ハーブの香りと風味を生かした料理やお菓子など、ハーブクッキングのベーシックから「ひと味違う」応用テクニックまで、わかりやすいレシピ付きでお届けします。《元気なハーブレシピ》では、医食同源のコンセプトで、身体にいい食材とハーブ&スパイスを組み合わせたシンプルレシピを。もっと簡単なヘルシーレシピや手ごたえのあるレシピのコーナーも。毎月の《癒しのハーブドリンク》にも注目を!

スパイスで、華やかに暖かにパーティー
寒さも本格的。でもクリスマス、お正月と、楽しい予定もいっぱい。ホームパーティーで手料理を披露するなら、ハーブとスパイスを効果的に使ったメニューで、華やかに演出しましょう!スパイスたっぷりのお料理は身体が暖まって、ハートもあったかくなりそう。

チャレンジレシピ

おもてなし料理は、やっぱりちょっと見た目豪華に行きたいもの。それと、サプライズ要素も大事。「わ〜っ!」と歓声が上がれば、お料理のおいしさも倍増します。スターターにトロピカルなマンゴーサラダ。メインは串焼き料理のブロシェット2種。デザートはスパイスたっぷり、カカオポリフェノールたっぷりのチョコレートスパイスケーキです。

ドライマンゴーのトロピカルサラダ

作り方

  1. 野菜類は洗って水気を切る。ドライマンゴーは、7mm角程度の角切りに。ピーナッツは皮をむいて粗みじんにする。
  2. ピーマン、赤ピーマン、キュウリ、セロリは、約6cmの長さに切って、薄く細いせん切りに。紫タマネギは薄切りにして、しばらく水にさらして辛みを抜いてペーパータオルなどで水気をとる。
  3. 器にベビーリーフをのせ、2の野菜類、1のドライマンゴーをさっくりと混ぜ合わせたものを盛る。
  4. ドレッシングの材料を良く混ぜ合わせる。
  5. 食べる直前に、ピーナッツをトッピングし、4のドレッシングをかける。

ドライマンゴーのトロピカルサラダ

最近注目の果物マンゴー。カロテンやビタミン類を多く含み、食物繊維も豊富。そしてなによりもエキゾチックなその香りと他にはない風味。最近では甘くておいしいドライマンゴーも人気です。アジア風、トロピカルなサラダに混ぜ合わせて、食感も一緒に楽しむサラダです。スイートチリソースとよく合う!

材料(4人分)

  • ベビーリーフ ・・・1袋
  • ピーマン ・・・2個
  • 赤ピーマン ・・・2個
  • きゅうり ・・・1本
  • 紫タマネギ ・・・中1/2個
  • セロリ ・・・1本
  • ドライマンゴー ・・・50g
  • ピーナッツ ・・・20g
<ドレッシング用>

    ワンポイント
  • ドライマンゴーはすこし硬いので、サラダと混ぜ合わせておくと、水分で柔らかくなって食べやすい。マンゴーの香りもサラダに移っておいしくなる。
  • スイートチリソースは、タイの一般的なソース。S&Bの李錦記シリーズにラインナップされている。そのままで唐揚げなどを漬けて食べてもおいしいが、ナンプラー、酢、レモン汁などと混ぜるとまた違ったおいしさに。
  • このマンゴーのサラダを、生春まきの皮で巻いて食べてもおいしい!!

ブロシェット2種
パーティーでは、食の好みも人それぞれ。アレルギーのためなどで、食べ物が制限されることもあります。事前に確かめられない場合は、食材のタイプを何種類か用意しておくと安心。このブロシェット(串焼き)も魚介類のものと鶏もも肉と2タイプ用意しました。これに牛肉のものやベジタリアン用に、きのこ+野菜+お豆腐+生麩などを用意しておけばより万全です。タレは、変えても一緒でもOK

ブロシェット2種

作り方

<鶏もも肉のブロシェット>
  1. 鶏もも肉は、皮の周りに付いた余分な脂と硬いすじの部分を取り除き、皮ごと3cm角程度のぶつ切りにする(皮が嫌いな場合は、初めに取り除く)。
  2. 玉ねぎは皮をむき、鶏もも肉と同じぐらいの大きさのくし形切りに切り、軽く塩こしょうを振る。
  3. 漬けダレの材料をすべて、2重にした厚手のビニール袋に入れて袋の上から良く混ぜ合わせ、1の鶏肉を入れて揉み込むようになじませ、1〜2時間漬け込む。
  4. 金串に3の鶏肉と2の玉ねぎを交互にさし、玉ねぎにオリーブオイルを少量塗りつけ、オーブンまたはオーブントースター、魚を焼くロースターで、すっかり火が通ってこんがりと焼き色が付くまで焼く。はじめ高温で、その後、中温程度で焼くと良い。

作り方

<魚介類のブロシェット>
  1. エビは尾を残して殻をむき、背わたを取り除いてから、酒大さじ2に塩小さじ1を入れた中でもみ、さっと水で洗い、水気を良くふき取る。ほたてはそのまま、モンゴウイカは、エビと同じぐらいの大きさに切る。
  2. 厚手のビニール袋を2重にした中に、漬けダレの材料をすべて入れて混ぜあわせ、1のブロシェットの材料を10分程度漬け込む。
  3. 金串にホタテ、エビ、モンゴウイカの順に刺していき、間の適当なところにローレルの葉も刺していく。
  4. オーブンまたはオーブントースター、魚用ロースターを使い、こんがりと焼き上げる。ローレルは焦げてしまうので皿に盛る時に、新しいローレルの葉に切り込みを入れて串にはさみ込むように飾る。

材料(3〜4人分)

<鶏もも肉のブロシェット>
  • 鶏もも肉 ・・・600g
  • 玉ねぎ ・・・大1
<漬けダレ材料>
  • にんにく ・・・すりおろしたものを小さじ2
  • しょうが ・・・すりおろしたものを大さじ1
  • 塩 ・・・・小さじ1/2
  • 砂糖(きび糖、黒糖など) ・・・・大さじ1
  • レモン汁 ・・・・1個分
  • レモンの皮 ・・・・1/2個分をすりおろす
  • こしょう ・・・・挽きたてを小さじ1/4
  • コリアンダー(パウダー) ・・・・大さじ1
  • クミン(パウダー) ・・・・大さじ1
  • カイエンヌペッパー ・・・・大さじ1(唐辛子をパウダーにしたもの)
  • ターメリック ・・・・大さじ1
  • オリーブオイル ・・・・大さじ1
  • スパイスS&Bでも取り扱っています。

材料(約3人分)

<魚介類のブロシェット>
  • エビ(中くらいのサイズ) ・・・6尾(約150g)
  • ホタテ ・・・6個(約100g)
  • モンゴウイカ ・・・約100g
  • ローレル(月桂樹)の葉 ・・・約20枚
  • スパイスS&Bでも取り扱っています。
<漬けダレ材料>
  • オイスターソース ・・・大さじ4
  • 酒 ・・・大さじ2
  • にんにく ・・・・すりおろしたものを小さじ2
  • しょうが ・・・すりおろしたものを大さじ1
  • こしょう ・・・・挽きたてを少々
  • 砂糖(きび砂糖、黒糖など) ・・・・大さじ1

    ワンポイント
  • 串の長さは、グリルにつかう器具の大きさに合わせる。竹串でもかまわないが、火の通りは金串のほうが効率的。
  • 鶏肉を焼く場合、オーブントースター(焼き皿の上にアルミフォイルをのせて焼く)を使う場合、火が通る前に焦げてしまう場合があるので、焼き色が付いたら、アルミフォイルに包んで蒸し焼きにするといい。
  • 魚介類は、長く加熱し過ぎると硬くなってしまい、味が落ちるので焼き過ぎに注意。
  • ローレルは飾りだけにしてもかまわないが、ローレルの香りを料理に移すためもあるので、一緒に焼くのがおすすめ!
  • コリアンダーとクミンは、パウダーよりもホールの方が香りが高い。フライパンで軽くから煎りして、すり鉢や乳鉢でつぶしたり、スパイスミルで挽くと風味が引き立つ。

スパイスチョコレートケーキ
この時期機会が増えるパーティーには、やっぱりケーキがないと!手作りのケーキなら歓声があがりそう。おいしくて本格的に見えて、でも本当はシンプルなケーキ。ついでに健康も意識して手作りしてみましょう。
スパイスをたっぷり混ぜ込んだケーキには、リンゴの甘酸っぱさと、くるみのリッチな味と香ばしさがぴったり!コーティングのチョコレートは、カカオ分75%のものを。ほろ苦くてこくがあって、ひと味違います。ピンクペッパーのぴりっとした辛さがまたチョコレートとナイスマッチング。金ぱくとヒイラギで華やかさを演出しました。

スパイスチョコレートケーキ

材料(直径8cmほどのココット型4個分)

  • 薄力粉 ・・・ 120g
  • ベーキングパウダー ・・・小さじ1
  • オールスパイス(パウダー) ・・・・小さじ1/3
  • シナモン(パウダー) ・・・・小さじ1/2
  • ナツメッグ ・・・ パウダーまたはすり下ろしたものを少々
  • 塩 ・・・ひとつまみ
  • 無塩バター ・・・・60g
  • さとうきび糖 ・・・・90g
  • 卵 ・・・・1個
  • 牛乳 ・・・・大さじ2
  • ラム酒またはブランデー ・・・・大さじ1
  • リンゴ ・・・・1/2個
  • くるみ ・・・・50g
  • チョコレート(カカオ分60〜80%程度のもの) ・・・・約80g
<飾り>
  • ピンクペッパー ・・・ 約20粒
  • 金ぱく ・・・少々
  • ヒイラギなどの葉 ・・・・数枚
  • スパイスS&Bでも取り扱っています。

作り方

  1. リンゴは皮をむき、8つ割にして、5mm程度の厚さのイチョウ切りに。ブランデーを振りかけてなじませておく。クルミは、生ならばフライパンで焦がさないように、から煎りして粗く刻む。
  2. 薄力粉、ベーキングパウダー、オールスパイス、シナモン、ナツメッグは、合わせてふるっておく。
  3. ココット型などの焼き型にはバターを塗り、薄力粉を茶こしにいれてまんべんなく振りかけ、余分な粉は振り落とす。オーブンは170℃で予熱しておく。
  4. ボウルに室温に戻しておいたバターを入れて泡立て器でクリーム状になるまで混ぜ、砂糖、塩を加えてさらにすり混ぜる。白くなるまでよく混ぜたら、割りほぐした卵を少しずつ加えて、クリーム状にする。
  5. 4に2の粉類を入れて木べらでさっくりと混ぜ合わせ、牛乳を少しずつ加えて軽く混ぜる。
  6. 1のリンゴとクルミを加えてさっくり混ぜる。
  7. 3のココット型に6の生地を入れ、台にトントンと打ち付けて空気を抜く。
  8. 170℃に予熱したオーブンで約30分間焼く。中心に竹串を刺して何もつかなかったら焼き上がり。型から出して冷ます。
<チョコレートコーティングと飾りを作る>
  1. チョコレートは削るように細かく刻み、ボウルごと湯煎にかけてなめらかに溶かし(水気を入れないように注意)、焼き上がって十分に冷めたケーキの上からかけ、周りに塗りつけるようにコーティングする。
  2. チョコレートが柔らかいうちにピンクペッパー、金ぱくを飾る。クルミも飾ってもいい。ヒイラギなどの葉はチョコレートが冷めてから飾る。ローズマリーなど食べられるハーブの葉を使用。
    ワンポイント
  • ナツメッグはホールのものを使う前にすり下ろすと、まるで香りが違う。エスビーからミル付きのナツメッグが売り出されている。一度トライを!
  • チョコレートは、コーティング用ではないので、とろっとなめらかにコーティングするのは難しい。素朴な感じでOK
  • 飾りに使う葉は有毒でないものを。食べられるハーブの葉なら安心。
  • 箱に入れる場合は、チョコレートがすっかり固まってから。固まりにくいので、時間がかかる。気長に待とう。

スパイシーホットミルク
「ホットミルク」という言葉には、「ほっと」させる響きがあります。思わずそんな語呂合わせをしてしまうほど、ぴったりな名前。寒い戸外から帰った時。コートを脱いで、手を洗って、うがいをして・・・さ、ホットミルク。身体が暖まり、心もリラックス。
牛乳の風味が今ひとつ好きになれない私。ローレルとナツメッグでちょっぴりエキゾチックな風味にしたホットミルクが好きです。ローレルとナツメッグどちらにも消化を助ける成分が入っているので、疲れた胃腸も癒やしてくれそう。牛乳には眠りを誘う成分が含まれています。

スパイシーホットミルク

材料(1人分)

  • 牛乳 ・・・150cc
  • ナツメッグ ・・・少々
  • ローレル(月桂樹) ・・・1枚
  • 砂糖またははちみつ ・・・お好みで
  • フレッシュのハーブS&Bでも取り扱っています。

作り方

  • 小鍋に牛乳を入れ、ローレルを1枚入れて温める。
  • カップに1を注ぎ、おろしたてのナツメッグを少々振りかける。
  • 好みで、砂糖、はちみつ、メープルシロップなどで甘味を付ける。

【文・スタイリング・制作】榊田千佳子 【撮影】タケダトオル、榊田千佳子 【料理アシスタント】吉田雅紀子、吉川和美

  スパイスとハーブはS&B