アロマテラピーで使用する精油(エッセンシャルオイル)は、植物から抽出される油溶性成分で、それぞれ特徴的な香りがあります。アロマテラピーは芳香療法と呼ばれますが、合成香料や動物資源は一切使用しません。 さらにローズは一滴の精油を得るため50〜60個もの花が必要とされます。言わば精油は植物の香気成分を濃縮したエッセンスなのです。

 精油は植物自身に対して病気や傷の予防、受粉目的の昆虫誘発、ホルモンのような役割を果たしています。さらに同じ植物間では香りを通じて会話をすることもあるそうです。
例えば、あぶら虫のような害虫の被害にあった植物は、その害虫の嫌いなにおいを発し、そのにおいを読み取った仲間の植物は、同様に害虫のきらいなにおいを発するという連鎖が生じます。『敵が襲ってきたぞ。気をつけろ。』と相手に知らせているのですね。 精油は植物が生きてゆくために欠かせない物質で、植物の生命力と表現されることもあります。これら精油の恩恵を人間が得る目的でアロマテラピーが誕生したのでしょう。

 精油は、抽出部位によっておおまかに作用や香りの傾向も似ています(表1)。 沢山の種類のある精油の中から自分の目的に沿ったタイプを選ぶのに役立ててみてください(表2)。 ノートとは香りの持続時間のことです。トップノート、ミドルノート、ベースノートに分類されますが精油がどの程度長もちするかの目安にもなります(表3)。

 
   


 
   


 
 精油は揮発度が高く、香りの持続時間が短いもの程早く酸化してしまいます。開封後は、空気(酸素)、温度、湿度、日光を避けて、ガラス遮光瓶で保管します。
プラスティック容器は精油で腐食しますので使用しないで下さい。
家庭では、冷蔵庫に保管した方が長持ちします。
※エッセンシャルオイルを利用する際の注意事項 文:鈴木理恵.撮影:タケダトオル.イラスト:いまいかずよ.図表:立原雅子
Copyright 1997-2002 S&B FOODS INC. All rights reserved.