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アロマでいたわるハーブ 心と体をいたわるアロマテラピー

心と体をいたわるアロマテラピー・・・《アロマでいたわるハーブ》では、家庭や職場で楽しめる実践的なアロマテラピーを優しくレッスン。生活の様々な場面でのエッセンシャルオイルの使い方を、毎回テーマを変えてご提案します。ハーブに加えてアロマもライフスタイルの一部にしてみませんか。改めてアロマテラピーの基本を学ぶ《アロマはじめの一歩》コーナーも新設しました。

五月病〜オフィス内でのストレス対策

桜が散り、新緑の若葉が本当に美しい季節になりました。この美しい季節に、オフィスや学校で突然憂うつな気分になったり、疲労感が生じたりするようなら、もしかしたら『五月病』なのかもしれません。今回は五月病を軽減させる『とっておきのアロマ』をご紹介したいと思います。

アロマでいたわるハーブ

『五月病』は、『適応障害』と言われます。新しい仕事や職場環境へ適応しようとがんばり過ぎてしまった結果、うつ状態、不眠、食欲不振など様々な不調に見舞われてしまいます。やる気はあるのに、からだがついて行けないというような、心とからだの均衡が崩れてしまうのも特徴です。まずはストレスを溜め込まないことが大切。そしてあなたにとってアロマは強力な味方になってくれるはずです!

五月病の症状に役立つ精油

それでは早速、五月病の症状に役立つおすすめの精油を紹介しましょう。

A.憂うつな気分におすすめの精油

憂うつな気分に向き合うことは、今迄の考え方や生活の仕方などを考え直すよい機会かもしれません。『うつ』には、色々な感情が伴います。精油の香りは、嗅神経を介して気分や感情を司る視床下部へ直接影響を及ぼします。思考や感情に深く関わります。どんな感情を伴うかによって、精油を選択します。これ以上自分を追いつめてしまわないよう、刺激的な香りよりも、落ち着ける香りが良いでしょう。

感情とうつ症状の組み合わせ 有効な精油(エッセンシャルオイル)
不安・心配感を伴ううつ症状 ベルガモット*、フランキンセンス、メリッサ
不安は怖れを伴う。不安を払拭する香りです。
無関心・絶望感を伴ううつ症状 オレンジ・スイート、クラリセージ、ジュニパー、サンダルウッド、シダーウッド
心を落ち着かせ、邪心を寄せ付けない香りです。
いらいら感を覚えるうつ症状 サンダルウッド、ゼラニウム、カモミール・ローマン、パチュリー、グレープフルーツ*
苛立ちは、自分自身の未消化な感情がもたらすもの。そんな感情を安定させます。
不眠を伴ううつ症状 マージョラム・スイート、ラベンダー、ローズ、クラリセージ
安息と優しさもたらす香りです。
罪悪感を覚えるうつ症状に イランイラン、サンダルウッド、クラリセージ、ベルガモット*
自己嫌悪感や、自己攻撃から心を楽にしてくれる香りです。

*は光毒性があるため、精油を皮膚に塗布する方法で使用した場合は、紫外線に注意しましょう。

B.疲労回復におすすめの精油

疲労には、肉体疲労、精神疲労が存在します。肉体疲労は身体が回復すれば、消失しますので、睡眠の質を高めれば良いのですが、精神疲労は慢性化すると回復にも時間がかかってしまいます。ストレスを長期間溜め込まないように心がけましょう。

疲労回復に必要な要素 有効な精油(エッセンシャルオイル)
鎮静、リラクゼーション ラベンダー、カモミール・ローマン、ネロリ、ベチバー、マージョラム・スイート
休息を与える役割の精油
調節、気分転換、高揚感 ゼラニウム、ベルガモット、オレンジ・スイート、フランキンセンス、クラリセージ
心とからだのバランスを保つ役割の精油
活力、スタミナ増進 ペパーミント、ローズマリー、ブラックペッパー、グレープフルーツ*、レモン*
エネルギーをチャージさせる役割の精油
元気になれる サンダルウッド、フランキンセンス、ミルラ、ローズ、メリッサ
疲労感から元気を取り戻す役割の精油

*は光毒性があるため、精油を皮膚に塗布する方法で使用した場合は、紫外線に注意しましょう。

五月病に役立つオフィスアロマ活用法

それでは実際に使ってみましょう。オフィスやキャンパスでも出来る方法もありますので、気軽に使ってくださいね。

A.湿布法

■準備するもの
  • 熱めの湯
  • ボウル
  • 洗面器など
  • ハンドタオル
  • 精油(1の中からお好みの種類)
■活用法
  1. 熱めの湯(50℃前後)に1の中からお好みの精油を3滴迄滴下します。
  2. ハンドタオルに1を浸し、軽くしぼって首筋に当てます。緊張を解し、香りによる心理作用が得られます。

*目の上には直接湿布をしないようにしましょう。

B.トリートメント(マッサージ)オイル塗布

■準備するもの
  • ベースオイル(ホホバ、アーモンド、グレープシード油など)20ml
  • 好みの精油(1の精油か「おすすめレシピ」から選んでください)
■おすすめレシピ

不安、心配を払拭

  • ベルガモット3滴+フランキンセンス1滴

苛立ちを鎮める

  • ローズ3滴+シダーウッド1滴

エネルギーチャージ

  • ゼラニウム2滴+ペパーミント2滴
■活用方法
  1. 植物油20mlに好みの精油を4滴加えます。
  2. 首筋、頭部、こめかみ、みぞおちなど、緊張のある部分に塗布します。

*フレグランスとして使用したい場合は、ベースオイルをホホバ油にして、首の後ろ、手首などに塗布します。

C.オーデコロン作成

■準備するもの
  • 無水エタノール10ml
  • 精製水90ml
  • 100mlガラス遮光スプレー容器
  • 精油(1の精油か「おすすめレシピ」から選んでください)
■おすすめレシピ

心とからだのバランスを整える

  • オレンジ・スイート6滴+ゼラニウム2滴+ローズ2滴

疲労払拭と集中力増進

  • ジュニパー2滴+レモン6滴+サンダルウッド2滴

穏やかに安定した気持ちになる

  • ラベンダー4滴+カモミール・ローマン2滴+ベルガモット4滴
■活用方法
  1. ガラス遮光スプレー容器に無水エタノールを10ml計量します。
  2. 1に好みの精油を10滴迄加えます。
  3. 2に精製水を90ml入れ、良く振り混ぜて完成です。引き出しや、バッグの中にしのばせて、疲労感やストレスを感じた時には、シュッと一振りしましょう。

*もっと高級感を出すには、精製水の代わりにローズや、オレンジフラワーなどの芳香蒸留水(フローラルウオーター)をすると香りが華やぎます。

勿論、乾式吸入法、芳香浴法などもおすすめです。4月号の『やる気がわくアロマテラピー』も併せて御覧ください。まずは深呼吸とリラックスを忘れずに。
今日の疲れは、その日のうちに浄化するように生活習慣を見直しましょう。良質の食事と疲れない程度の運動、そして休息とコミュニケーションも大切です。

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今月のおすすめ精油

「今月のおすすめ精油」では、その月にふさわしい、「これっ!」という特におすすめの精油を1本ご紹介致します。

ベルガモット

○アジア熱帯地方原産のミカン科植物です。現在では、主に南イタリア地方や地中海沿岸地域で栽培されています。その果実は紅茶のフレーバーティ、アールグレイの香り付けに使われることで有名です。ヨーロッパへは、コロンブスがカナリア諸島から持ち帰ったものが南イタリア地方で栽培され、広まったと言われています。ミカン科の植物の中では最も栽培が難しく、土壌や気候などが揃わないと良く生育しません。

○ベルガモットの名前の由来は、北イタリアの地方都市ベルガモ、あるいは現在のトルコの都市名ペルガモンが由来とも言われています。イタリアの公妃が好んだ香りとされており、香水の原料としても有名です。

○ベルガモットで特徴的な成分としてあげられるのは「ベルガプテン」で、強い光毒性と皮膚刺激性があります。そのため、一般的に販売されている精油はこのベルガプテンを化学的に取り除く処理をしたものが多く、この処理がしてあるものは、光毒性が抑えられて比較的安全に使用出来ます(ただし、一般的な光毒性に対する注意事項は守ってください)。

○主成分は、ラベンダーなどに多く含まれる「リナロール」で、穏やかな高揚作用、抗うつ作用を示し、落ち込みや不安などの精神的症状に最も効果的な精油の1つとされています。五月病には色々な面で役に立ちます。少し渋みがあるすっきりとした香りは、男性にも抵抗感なく好まれ、フレグランスや芳香浴など幅広く使用出来ます。殺菌・消毒作用は他のミカン科の精油と同様にありますが、中でも泌尿器系に対しての作用に優れており、特に膀胱炎のケアに良いとされています。沐浴法で使用すると良いでしょう。

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【文】鈴木理恵 【撮影】タケダトオル、榊田千佳子

つぶやき

自転車通勤、いわゆる自転車ツーキニストをはじめて一年になります。
初夏の風をじかに受ける爽快感に加えて、各家々の軒下に並んだ鉢植えや門塀につるされたハンギングバスケットから点々と花々がこぼれだしはじめる4月から6月にかけてが、自転車ツーキニストにとってのハイライトシーズン。今年は5月の連休明け後も、思いのほか気温が上がらず、曇天、雨天続きの寒い日が多いですが・・・

それでも、手入れの行き届いたものからそうでないものまで、たとえば、ナスタチウムやゼラニウム、青々と葉を茂らせはじめたローズマリー、すーっと茎を伸ばしたラヴェンダーらが、たくましくも可憐に、赤や黄、青や紫の花をつけ始めているのを目にします。

日ごとに変化していく空気感を感じながら、色とりどりに花をつけはじめたハーブを道しるべに、家々の間を抜けていく。この時ばかりは少しスピードをゆるめて、脇見をしながら、ときに立ち止まりながらも、ぬうように駆けていくのがひとつの楽しみになっています。

朝陽を浴びてキラキラと輝く花々やわずかに薫るハーブ達にやんわりと背中を押されつつ、同時に、ゆったりと平静な気持ちを取り戻して、また新しい一日を駆けていく毎日です。

伊藤一樹(エスビー食品)のつぶやき

スタッフプロフィール

総監修・執筆
榊田千佳子
監修・執筆
鈴木理恵
写真
タケダトオル
 
榊田千佳子
イラスト
いまいかずよ
Webデザイン
有限会社デザインゲート
制作ディレクション
株式会社サイバーエージェント

来月号のお知らせ

6月号の「とっておきのハーブ生活」は、ハーブが花盛りの季節を楽しむ企画。デリシャスハーブは五穀米のタコライスにセリ科ハーブのニンジンスープなど。ガーデニングハーブは花盛りのラベンダーをピックアップしました。エンジョイハーブもラベンダーとバラの飾り箱のアロマクラフトで完璧!簡単ゴージャスです。

エスビー食品株式会社

〒174-8651 東京都板橋区宮本町38-8
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「とっておきのハーブ生活」プレゼントキャンペーン当選者

先月号で実施しました春のキャンペーンにはたくさんのご応募ありがとうございました。当選者は以下の方々です。これからも「とっておきのハーブ生活」を宜しくお願い致します。

大阪府野田利江子さん
北海道後藤裕美さん
愛媛県柳原真理さん
東京都三谷直子さん
長崎県田川みつこさん
兵庫県亀井育美さん
北海道牧野未華さん
広島県村上友恵さん
京都府吉田ゆかりさん
広島県野田順子さん
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