類 ……… 適当量
  • ワイヤー ……… 適当量
  • 飾り用にスプーン・フォークなどの小物 ……… 適当量
  • ラッピング用薄紙 ……… 1枚
  • リース用を入れるボックス ……… 1つ

つくりかた

  1. ゲッケイジュ(ローレル)は柔らかい新芽ではなく、成長して深緑に固くなった葉が付いた30〜40cm程度の枝を切り取る。枝葉をさっと水で洗い、ペーパータオルや布巾でそっと水気と汚れを拭き取る。
  2. ワイヤーを使ってゲッケイジュ(ローレル)の枝を2本、根元の部分でつなぎ合わせ長くする。一箇所ではぐらぐらするので、ワイヤーでくくった両脇をさらにくくって補強する。
  3. つないで長くなった枝を丸めて好みの大きさになるようにリースの輪を作り、つなぎ目をワイヤーでくくる。余分な枝先はねじるように巻き付ける。
    *ギフト用ボックスをすでに用意している場合は、中に収まるような大きさに作る。
  4. 3にボリュームを付けるようにゲッケイジュ(ローレル)を1〜2枝、ところどころワイヤーで留めながら絡み合わせる。リースの葉の分量がちょうどいいバランスになるように余分な葉を折りとる。
  5. スプーンやフォークなどの小物、またはシナモン、ナツメッグなどのホールのスパイス類を、ひもやリボン(ここでは、カラー麻ひも)で留めつける。
  6. 薄紙で包んで、ギフト用ボックスに収める。

使いかた

  • キッチンの壁や棚の下などに下げてインテリアとして楽しみながら、お料理の時に葉を折り取って使いましょう。だんだん葉が少なくなるのもまた楽しい!

ワンポイント

  • 生のゲッケイジュ(ローレル)で作り、飾って乾燥させながら使うリースなので差し上げる時に「なるべく早くギフトボックスから出して(またはフタを開けて)、飾りながら乾燥させてください」という一言を添えて差し上げましょう。
  • 飾りに使うスプーン・フォークなどのキッチンにふさわしい小物も、プレゼントの一部。かわいいオーナメントを用意して。
  • リースを作るときに取り除いた余分な葉も、乾燥させてお料理用に使いましょう。
  • ゲッケイジュ(ローレル)の葉は、生でも料理の香りづけに使えます。乾燥葉とはまた違った青みのある香り。
  • ゲッケイジュ(ローレル)の葉を袋に入れて浴槽に浮かべると、さわやかな香りのアロマバスタイムが楽しめます。

【HERB RECIPE 2】フレッシュハーブのパーティーセット

フレッシュハーブが旬のこの季節。テーブルの上にもハーブの香りを届けたいもの。普段の食卓、ちょっとしたホームパーティーやお茶会にお庭のハーブで作ったテーブルグッズを用意したら、みんながうれしい気分になりそう!



ナプキンリング

お箸のリング

コースター

材料(2人分)

  • (金色の)ワイヤー ……… 適当量
【ナプキンリング】
  • ローズマリー ………1枝
  • カモマイル ………1枝
【箸置き】
  • ユーカリの葉と枝先 ………各2
  • バラのつぼみ ………2個
  • ワイルドストロベリーの実 ………2個
【コースター】
  • マロウの葉 ………4枚

フレッシュ(生)のハーブS&Bでも取り扱っています。


つくりかた

  1. ハーブ類は水を張ったボウルの中で茎を切って水揚げ(水を吸い上げさせること)し、しんなりしないように濡らしたペーパータオルなどをかぶせておく。
  2. <ナプキンリング>は、ローズマリーの小枝とカモマイルの花の付いた小枝は、丸めたナプキンが収まるくらいの大きさに丸めてワイヤーでくくる。
  3. <箸置き>は、ユーカリの葉・枝一つ分を箸が通るぐらいの大きさにくるくると丸め、ワイヤーでとめる。
    もう一つのユーカリの葉・枝は、枝先を残して葉を落とし、先に丸めたユーカリに巻き付けるようにしてワイヤーでとめる。
    円筒状のユーカリに箸を入れ、葉の間にバラのつぼみとワイルドストロベリーの実をさす。
  4. <コースター>はマロウの葉を2枚ずらして重ね、金色のワイヤーで縫いつけるようにとめる。縫い終わりはくるくると丸めておく。

使いかた

  • 食卓のアクセントに、いつでも!

ワンポイント

  • 作ってから長時間常温で置くと元気がなくなってくるので、使うまでは湿らせたペーパータオルを敷いたタッパーウエアなどに入れて、冷蔵庫に入れておくと安心。

【HERB RECIPE 3】ハーブとエディブルフラワーのアイスキューブ

ハーブの花がきれいな季節。エディブルフラワー(食べておいしい花)とハーブを氷に閉じこめて、目にも涼しいアイスキューブにしました。お客さまにも大好評!1人で冷たいお水を飲む時にも1~2個入れると楽しい気分になります!



氷が出来上がったところ1

氷が出来上がったところ2

材料

  • ペパーミント、レモンバーム、チャービルなどのハーブの葉
  • ポットマリーゴールド(カレンデュラ)、チェリーセージ、コーンフラワー(ヤグルマギク)、ボリジ、バラ、セージ、カモマイルなど食べられるハーブの花

フレッシュ(生)のハーブS&Bでも取り扱っています。


つくりかた

  1. ハーブの葉とハーブの花(食べられるハーブの花に限る)はそっと洗い、大きな花は花びらをはずしておく。
  2. 製氷皿に1の材料を入れ、ミネラルウオーターなどの飲料水をそっと満たす。
  3. 冷凍庫で十分に凍らせ、すっかり凍ったら皿から取り出し冷凍用のファスナー袋やタッパーに入れて冷凍庫で保存(約1週間)。

使いかた

  • グラスにアイスキューブを入れ、冷やしたソーダやミネラルウオーターを注いで溶けないうちに!

ワンポイント

  • アイスキューブに使うハーブと花はどんな種類でもOKですが、必ず食べられるものにしましょう。葉が食べられるハーブに咲く花は食べることができます。
  • 花屋さんで売られている花には、通常農薬が使われています。洗っても落ちにくいので、例えばバラなど食べられる花でも食用にはお薦めできません。

【蔵出しハーブ情報局】ハーブのはちみつ

●はちみつの歴史

人は1万年以上も昔からはちみつを利用してきたそうです。古代エジプト、古代ギリシャ、メソポタミア文明、アステカ文明などの文献や壁画に、はちみつを利用していた様子が描かれています。
蜂に刺される危険を冒しても手に入れたい貴重な甘味を持ち、そして栄養価に優れたはちみつですが、蜂が花の蜜を集め、その身体を通してはちみつに変えるという神秘に満ちた食物でもあります。

また、はちみつはサトウキビやテンサイから作った砂糖が手に入りにくかったヨーロッパでは、庶民が蜂の巣箱(Bee Hive)を置いて素朴な養蜂を行い、はちみつを集めて食べたり、一緒に採れる蜜蝋(みつろう)からろうそくを作ったりして利用していました。
最近ではこのはちみつに含まれる栄養や抗菌作用などが見直され、はちみつの専門店も多く見られるようになりました。

●ハーブのはちみつ

「ハーブのはちみつ」というとき、大きくは2種類に分けられます。1つは、蜂がハーブの花から集めてきたみつを指す「本物のハーブはちみつ」。タイム、ローズマリー、セージ、ユーカリ、ラベンダー、リンデンなど多くの種類があります。香りはハーブそのものの香りはほんのりする程度で、コクのあるそれぞれ独特の風味があります。

もう1つはクセのすくない風味のはちみつ(レンゲや、アカシアなど)に、ハーブの葉や花を漬け込んで香りと薬効をしみ込ませた「フレーバーはちみつ」です。市販されているものもありますが、自分で簡単に作ることができます。

●これはスゴイ!!マヌカハニー

近年評判のマヌカハニー。マヌカ=Leptospermum scopariumという、オーストラリアやニュージーランド原産の低木の葉には強い抗菌作用があり、マヌカのエッセンシャルオイルは、抗菌作用の強い精油としてアロマセラピーでも使われています。現地では、葉をハーブティーとして飲むこともあるそうです。 さてこのマヌカですが、マヌカの花から採れたハチミツにも抗菌作用や免疫力を高める作用があり、紅茶やハーブティーに入れて飲んだり、そのままなめることで風邪やのどの荒れの予防になるので注目を集めています。常食することで、ピロリ菌を減らすとも言われています。

どのはちみつにも天然の抗生物質のような作用が備わっているといわれます。中でもマヌカには特に殺菌力が強いとされ、その殺菌力を指数にして表したものがUMF指数(Unique Manuka Factor、マヌカの独特の作用の強さを示す指数)です。ニュージーランドの大学で検査されて付けられている価だそうです。10以上の数値のものは「アクティブマヌカハニー」と呼ばれ、パワーの高いものとみなされます。数値が上がるほど、価格は高くなります。購入の際の目安にどうぞ。

《今回は本物のハーブはちみつをご紹介》

さまざまな国を産地とするハーブのはちみつは、たとえば同じ種類でも、微妙に風味も色も異なります。タイム、ラベンダー、ひまわり、ユーカリを手に入れて食べてみましたが、どれもけっこうはっきりと味わいに個性があり、はちみつの奥深さに触れた思いです。

●はちみつの専門店「ラベイユ」

今回購入したはちみつの専門店「ラベイユ」さんでは、稀少な国産はちみつから、フランス、ギリシャ、イタリア、ニュージーランドなど、さまざまな国のはちみつが揃っています。
すべて、「本物のハーブはちみつ」タイプのみの取り扱いです。 店舗では納得のいくまでテイスティングさせてもらえますので、お近くの方は足を運んでみられてはいかがでしょう。ホームページでは、はちみつの歴史やトピック、はちみつを使ったお料理のレシピなども紹介されています。

【使いこなそうハーブ&スパイスパワーアップ講座】マイユのマスタードを使って

マイユはフランスのブルゴーニュ地方の中心、ディジョンに本拠地を構える世界的なマスタードやビネガーのブランド。種入りマスタードは、マスタードの粒がそのまま生かされたタイプ。プチプチとした食感とピリッとした辛みに、程良い酸味と甘みでバランスが良くマイルドな味が楽しめます。そのままソーセージや肉料理に添えるだけでもおいしいマスタードですが、一工夫でもっとおいしくなります!

【応用レシピ】鶏ささみ肉のマスタードマヨネーズ焼き

マヨネーズとマジョラムを混ぜ込んだ手軽でおいしいソースを鶏ささみ肉に塗って、オーブントースターで焼いただけの簡単ごちそうです。いろんなハーブで試してみましょう。


材料(2人分)

フレッシュ(生)のハーブS&Bでも取り扱っています。


マスタード、マヨネーズ、マジョラムを混ぜる

ささみにソース塗る

オーブントースターで焼く

作り方

  1. マジョラムは枝から葉をはずす。ささみは中心に切れ目を入れ、両側に開いて薄くし観音開きにする。
  2. マイユ種入りマスタード、マヨネーズ、1のマジョラムを混ぜ合わせてソースを作る。
  3. 開いたささみに2のソースを塗りオーブントースターで4〜6分間、表面に少し焦げ目がつくくらいまで焼く。オーブントースターの性能によって時間はまちまちです。基本的には肉に火がとおればOK。

レシピメモ

  • ささみは開いて火の通りを良くしてさっと焼くと、固くならずにおいしく食べられます。
  • マジョラムの他にもイタリアンパセリ、タイム、オレがノ、セージ、ローズマリーなどもおいしい。香りの強いハーブは細かく刻んで量を少な目に。

【文】榊田千佳子、エスビー食品 【イラスト】いまいかずよ【スタイリング】榊田千佳子 【撮影】タケダトオル、榊田千佳子
【料理アシスタント】吉田雅紀子、吉川和美