遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
 ここ八ヶ岳の南麓に移って、4年目を迎えました。
 一面真っ白な霜の朝、夕方の空の色、雲の流れ、からみついた蔓、バッタの抜け殻、素敵なものは、たいてい散歩の途中で出会います。絵が思うように描けなくても、ふさぎ込んでしまいたいときも、とりあえず散歩に行こう。なんだかここでの生活は、散歩にはじまって、散歩におわる、毎日がそんな感じです。
 夕方の散歩は、姉と犬のハナと3人一緒で出かけます。長靴に、毛糸の帽子、手袋といういつもの格好で。染色家でひとつ違いの姉の「散歩行くヒト!」の一声に「はーい!」と私、そして犬のハナもハーイと片手を挙げて、なんだかにぎやかに出発します。今日は雑木林の道をぬけて、眺めのいいところにいきましょう。季節が巡る度に、散歩道のレパートリーもぐんとふえました。
 去年の夏、鳥の巣がころりと転がっていたのはたしかこの林です。手の平にのるくらいのちいさな鳥の巣の中には、いろんな鳥の羽根がふんわり入っていて、それは私達の拾い物コレクションのなかでもトップクラスです。
 そして春になれば、ここは籠をもって歩く摘み草の道です。カンゾウ、蓬、ミツバにセリ、小川のほとりにはクレッソン、こちらに住みはじめてぐんと株のあがったのは香り高い野草たち、自生のハーブです。冬が長いせいでしょうか、ぽっぽっと地面から吹き出してくる緑を摘んでいるとからだの中からうきうきしてくるのです。でも春はまだまだずっと先、「緑の素」は凍りついた地面の下でぐっすり眠っているはずです。
 生き物の気配をいちはやく察知するのは、さすがに「ハナ隊長」。突然グイグイ走りはじめて、「キャン!」と変な声をあげると、やがてしーんとしていた茂みのむこうで、キジがバタバタっと飛立っていったり、樹の幹を、リスのフサフサのしっぽが走っていったり。
 林をぬけると、西の空がオレンジ色に染まっていて、なんにもない景色のなかをスーイスーイと影を3つ並べて帰ります。なんでもない散歩からいろんなものをいただいて、今年もすこやかに暮らせたら、と思っています。
 皆様にとって、素敵な年になりますように。
イラストレーター、いまいかずよのつぶやき

 
『トクするハーブ情報』は、皆さんが実際にハーブを楽しむときに、ちょっと後押ししてくれる情報がぎゅっと詰まったコーナーです。 ハーブの本、グッズ、イベントの3つのジャンルから皆さんのハーバルライフを応援します。

 
     
総監修・執筆 榊田 千佳子  
監修・執筆 鈴木 理恵  
撮影 タケダ トオル  
榊田 千佳子  
イラスト いまい かずよ  
  立原 雅子  
フラッシュ 井尻 亘  
Web Design 株式会社サイバーエージェント  

 

2003年度の最後を締めくくる『とっておきのハーブ生活』は、2、3月合併の早春号。
'とっておき' のテーマは、「春を待つハーブ」。ハーブがいちばんきれいな季節を迎える、わくわく気分でお届けします。
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