暮らしにアロマの香りを取り入れて、心豊かに快適に過ごそうというコンセプトでエッセンシャルオイルを使った色んなレシピを紹介します。今年は暮らしの中での精油の具体的な使い方を中心に、様々なエッセンシャルオイルの活用法を紹介します。ベーシックコーナー「精油図鑑」をスタート、またアロマセラピスト鈴木さんの「アロマダイアリー」もお楽しみに!
暑さを通り越して猛暑の毎日でした。蒸し暑くて熟睡出来ない、活力低下、食欲減退など夏の疲れが出やすい時期です。そんな時にアロマポットから立ちこめる心地よい香りが安らぎますね。ご家庭で最も手軽に行える“芳香浴法”を紹介しましょう。

森林の香り、お花畑の中の香り、フルーティな柑橘系の香り、気分に応じて空間の香りを作れるのも楽しいですし、キャンプでの虫除け、ヨガの瞑想、職場の雰囲気演出など多様な用途に対応することも出来ます。手軽に空気の質が変わるというのが芳香浴法の魅力です。
芳香浴法とは、アロマポット、拡散器などを利用して精油を拡散させる方法です。最も手軽に行える方法はティッシュやハンカチにエッセンシャルオイルを数滴滴下するもの、器具がなければ、紙コップやバケツなどを利用して芳香浴法を行うことが出来ます。
まず芳香浴はどんなふうに私たちの生活に役立ってくれるのか、芳香浴の方法、注意点について覚えておきましょう。
空気中に漂う香りを嗅ぐことで嗅覚を介した精神作用を得られます。疲労倦怠の払拭、覚醒、安眠誘導、気分転換、リラックス、集中力増進、幸福感などが得られます。
空気そのものの質が大きく変わります。風邪、インフルエンザ予防、病院内での院内感染予防、トイレの消臭、カビ発生の抑制、車の消臭、虫除けなどに役立ちます。
ご家庭や職場で、簡単に森や海辺のリゾート気分に浸ったり香りのイメージ演出を行ったりすることが可能です。空間に香りを演出してみる楽しみが広がります。
それでは実際に芳香浴を試してみましょう。ティッシュに滴下するだけの簡単な方法から、アロマポットを利用する方法までいろいろあります。T.P.O.に応じて試してみましょう。
思いついたら精油を取り出して、さっと数滴滴下します。紙製のうちわや扇子などに滴下して扇いでも良いでしょう。ただしエッセンシャルオイルの色素が付着する可能性がありますのでご注意ください。香りが揮発してしまったら追加して滴下しても構いません。
アロマショップやインテリアショップ等で、沢山の芳香拡散器が販売されています。大別しますと、
などが掲げられます。エッセンシャルオイルの品質を維持し、効果を発揮するためには、加熱と水の添加は御法度なのですが、アロマポットのキャンドルの幻想的な灯火は、癒し効果を高めますし、芳香蒸散器は喉や気管など呼吸器系のケア、皮膚の保湿には優れています。ご自身の用途に応じて器具をチョイスしてください。
簡単にできる芳香浴ですが、気を付けなければいけない点もいろいろあります。注意を守って快適な芳香浴を楽しみましょう。
アロマポットやアロマストーンなどは、1回の使用量が少ないですが、芳香拡散器や蒸散器を使用するとあっという間にエッセンシャルオイルがなくなってしまいます。沢山使用しすぎると嗅覚や脳が疲労する原因となりますので使用量を守りましょう。
大好きな香りに囲まれたとしても、私たちの嗅覚には順応反応、つまり鼻が馴れてしまうという現象が起こります。長時間ではなく、15~20分程度で一回の拡散を終了し、1日に3~4回に分けた方が香りの精神作用を有効に活用出来ます。また毎日同じ香りを使用せず、色々と香りにバリエーションがあると良いでしょう。
通常の半分以下の容量から使用します。安全性の高いエッセンシャルオイルのみを使用します。
精油選択は、専門家に相談するように心掛けましょう。香りは嗅覚刺激から脳が疲労することもありますし、感じ方に個人差があるので様子をみながら使用するように心掛けます。
エッセンシャルオイルは、可燃性があります。芳香浴法を行っているときには、火気厳禁です。
それでは目的、用途別エッセンシャルオイルオイルの選び方を紹介しましょう。
単品使用でもブレンドでもお好みでエッセンシャルオイルをご利用ください。一般的にはどんなエッセンシャルオイルでも芳香浴法を行うことが可能ですが、拡散しやすい性質を持つものが好ましいでしょう。濃厚な重たい香りのジャスミンやローズアブソリュート、お香系のサンダルウッドやパチュリ、ミルラ、ベンゾインなどを使用したい場合は、無水アルコール5滴に対して5ml程添加してルームフレッシュナーとして拡散させると香りが上手く広がります。
他にも四季の演出、デイタイム、ナイトタイムでの演出、祝いごと、記念日など、香りをイメージして演出を楽しんでみてください。
ペパーミントで夏を乗り切る
暑さを通りこして猛暑の夏でした。香りで涼感を得たいのであれば、とにかくペパーミントを大活用です。バスタイムですっきり出来るように、ペパーミント入りボディソープ、シャンプー、ペパーミント入りボディパウダー、ペパーミントの芳香蒸留水ですっきりボディローションを作成してみました。夕方水まきにもペパーミントを数滴バケツに入れただけで何だか暑くなった地面もすっきりです。これも芳香浴法になるようです。ペパーミントは虫除けにもなりますし、眠気も払拭されるので、子供が夏休みの宿題の最中によく塗布しています。ビーチのお供にラベンダーとペパーミントは欠かせません。
日焼けは、まずペパーミントでしっかり冷却してラベンダーを塗布すれば、ほとんど痛むことはありません。プランターのミントには、何故かバッタが大量発生してしまいましたが暑すぎる天候にミントの涼感をあやかっているのかもしれませんね。
【文】鈴木理恵 【撮影】タケダトオル、榊田千佳子
今年の1月、ポルトガル北部の港町、ポルトに行きました。
旅先での楽しみは、なんといっても現地ならではの食です。今回、カルド・べルデ(直訳すると緑のスープとか緑の葉っぱのスープ)というスープをくり返しいただきました。このスープは、元々、ポルトのある北部地域でうまれ、その後ポルトガル全土に広まり、いまではポルトガル料理の定番のひとつに数えられているそうです。
ザク切りのじゃがいも、タマネギ、にんにく片を茹で、煮汁ごとミキサーにかけ、濾します。それを鍋に戻し、火にかけ、刻んだ緑の葉っぱと薄切りショリッソ(サラミソーセージがイメージ近い)を加えます。火が通り、塩コショーで味を整え、仕上げにオリーブ油を少量たらして、できあがりです。コンソメも牛乳も、生クリームなども使わずに素材からの味だけで作った一見何の変哲もないポタージュです。
緑の葉っぱの正体は、キャベツの原生種に近い、結球しない葉っぱのケール。日本では、青汁に使われる葉っぱとしてなじみがありますよね。こちらでは、料理に使う一般的な青菜だそうです。町の市場でも細かく千切りにしたものが、かごに盛って並べられておりました。薄切りショリッソ、刻んだケールの葉が浮かぶ、素朴で地味な外観とは裏腹に、なんともくせになる滋味なスープです。
食べ物が食卓にあふれる現在、飾らないシンプルな一皿に、ほっと安心した気持ちになる、ってことありませんか。カレーのようにスパイスやハーブを組み合わせて編み出される複雑な味わいもいいですが、ちょっと強めの塩に、わずかに効いてるコショーだけのストレートな味わいもいいものだなあ、と緑の葉っぱのスープを通して感じました。
次号は盛夏と初秋にむけての、ハーブ生活の楽しみ方をご提案いたします!おいしいハーブはフェンネル。一風変わった使い方も紹介しましょう。ヘルシーハーブでは、涼しく作れておいしいメニューをご提案。ミセス・メリッサのファミリーハーブもお楽しみに!
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