とっておきのハーブ生活Chapter2ジョイフルハーブ 2004 SUMMER vol.2 


カタカナ英語の「ハーブ」

 この認識の違いはどこからくるのでしょう?
 例えば、「サムライ」「カラオケ」「スシ」など、日本の文化を表す言葉が、海外でもそのままの発音で扱われていることがあります。しかし、海外の人たちがイメージする「サムライ」のイメージは、ハリウッド映画を見ていて違和感がある時のように、だいぶ違いますよね。
 例えば、「カラオケ」も英国では、そのままカラオケと呼ばれていますが、日本のようなカラオケボックスたるものは無く、庶民の集まる酒屋で一人がマイクを持ち、周りの全員で合唱する「カラオケ」が一般的です。

 逆に「ミント」や「レモンバーム」などの「ハーブ」は、欧米から日本に伝わった言葉です。今から約30年前、ハーブは日本に、「ポプリ」や「ハーブティー・フレーバーティー」として紹介され、アロマテラピーブームが加わり今では大変な人気です。つまり日本人が経験したことのない、素晴らしい芳香のする植物としてハーブが紹介されたのです。このためでしょうか、「ハーブ=外国産の芳香植物」という認識が広まりつつあるようです。
 こうして、日本では日本人が必要に応じてハーブを使い、独自のハーブ文化を築こうとしているのでは、と思うと今後の動向が楽しみですね。
 このように、同じ言葉であっても、その土地の風土・歴史・文化の違いの中で違った認識になっていくのです。


日本のハーブ
 ところで、日本で本来の意味のスパイスとハーブに当たるものはあるでしょうか?
 つまり有用植物としての日本のスパイスとハーブです。
 日本でも生薬や漢方、民間薬で使う薬用植物、ウドやミツバなどの香味野菜はもちろんお風呂に浮かべる柚子や塗料としての漆、魔よけに使うヒイラギ、料理のとろみをつける葛などの例に見られるように、生活の中で植物を様々な用途に使ってきた伝統があります。その中で、スパイスとして認識されてきた唐辛子、山椒の実やわさび等、香味(野菜)や薬味として使われてきたものもあります。それらの使われ方には、日本の歴史や風土が色濃く反映されています。




ハーブの可能性

 このようにハーブの認識や定義は国によって、また個人によって違うのは当然です。それは最初に言及したように、ハーブに込められた様々な有用性が、各々の歴史・風土・個人の中で独特の働き方をするからではないでしょうか?ハーブには、時空を超えていつどのような国や人種にも対応できる多様な可能性を秘めているのです。
 ですから、自由にハーブの可能性を探求してみましょう。自由にこれもハーブ、あれもスパイスでどんどん気軽に試してみたら楽しい!
 
自分の感性に頼る勇気を

 ハーブに間違った使い方はありません。例えば、「リラックスしたいときにはカモミール」というように一般的に言われていますが、リフレッシュしたいときによく使われるミントを選んでもよいのです。それであなたがリラックスできるのであれば、間違いではありません。実は自分の体が求めることは、「疲れたからリラックス」と頭で考えた答えと違うことがよくあるのです。
 使う量も自分が適当と思える分使うのが一番です。おいしいと思う分量とも言えます。なぜなら、飲みたいと思う気持ちや感覚が、あなたの体がそのとき一番に欲しているものの素直な表現であり、一番正しいからです。
 先に頭で考えず、自分の感覚、自分の体の中から発する声にまず正直になってみましょう!


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【文】桜井春香(エスビー食品) 【撮影】榊田千佳子 【イラスト】立原雅子
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