デリシャスハーブ 食卓に香りを!ハーブレシピ

ハーブの香りと風味を生かした料理やお菓子など、ハーブクッキングのベーシックから「ひと味違う」応用テクニックまで、わかりやすいレシピ付きでお届けします。《元気なハーブレシピ》では、医食同源のコンセプトで、身体にいい食材とハーブ&スパイスを組み合わせたシンプルレシピを。もっと簡単なヘルシーレシピや手ごたえのあるレシピのコーナーも。毎月の《癒しのハーブドリンク》にも注目を!

タウリン強化でおもてなし!?

メタボ予防、肝臓強化など、「身体にいい食事」をいつも意識しているこの頃。身体にいいものを自然に「おいしい!」と感じるようになってきました。だから、おもてなしのメニューもやっぱり身体にいい低カロリーのものを。今回はタウリンたっぷりのタコとイカ、カルシウムの宝庫、桜エビをおしゃれに使ってみました。

サプリなレシピ

身体にいいものを食べている時、「そうそう、これです!欲しかったのは」と、身体が言っている感じがします。お疲れ気味の毎日、タウリン強化で肝臓機能アップして、カルシウムでイライラをダウンさせましょう。

【HERB RECIPE 1】イタリアンハーブいかめし

子供の頃、父が出張先から買ってきてくれる<いかめし>が大好きでした。それを思い出しつつ、イカの胴の中に詰めるお米をサフラン風味のイタリアンな味付けにしました。切ったら黄色い色も鮮やか。「こんなに簡単でおいしいの?柔らかい!」と歓声が上がりました。

イタリアンハーブいかめし

ここがKEYPOINT!

イカからでるうまみで自然においしくなる。新鮮なイカを使おう。

レシピのポイント

  • ローレル、ローズマリー、タイム
  • 新鮮なイカの「ワタ」で味にこくを
  • もち米で作ると、切ってもくずれない

材料(3〜4人分)

herb&Spice
  • サフラン ……… ひとつまみ
  • オレガノ(ドライ) ……… ひとつまみ
  • ローレル(ドライ) ……… 4枚
  • ローズマリー(生) ……… 10cm程度の枝を2枝
  • タイム(生) ……… 10cm程度の枝を5~6枝

*ハーブは適当に量と種類を変えてもOK

フレッシュ(生)のハーブS&Bでも取り扱っています。
スパイスS&Bでも取り扱っています。

食材
  • もち米 ……… 1カップ
  • するめイカ ……… 15〜17cmのもの3ばい
  • 塩 ……… 小さじ1/2
  • こしょう ……… 少々

*ここでは、サフランとドライオレガノを使用

【ソース】
  • トマト水煮缶 ……… 1缶
  • イカのわた ……… 3バイ分
  • 塩 ……… 小さじ1
  • こしょう ……… 少々
  • 水 ……… 1〜1.5カップ

*ここではローレル、ローズマリー、タイムを使用


作り方

ボウルでもち米に下味をつける

イカの胴に詰め物を入れる

ソースの中でじっくりと煮る

<材料の準備>
  1. もち米を洗う。
  2. イカは胴と足を外し、足のきゅうばんをこそげとり、細かく刻む。目玉周りの固い部分は切って捨てる。ワタはソースに入れるので必ずとっておく。
<手順>
  1. ボウルに洗ったもち米を入れ、ひたひたの水を加えてサフラン、オレガノ、塩、こしょうを混ぜ入れて30分浸す。
  2. 1に刻んだイカの足を混ぜ入れ、イカの胴にしっかりと詰めて、つまようじで閉じる。
  3. 鍋または深めのフライパンに、トマト水煮缶を手でつぶしながら入れる。
  4. 3が煮立ったら、イカのワタをしごき入れ、水、塩、こしょう、ローレル、ローズマリー、タイムを加え、2~3分軽く煮る。
  5. 4のソースがなじんだら2で詰め物をしたイカを加え、途中何度かひっくり返しながら、落としぶたをして中火で30分ほど煮る。

*ソースが煮詰まりすぎたら、水を加えて調節する。イカを取り出し、ソースの味を見て薄ければ塩・こしょうで味を整える。

レシピメモ

  • 出来上がりは、イカの中のもち米が柔らかくなっていればOK。イカの胴の一方の端を切ってみて、ご飯が固かったら、ソースに戻してさらに煮ましょう。
  • ソースにこくを与える重要なポイントは新鮮なイカのワタ。材料選びは慎重に。
  • ニンニク風味も合います!入れる場合は、トマト水煮缶を入れる前の鍋にオリーブオイルを入れ、スライスしたニンニクを一片ほど熱して香りを引き出したあと、トマト水煮缶を加えるといいでしょう。

【HERB RECIPE 2】タコのミルフィーユサンド

北海道の名産の北海漬けにヒントを得て、色鮮やかな野菜とゆでダコを層に重ねてサンドイッチにしました。ケーキのミルフィーユに似ているのでこの名前に。今ハマっている「ピンチョス」の一種。つまんでちょこっと食べられるのが楽しい!

タコのミルフィーユサンド

ここがKEYPOINT!

食材のレイヤーが美しくオードブルにぴったり!

レシピのポイント

  • キュウリ→セロリ→ニンジン→ダイコン→タコ
  • 串を刺してから切り分ける
  • しんなりしゃきっと不思議な食感

材料(約4人分)

herb&Spice
  • 三つ葉 ……… 一束
食材
  • ゆでダコ ……… 大きめの足一本
  • キュウリ ……… 1本
  • ニンジン ……… なるべく長い状態で薄切り10枚分
  • ダイコン ……… ニンジンに合わせた長さで縦に10枚薄切り
  • セロリ ……… ニンジンに合わせた長さで縦に10枚薄切り
  • 塩 ……… 少々
  • レモン ……… 薄切りを3〜4枚
【ソース】
  • 合わせみそ ……… 大さじ2
  • みりん ……… 小さじ2
  • エキストラバージンオリーブオイル ……… 大さじ2
  • 米酢(リンゴ酢、黒酢等、何でもいい) ……… 小さじ2

作り方

すべてスライスして塩をふった後の材料

順番に丁寧に重ねていく

あらかじめ串ざしにしてからカット

<材料の準備>
  1. 野菜類はごくごく薄い薄切りにして軽く塩をふっておく。しんなりしたら、クッキングペーパ−などで水分を吸わせてとる。塩味がきつい場合は、さっと洗い流してから水分をとる。
  2. タコはなるべく薄くスライスする。レモンもなるべく薄くスライスして1/6に切る。
  3. 三つ葉は根元を持ったまま、塩を入れて沸騰したお湯で、しんなりするまでさっと湯通しし、冷水にとって色鮮やかにしておく。
<手順>
  1. 塩をして水気をとった野菜とタコを順番に重ねる。キュウリ→セロリ→ニンジン→ダイコン→タコの順が重ねやすくきれいだが、好きな順番でOK。最後にタコで終わるほうがいい。
  2. 全部重ね終わったら約4カ所に串をさす。串はあらかじめちょうどいい長さに切っておく。串を刺す時に、湯通ししておいた三つ葉を丸めたものと、レモンの一切れを一緒にさす。
  3. 串でさしたところを分けるように包丁で切り分ける。材料がずれやすいので串を持ってゆっくり切る。
  4. ソースの材料を合わせ、なめらかになるように混ぜる。

レシピメモ

  • スライスを薄くきれいにするのが唯一の技。スライサーを使う場合は、軍手などで手の保護を。
  • タコの代わりにイカ、ホタテ、エビ、生ハムなどでもおいしそう!
  • ハーブも材料に応じて変えてみるといいでしょう。オリーブオイルと酢だけ、バジルソース、チリソースなども。

【HERB RECIPE 3】桜エビのミニクレープ

ストレス満載でイライラしがちな日常。意外とカルシウム不足もその原因だったりして。カルシウムたっぷりの桜エビを香ばしく炒って加えたクレープを、フレッシュなハーブをたっぷり巻いて食べたら、イライラはどこかに消えてしまいそうです。

桜エビのミニクレープ

ここがKEYPOINT!

桜エビクレープを焼くだけ。あとはハーブを巻くだけ!

レシピのポイント

  • 桜エビは軽くローストして香ばしく口当たりよく
  • ごま油で焼いたクレープはこくがあってハーブに合う
  • 洋風のオーロラソースが意外な好相性

材料(4人分)

herb&Spice
  • チャイブ ……… 約20本
  • ディル ……… 約3枝
  • マーシュ(コーンサラダ) ……… 葉先を約1カップ
  • クレソン ……… 約1束
  • いりごま ……… 大さじ1

フレッシュ(生)のハーブS&Bでも取り扱っています。

食材
【クレープ】
  • 桜エビ ……… 約10g(なるべく着色料を使っていないものを)
  • 小麦粉 ……… 1カップ
  • 卵 ……… 1個
  • 水 ……… 1カップ
  • 煎りごま ……… 大さじ1
  • ごま油 ……… 少々
【オーロラソース】
  • マヨネーズ ……… 大さじ2
  • ケチャップ ……… 大さじ2
  • レモン汁 ……… 大さじ1

作り方

炒った桜エビと半ずりにしたごまを、クレープのたねに混ぜ入れる

ごま油で、直径10cmくらいのクレープを焼く

クレープが冷めてから、ハーブを巻く

<材料の準備>
  1. ハーブ類は洗って、水気を切る(シャッキリ感を保っておく)。桜エビはフライパンで軽く空炒りして、香ばしくする。
  2. たねに混ぜ込む煎りごまは、あらかじめすり鉢で半ずりにする。オーロラソースの材料はすべて混ぜ合わせておく。
<手順>
  1. ごま油以外のクレープの材料をボウルに混ぜ合わせ、なめらかなクレープのたねにする。
  2. フライパンを中火で温め、ごま油をしき、ペーパータオルなどでまんべんなく馴染ませる。そこに1のクレープのたねを、軽く熱したフライパンに直径10cmぐらいになるように薄く丸く流し入れる。
  3. クレープを中火〜弱火で焼く。周りが乾いたら返して、焦げないように両面を焼く。すべて焼き冷ましておく。
  4. 冷ましたクレープにハーブを巻き、皿に盛ってオーロラソースを添える。

レシピメモ

  • クレープが温かいうちにハーブを巻くと、ハーブがしんなりしてしまうので気をつけましょう。
  • 巻くハーブは何でも好みのものを。シソ、さっと湯がいたセリ、三つ葉、水菜など和風のものもおいしいでしょう。ソースも和風、韓国風、エスニック風と巻くハーブに応じて工夫して。
  • クレープに桜エビがはいることで、お好み焼きのような風味になります。あらかじめ作っておけるので、パーティーにも最適。ハーブを巻くのは直前にしましょう。

ひやっと冷たく感じるむようになった秋の朝、定番の野菜ジュースも温めてみて。ハーブの香りとトマトの香りで、食欲も増すようです。

材料(1人分)

  • 市販の野菜ジュース ……… 200cc
    *なるべく無塩のものを
  • ローリエ(ローレル) ……… 生3枚(乾燥の場合は1枚)
  • こしょう ……… 少々
  • レモン汁 ……… 少々

スパイスS&Bでも取り扱っています。

ホット野菜ジュース

作り方

  1. 小鍋に野菜ジュースを入れ、香りを出やすくするよう、ローリエを軽くもんでから加える。
  2. 1を弱火で温め、こしょうとレモン汁を少々入れる。レモンの輪切りを加えてもいい。辛めの味が好きな人はタバスコをひとたらし。
  3. カップに注いでできあがり。

レシピメモ

  • 市販の野菜ジュースを温めただけですが、ローリエの香りでぐっと味わいが変わります。ローズマリー、タイム、オレガノ、マジョラム、パセリ、セロリ、コリアンダーなど、加えるハーブで味わいも変わります。
    柔らかいハーブは刻んで入れそのまま頂きましょう。簡単野菜スープのような味わいです。
  • ビタミンを破壊しないよう、温め過ぎに注意しましょう。

【文】榊田千佳子 【スタイリング】榊田千佳子 【撮影】タケダトオル、榊田千佳子 【料理アシスタント】吉田雅紀子、吉川和美