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- 2007 Early Spring vol.11
ハーブの香りと風味を生かした料理やお菓子など、ハーブクッキングのベーシックから「ひと味違う」応用テクニックまで、わかりやすいレシピ付きでお届けします。《元気なハーブレシピ》では、医食同源のコンセプトで、身体にいい食材とハーブ&スパイスを組み合わせたシンプルレシピを。もっと簡単なヘルシーレシピや手ごたえのあるレシピのコーナーも。毎月の《癒しのハーブドリンク》にも注目を!
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寒い冬の間はどうしても活動量が少なくなり、身体のなかに老廃物がたまり気味。ちょっと動くと疲れてしまったり、肌荒れになったり・・。春の到来と共にデトックス(毒素をクリアに)して、さわやかに再始動しましょう!というわけで、今回はデトックスメニュー特集です。
ことさら変わったメニューにしなくても普段の食事でデトックスしたら、自然に元気になれそう。デトックスナシチャンプルーは、これ一食でいろいろな栄養が摂れます。はと麦スープは、お肌がきれいになるのを期待して。ココナッツボールは、ヘルシーなスイーツ。

インドネシアの定番メニュー「ナシチャンプルー」は、「いろいろなお総菜のせご飯」といったところ。「ナシ」は「ご飯」、「チャンプルー」は「混ぜる」という意味です。繊維質とミネラルが豊富なひじきは、もちろん自分で煮たほうがいいのですが、お総菜として売られているものを買ってきてもOK! にんにくと炒めたら、意外な、意外なおいしさです。
ご飯は、抗酸化作用があり、循環刺激、強壮、殺菌作用など、デトックスに役立つローズマリー、セージ、タイムを入れて炊き、フレッシュな春のハーブをたくさんトッピングして。乗せるお総菜はお好きなものをどうぞ。
- 炊飯器にハーブ炊き込みごはんの材料をセットして炊きあげる。米は洗って、水加減は普通に。
- トッピング用ハーブはさっと洗って水気を切り、食べやすい長さに切る。硬い茎は除く(スープや炒めものに使えるので残しておく)。
- 厚揚げのつけ焼きを作る。厚揚げは1cmの厚さにスライスし(大きさも適当に切る)、熱したフライパンで両面焼き色をつける。つけだれを何度か漬けながら、こんがりと焼き上げる。残ったつけだれは、あとでチャンプルーのたれに使えるのでとっておく。
- にんじんは、2〜3cmの厚さに切って型で抜き、極薄切りに。卵はゆで卵にして半分の厚さに切る。
- にんにくはみじん切りにする。フライパンにサラダオイルをしき、すぐににんにくを入れて、弱火でいい香りがするまで熱し(焦がさないように)、ひじきのお総菜を加えて炒め合わせる。
- 皿にハーブ炊き込みご飯を盛り、トッピング具材をバランス良く盛り合わせる。
<ハーブ炊き込みご飯>
- 米 ・・・2合
- ローズマリー ・・・7cmのものを1〜2本
- セージ ・・・枝先を2枝
- タイム ・・・小枝を5本
- 塩 ・・・ひとつまみ
<トッピング具材>
- 厚揚げ ・・・1/2パック(約300g)
- つけだれ
めんつゆ ・・・100cc
しょうゆ ・・・大さじ2
砂糖 ・・・大さじ1 - にんじん ・・・1/3本
- ゆで卵 ・・・2個
- 市販のひじきのお総菜 ・・・小1パック(約100g)
- にんにく ・・・ひとかけ
- サラダオイル ・・・小さじ1
<トッピングハーブ>
- チャービル ・・・約10g
- チャイブ ・・・約10g
- ディル ・・・約10g
- クレソン ・・・約25g
*量は好みに応じて適当に
- 厚揚げのつけ焼きで残ったたれを好みでかけて、混ぜ合わせて食べましょう。
- トッピングのお総菜は、別のものでもOK。 デトックスのために、なるべく繊維質の多いものを選ぶといい。きんぴらごぼうやおからなども、にんにくとサラダオイルで炒め合わせると新しい味に。
- ごはんは、玄米に替えれば、デトックス効果もアップ。

炭水化物、たんぱく質、ビタミンを含み、美肌作用があると言われるハトムギ。漢方製剤にも使われていますが、皮をむいたものが自然食品店で売られています。おいしくて滋養があるので、デトックス期待のスープにぴったり。季節の野菜をたっぷり入れて作りましょう。
にんにく、ハーブ、オリーブオイルを混ぜ合わせたペーストを塗って焼いたハーブクルトンを添えて、デトックス効果もおいしさもアップ!
<ハーブクルトン>
- イタリアンパセリの葉、タイムの葉、ローズマリーの葉をみじん切りにし、にんにくのすりおろし、オリーブオイル、塩と混ぜ合わせる。
- スライスしたパンに1を塗り、約150℃のオーブン(またはオーブントースターの低温)で、7〜10分間焼き、かりっとさせる。
<ハトムギスープ>
- ハトムギは水に3時間浸けて、柔らかくしておく。
- ブロッコリー以外のすべての野菜は1.5cm角程度に切る。玉ねぎ、にんじんは皮をむき、スナップエンドウは筋を取る。ブロッコリーは小房に分ける。
- 1のハトムギを水ごと鍋に入れ、玉ねぎ、にんじん、ベジタリアンコンソメを加えて約40分間、ハトムギが柔らかくなるまで煮る。
- 3に、残りの野菜とタイムを入れて約5分間煮て、塩・こしょうで味を調え、野菜が柔らかくなるまで5分程度煮てできあがり。仕上げにハーブクルトンを乗せる。
<ハトムギスープ>
- ハトムギ ・・・50g
- 水 ・・・5カップ
- 玉ねぎ ・・・50g
- にんじん ・・・50g
- ブロッコリー ・・・・50g
- アスパラガス ・・・・50g
- スナップエンドウ ・・・・50g
- タイム ・・・・小枝を5〜6枝
- ベジタブルコンソメ ・・・・1〜2個
<ハーブクルトン>
- パンドカンパーニュまたはバゲット ・・・1.5cmの厚さにカットして6枚程度(適宜増減)
- イタリアンパセリ ・・・約5枝
- タイム ・・・約4枝
- ローズマリー ・・・1枝
- にんにく ・・・・1片
- オリーブオイル ・・・・50cc
- 塩 ・・・・ひとつまみ
- ベジタブルコンソメの味は商品によって異なるので、味見をして量を加減しましょう。
- ブロッコリー、アスパラガス、スナップエンドウなど緑の野菜は、煮込みすぎたり、煮てから長く置くと色が悪くなる。きれいな色で食べたかったら、できたてを。
- ハーブクルトンにパンドカンパーニュを使う場合は、一枚の大きさが大きすぎるので、適当にカットして添えましょう。

これはデトックスとはあまり関係ありませんが、タイの街角で売られていたたこ焼きそっくりのスナック。本物は半円形でしたが、日本にはたこ焼き器があるので、利用してまん丸のココナッツボールにしました。たこ焼き器がない場合は、フライパンで小さな円形に焼いて、くるくるっと巻いてもいいでしょう。
ちょっぴり塩味に甘味もあって、コーンが意外でチャイブの香りがマッチして、なかなかのおいしさ。ホームパーティーで、目の前で作って食べたら、楽しいですね。
<ココナッツボール生地>
- ココナッツミルク(缶詰) ・・・ 1カップ
- タピオカ粉 ・・・35g
- 小麦粉 ・・・・10g
- 水 ・・・ 50cc
- グラニュー糖 ・・・25g
- 塩 ・・・・ひとつまみ
<具材>
- 冷凍とうもろこし ・・・ 10g
- 松の実 ・・・大さじ2
- チャイブ ・・・・約10g
- サラダ油 ・・・ 少々
- 生地の材料をすべてボウルにいれ、なめらかになるまでよく混ぜる。
- たこ焼き器を熱し、サラダオイルをペーパータオルなどで塗り込む。
- 1の種を半分流し入れ、各々にとうもろこし、みじん切りのチャイブ、松の実を入れる。
- 型からあふれ出るぐらいに、上から種を流し入れる。
- たこ焼きを返すピッカーなどでボール型に焼き上げる。
- たこ焼き器がない場合は、フライパンで小さい円形に焼き、クレープのように巻いて盛り付けてもいい。
- 焼き上がった質感は違うが、タピオカ粉代わりに上新粉でも作れる。

グレープフルーツにはビタミンCと葉酸が多く含まれ、どちらも皮膚の粘膜を強くする作用があります。葉酸は造血にも関わりが深く、新鮮なグレープフルーツジュースを飲む事は健康に役立つと考えられます。
そのグレーフルーツジュースに、抗酸化作用、循環刺激、利尿、強壮などの作用が共通してあるハーブ、タイム、セージ、ローズマリーを煮出して作ったシロップを加え、デトックス作用を強化しました。
お酒を飲み過ぎたときにも葉酸は足りなくなります。このデトックスグレープフルーツジュースで、元気を取り戻しましょう!
- グレープフルーツジュース ・・・150cc
- デトックスハーブシロップ ・・・大さじ1
[デトックスハーブシロップ]
- タイム ・・・小枝を10枝
- セージ ・・・小枝を4枝
- ローズマリー ・・・10cm程度の長さを2枝
- 砂糖 ・・・100g
- 水 ・・・150cc
- 小鍋に水とハーブを入れ、砂糖も加え、弱火で5分ほど煮てふたをして冷めるまでおき、茶こしでシロップをこしとり、瓶などに入れて保存する。
- グラスにグレープフルーツジュースと、1のシロップを入れ静かにかき混ぜてできあがり。
- シロップは健康のためにはサトウキビ糖など、精製度の低いナチュラルなものがお薦めだが、グレープフルーツの風味を損なわないためには、グラニュー糖がいい。
【文】榊田千佳子 【スタイリング】榊田千佳子 【撮影】タケダトオル、榊田千佳子 【料理アシスタント】吉田雅紀子、吉川和美




