デリシャスハーブ 食卓に香りを!ハーブレシピ

ハーブの香りと風味を生かした料理やお菓子など、ハーブクッキングのベーシックから「ひと味違う」応用テクニックまで、わかりやすいレシピ付きでお届けします。《元気なハーブレシピ》では、医食同源のコンセプトで、身体にいい食材とハーブ&スパイスを組み合わせたシンプルレシピを。もっと簡単なヘルシーレシピや手ごたえのあるレシピのコーナーも。毎月の《癒しのハーブドリンク》にも注目を!

夏を乗り切る麺もの特集

暑い夏は食欲も落ちて、食事の支度も面倒になりがち。そんな時は、やっぱりつるつるっと食べられる麺類が魅力的です。夏の定番そうめんに、焼きうどん、パスタとバリエーションも。ハーブで、ひと味違った麺類を楽しみましょう。

食べて元気!サプリなレシピ

麺類は炭水化物が主成分。夏の身体にエネルギーを補給します。でもそれだけでは栄養が偏るので、いろいろと身体にいいサプリな材料を組みあわせて。それぞれ個性的なハーブの香りで食欲増進です。

【HERB RECIPE 1】バジルそうめん

夏のお昼ご飯の定番そうめんをバジルペーストでイタリアンに。 バジルペーストとそうめん!?と驚かれますが、食べてみると病みつきに。あっさりとしたそうめんが、バジルでこくのある一品に。バジルには弱った胃腸の働きを良くし、消化を助ける作用があります。

バジルそうめん

ここがKEYPOINT!

バジルペーストで目からうろこのおいしさを発見!

レシピのポイント

  • イタリアンパセリをブレンド
  • 卵はスクランブルエッグ
  • セットで盛り付け

材料(2人分)

herb&Spice
  • バジルの葉 ……… 1カップ
  • イタリアンパセリの葉 ……… 1カップ
  • にんにく ……… 1/2〜1片

フレッシュ(生)のハーブS&Bでも取り扱っています。

食材
  • そうめん ……… 4〜6束
  • バジルペースト ……… 大さじ1〜2
  • そうめんつゆ ……… 適当量(自家製、市販のもの、どちらもOK)
  • スクランブルエッグ ……… 卵4個分(1人あたり約4個)
  • モロヘイヤ ……… 1束
  • プチトマト ……… 約12個(1人あたり約3個)
  • きゅうり ……… 2本
  • 枝豆 ……… 約40さや

作り方

バジルそうめんの材料

湯がいたそうめんは、一盛り分ずつ巻く

バジルそうめんの、盛り合わせ3〜4人分

<材料の準備>
  1. バジルペーストを作る。
    手軽には市販のバジルペーストでもOK。
  2. 枝豆はゆでてさやから豆を出す。キュウリはごく薄切りの輪切りにする。プチトマトは輪切りにする。モロヘイヤは葉だけを塩ゆでして水にさっとさらし、軽く水気を絞る。
<手順>
  1. 卵はさっと割りほぐし、塩ひとつまみを加えて混ぜ、半熟状態のスクランブルエッグに。
  2. そうめんをゆでて器に盛り付ける。
  3. そうめんとセットにするように具材を彩りよく、セットで盛り合わせる。バジルペーストを器に入れて添える。
  4. 1人ずつガラスの鉢などにそうめんのセットを取り分け、そうめんつゆをかけ、バジルペーストを添えて食べる。

レシピメモ

  • バジルのペーストの材料に、バジルの葉だけでなく、イタリアンパセリを加えることで、味がマイルドになり、色の緑がより鮮やかになります。ゆでたてのパスタと和えたときも、バジルだけのときよりも、色が変わりにくいようです。

【HERB RECIPE 2】ハーブオイルパスタ

オリーブオイルにハーブとニンニクの香りを移したところでハーブとニンニクを取り出し、生のトマトを炒めただけのシンプルソース。旬の夏野菜もパスタと一緒にゆでるから、超スピードパスタ。でもとってもおいしい!

ハーブオイルパスタ

ここがKEYPOINT!

素揚げのハーブは、オイルに香りを移した後、仕上げのカリカリトッピングに

レシピのポイント

  • 野菜とパスタを共ゆで
  • 生のトマトのソース
  • 旬の素材で作る

材料(2人分)

herb&Spice
  • ローズマリー ……… 2枝
  • タイム ……… 2枝
  • セージ ……… 2枝
  • にんにく ……… 2片分をスライス

フレッシュ(生)のハーブS&Bでも取り扱っています。

食材
  • かぼちゃ ……… 約90g(5mm厚さのいちょう切り)
  • ズッキーニ ……… 約60g(5mm厚さの輪切りを半分に)
  • トマト ……… 中1個(約180g)ざく切り
  • アンチョビ ……… 約5枚
  • パスタ ……… 200g
  • オリーブオイル ……… 50ml
  • 塩こしょう ……… 少々

作り方

オリーブオイルでハーブを素揚げする

パスタと一緒に野菜をゆでる

フライパンで混ぜ合わせる

<材料の準備>
  1. 野菜類は刻む。ハーブをフライパンに入れたオリーブオイルを中火で熱してでカリッと素揚げし、ペーパータオルにのせておく。
<手順>
  1. 材料の準備1のフライパンに香りのついたオイル大さじ2を残し、残りはフレーバーオイルとして、ガラス瓶などに入れて冷蔵庫で保存する。オイルが冷めてから瓶に入れる。
  2. 1のフライパンにアンチョビを入れて、弱火で焦がさないようにしばらく炒め、トマトを加えて強火にして軽く炒め合わせ、火を止めておく。
  3. パスタは袋に書いてある時間でアルデンテにゆであげる。ゆであがる予定の3分前にカボチャとズッキーニを鍋に入れ、一緒にゆでる。塩を必ず加えてゆでる。
  4. パスタがゆであがったら、ざるで湯を切って野菜と一緒に2のフライパンに入れ、強火で炒め合わせる。ゆで汁を大さじ2程度加えてソースを乳化させる。味見をして、塩こしょうで味を整える。
  5. パスタを皿に盛り、香り付けしたオイルを各皿に小さじ1程度振りかけ、カリッと揚げたハーブとにんにくをトッピングにあしらう。

レシピメモ

  • オイルに、ニンニクとハーブの香りを移したところにトマトを入れるのがポイント
  • パスタを合えるのは手早く、絡めるように
  • 乳化は、パスタソースを作る時のキーワード。乳化とは、水と油など、元々混ざり合わない2つの液体が均一に混ざった状態を言います。ソースのおいしさを出すために、野菜などの素材のおいしさとオリーブオイルのおいしさを一体のものとするために、ゆで汁を加えて乳化させるのです。

【HERB RECIPE 3】おっとさんのスタミナ焼きうどん

友人のおっとさんが、作ってくれた定番焼うどん。見かけはいつもの焼うどんなのに、おいしくてびっくりしていたら、「うどんにはあまり味付けをしない」というヒミツが。後でしょうゆをかけた時に濃い味のところと、薄味のところと微妙に差のあるのが大切らしい。薬味を乗せても、混ぜ過ぎずに食べるのがおいしいです。クレソンや和風のハーブも加えてちょっと工夫してみました。

おっとさんのスタミナ焼きうどん

ここがKEYPOINT!

炒めるときは塩・こしょう味、しょうゆは後がけでおいしさアップ!

レシピのポイント

  • 豚肉は安い部位で
  • ニンニクパワー
  • うどんはレンジでチン

材料(2人分)

herb&Spice
  • クレソン ……… 一束(約40g)
  • しそ ……… 1パック(約10枚)
  • しょうが ……… 皮のまますりおろして大さじ1
  • みょうが ……… 2個
  • ニンニク ……… すりおろして大さじ1/2〜1

フレッシュ(生)のハーブS&Bでも取り扱っています。

食材
  • うどん ……… 2玉
  • 豚細切れ肉 ……… 200g
  • キャベツ ……… 1/4個(約200g)
  • 玉ねぎ ……… 中1/2個(約100g)
  • エリンギ茸 ……… 1本(約50g)
  • 塩 ……… 約小さじ1
  • こしょう ……… 少々
  • 砂糖 ……… 約小さじ1
  • しょうゆ ……… 大さじ2(容器に入れて添え、好みの量加える)

作り方

スタミナうどんの材料

肉を炒めたところに野菜を加える

うどんも加えて炒めあわせる

<材料の準備>
  1. にんにく、しょうが(皮付き)はすりおろす。
  2. クレソンは茎を細かい小口切り、葉の部分は半分に切る。みょうがは、縦半分に切って、薄切りに。しそは細い千切りに。
  3. キャベツは芯の部分を薄切り、葉はざく切りに。玉ねぎは、厚めの薄切りに。エリンギは手で割いて、1/3の長さに切る。
<手順>
  1. にんにく、しょうが、クレソン、みょうがの薬味を皿に盛り合わせる。
  2. フライパンを熱し、豚細切れを入れて、こんがりと炒める。
  3. 2にキャベツ、玉ねぎ、エリンギ、クレソンの茎を加え、塩こしょうをふって、軽く炒める。
  4. うどんを皿にのせてラップをし、500wで2分間温める。
  5. 4を3に加えて、素早く炒め合わせる。
  6. 皿にうどんを盛りつけ、薬味の盛り合わせと生じょうゆを添えてテーブルに。

レシピメモ

  • うどんを炒める時に、塩・こしょう以外の味をつけないほうがおいしい!
  • 薬味は有り合わせで。しょうが、にんにくは必須。
  • 炒め合わせる野菜も適当なものでOK

みょうがは、日本原産のハーブ。独特の風味とさわやかな辛み、シャキシャキとした食感が好まれ、古くから日本の食卓に登場し、夏のそうめんの薬味やお刺身のつまに欠かせない。
 普段食用にするのは、みょうがの子と呼ばれる花芽の部分。7月または9月頃、みょうがの親株のそばの地面から顔を出す。はじめは土の中に埋まっているが、成長とともに土の上に出てくる。食べごろは土に半分埋まっていて、花がまだ咲き出していない頃。花が咲き出す頃になると、苞の部分が固くなり風味が劣ってしまう。
 春先に出る新芽の部分はみょうが筍と呼ばれ、茎の部分をみそ汁に入れるなどして食べる。

みょうが

和のハーブを使ったレシピ「みょうがの甘酢漬け」

みょうがを縦二つに切る

寿司酢を鍋で熱する

瓶にみょうがを入れ、寿司酢を注ぎ入れる

材料

  • みょうが ……… 6個
  • 寿司酢 ……… 容器にみょうがが、ひたひたになるくらいの量
  • 塩・砂糖 ……… 好みで少々

作り方

  1. みょうがは土がはさまっているので、表面の皮をむくようにして注意深く洗い、縦に二つに切る。
  2. 清潔なガラス瓶に1を並べる。
  3. 小鍋に寿司酢を入れ、弱火であたためる。味見をして好みで塩と砂糖を加える。よく煮溶かして、沸騰寸前まで熱し、2の瓶にみょうががすっかり隠れる量を注ぎ入れる。
  4. 冷蔵庫で約一週間おくと、柔らかく味のなじんだ甘酢漬けができる。

レシピメモ

  • 次の日からでも食べられますが、一週間から二週間おくと味がなじみおいしくなる。
  • 食べる時は、そのまま焼き魚などに添える、細かく刻む、一枚ずつはがして使う、などさまざまに味わえます。

【文】榊田千佳子 【スタイリング】榊田千佳子 【撮影】タケダトオル、榊田千佳子 【料理アシスタント】吉田雅紀子、吉川和美