薬用植物(ハーブ)や香木、樹脂、香辛料などの植物が発散する香り。この芳しい植物達の香りの有効成分(エッセンシャルオイル)をマッサージや吸入、湿布、入浴などの様々な方法で活用し、美容や健康に役立てて、毎日のライフスタイルをこの上なく豊かに快適に導いてくれるのがアロマテラピー(芳香療法)です。

 ローズやラベンダーなどの花の香り、レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の香り、白檀などの木の香り...100%天然植物の香りには、秘められた力がいっぱい。 さあ植物達の香りの扉をひらいていきましょう。

 アロマは芳香、テラピーは療法のことです。わかりやすくいえば香りの健康法です。ただしアロマテラピーで用いる香りは薬用植物(ハーブ)や香木、樹脂、花などの植物が主原料となります。この植物から抽出された香気成分を「エッセンシャルオイル」、或いは「精油」と呼びます。自然の恵みである植物の香りを嗅覚や触覚を刺激する様々な方法、たとえば芳香浴、入浴、マッサージなどにより心身の両面から健康を導くのがアロマテラピーなのです。
  身近な例としてゆず湯や菖蒲湯に入浴し、健康増進を計るという、植物の香気成分を利用する健康法は日本にも沢山見受けられます。さらに近年、植物の香りが予防医学や美容、さらには若返りに役立つということが科学的にも少しずつ立証されようとしています。
 

 
   

 私が今から10年程前に、英国へアロマテラピーの為に留学を決意した当時、日本国内でアロマテラピーの言葉すら存在していなかったように記憶しています。それが今や化粧品の主流は、植物香気成分を配合してアロマ効果をうたったものが主流ですし、消臭剤、防虫剤、あるいは芳香剤やヘアケア製品、衣類の繊維に到るまで、気がつけば、身の回りにはアロマテラピー商品が満ちあふれています。

 アロマテラピーが、5〜6年の短い年月で、これほどまでに大変な人気を獲得したのは何故でしょう? バブル崩壊後の日本の社会がより一層ストレスフルになってきたことと、「自然の香りが主役」という自然回帰嗜好に、おしゃれ感が加わっているからなのだろうと思います。自分の生活スタイルに意識の高い女性を中心に、上手にアロマライフを楽しんでいるひとが増えています。

 次にアロマテラピーのメカニズムをたどりながら、アロマテラピーの魅力を探っていきましょう。

 
   
 
   
※エッセンシャルオイルを利用する際の注意事項 文:鈴木 理恵.イラスト:いまい かずよ
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