home

アロマでいたわるハーブ 心と体をいたわるアロマテラピー

暮らしにアロマの香りを取り入れて、心豊かに快適に過ごそうというコンセプトでエッセンシャルオイルを使った色んなレシピを紹介します。今年は暮らしの中での精油の具体的な使い方を中心に、様々なエッセンシャルオイルの活用法を紹介します。ベーシックコーナー「精油図鑑」をスタート、またアロマセラピスト鈴木さんの「アロマダイアリー」もお楽しみに!

芳香浴法徹底活用

暑さを通り越して猛暑の毎日でした。蒸し暑くて熟睡出来ない、活力低下、食欲減退など夏の疲れが出やすい時期です。そんな時にアロマポットから立ちこめる心地よい香りが安らぎますね。ご家庭で最も手軽に行える“芳香浴法”を紹介しましょう。

アロマな毎日

森林の香り、お花畑の中の香り、フルーティな柑橘系の香り、気分に応じて空間の香りを作れるのも楽しいですし、キャンプでの虫除け、ヨガの瞑想、職場の雰囲気演出など多様な用途に対応することも出来ます。手軽に空気の質が変わるというのが芳香浴法の魅力です。

A.芳香浴法について

芳香浴法とは、アロマポット、拡散器などを利用して精油を拡散させる方法です。最も手軽に行える方法はティッシュやハンカチにエッセンシャルオイルを数滴滴下するもの、器具がなければ、紙コップやバケツなどを利用して芳香浴法を行うことが出来ます。
まず芳香浴はどんなふうに私たちの生活に役立ってくれるのか、芳香浴の方法、注意点について覚えておきましょう。

1.芳香浴の有用性

a.精神作用

空気中に漂う香りを嗅ぐことで嗅覚を介した精神作用を得られます。疲労倦怠の払拭、覚醒、安眠誘導、気分転換、リラックス、集中力増進、幸福感などが得られます。

b.空気浄化、感染症予防、虫除け作用

空気そのものの質が大きく変わります。風邪、インフルエンザ予防、病院内での院内感染予防、トイレの消臭、カビ発生の抑制、車の消臭、虫除けなどに役立ちます。

c.香り空間演出

ご家庭や職場で、簡単に森や海辺のリゾート気分に浸ったり香りのイメージ演出を行ったりすることが可能です。空間に香りを演出してみる楽しみが広がります。

2.芳香浴のいろいろ

それでは実際に芳香浴を試してみましょう。ティッシュに滴下するだけの簡単な方法から、アロマポットを利用する方法までいろいろあります。T.P.O.に応じて試してみましょう。

a.ティッシュやハンカチ、浸透性のある画用紙などに滴下

思いついたら精油を取り出して、さっと数滴滴下します。紙製のうちわや扇子などに滴下して扇いでも良いでしょう。ただしエッセンシャルオイルの色素が付着する可能性がありますのでご注意ください。香りが揮発してしまったら追加して滴下しても構いません。

b.アロマポットなどの器具を使用する方法

アロマショップやインテリアショップ等で、沢山の芳香拡散器が販売されています。大別しますと、

  • 軽石のようなものに香りを滴下するアロマストーン、アロマポマンダー
  • ロウソクや電気によって水を張った湯を加熱して香りを拡散させるアロマポット
  • 加熱を行わずエッセンシャルオイルを霧状に噴霧するタイプの芳香拡散器
  • 加湿器と一体となった芳香蒸散器

などが掲げられます。エッセンシャルオイルの品質を維持し、効果を発揮するためには、加熱と水の添加は御法度なのですが、アロマポットのキャンドルの幻想的な灯火は、癒し効果を高めますし、芳香蒸散器は喉や気管など呼吸器系のケア、皮膚の保湿には優れています。ご自身の用途に応じて器具をチョイスしてください。

3.芳香浴法を行う上での注意点

簡単にできる芳香浴ですが、気を付けなければいけない点もいろいろあります。注意を守って快適な芳香浴を楽しみましょう。

a.1日のエッセンシャルオイルの使用量は、トータルで15滴程度にとどめる。

アロマポットやアロマストーンなどは、1回の使用量が少ないですが、芳香拡散器や蒸散器を使用するとあっという間にエッセンシャルオイルがなくなってしまいます。沢山使用しすぎると嗅覚や脳が疲労する原因となりますので使用量を守りましょう。

b.ニオイには順応反応がある。

大好きな香りに囲まれたとしても、私たちの嗅覚には順応反応、つまり鼻が馴れてしまうという現象が起こります。長時間ではなく、15~20分程度で一回の拡散を終了し、1日に3~4回に分けた方が香りの精神作用を有効に活用出来ます。また毎日同じ香りを使用せず、色々と香りにバリエーションがあると良いでしょう。

c.幼児、子供、癲癇症、高血圧、妊産婦、疾病既往症のケース

通常の半分以下の容量から使用します。安全性の高いエッセンシャルオイルのみを使用します。
精油選択は、専門家に相談するように心掛けましょう。香りは嗅覚刺激から脳が疲労することもありますし、感じ方に個人差があるので様子をみながら使用するように心掛けます。

d.可燃性が高まることに注意

エッセンシャルオイルは、可燃性があります。芳香浴法を行っているときには、火気厳禁です。

B.芳香浴法の楽しみ方

それでは目的、用途別エッセンシャルオイルオイルの選び方を紹介しましょう。
単品使用でもブレンドでもお好みでエッセンシャルオイルをご利用ください。一般的にはどんなエッセンシャルオイルでも芳香浴法を行うことが可能ですが、拡散しやすい性質を持つものが好ましいでしょう。濃厚な重たい香りのジャスミンやローズアブソリュート、お香系のサンダルウッドやパチュリ、ミルラ、ベンゾインなどを使用したい場合は、無水アルコール5滴に対して5ml程添加してルームフレッシュナーとして拡散させると香りが上手く広がります。

【レシピ1】「安眠誘導、リラックス、幸福感、精神安定のために」

《単品精油》
  • フローラル系の香り ……… ラベンダー、イランイラン、ローズウッド、ゼラニウム
  • 甘い柑橘系の香り ……… オレンジ・スイート、ベルガモット
  • お香系の香り ……… フランキンセンス(乳香) シダーウッド
《ブレンドレシピ例》(アロマポット1回分)
  • ラベンダー3滴+ベルガモット2滴
  • ゼラニウム2滴+オレンジ・スイート2滴
  • イランイラン3滴+フランキンセンス(乳香)2滴

【レシピ2】「空気浄化、感染症予防、虫除け、集中力、活力増進のために」

《単品精油》
  • 森林系の香り ……… ジュニパーベリー サイプレス
  • 鼻につんと抜ける香り ……… ペパーミント、ローズマリー、ユーカリ、ティートゥリー
  • すっきりとした柑橘系の香り ……… レモン、グレープフルーツ、レモングラス
《ブレンドレシピ例》(アロマポット1回分)
  • ジュニパーベリー2滴+レモン3滴
  • ペパーミント2滴+グレープフルーツ2滴
  • ユーカリ2滴+レモングラス3滴

【レシピ3】「香りの演出」

《材料》
  • 森林浴気分 ……… サイプレス3滴+フランキンセンス2滴
  • 海辺のリゾート気分 ……… ローズマリー2滴+レモン3滴
  • ドライブタイム ……… ペパーミント3滴+レモングラス2滴

他にも四季の演出、デイタイム、ナイトタイムでの演出、祝いごと、記念日など、香りをイメージして演出を楽しんでみてください。

▲pagetop

アロマダイアリー

ペパーミントで夏を乗り切る

暑さを通りこして猛暑の夏でした。香りで涼感を得たいのであれば、とにかくペパーミントを大活用です。バスタイムですっきり出来るように、ペパーミント入りボディソープ、シャンプー、ペパーミント入りボディパウダー、ペパーミントの芳香蒸留水ですっきりボディローションを作成してみました。夕方水まきにもペパーミントを数滴バケツに入れただけで何だか暑くなった地面もすっきりです。これも芳香浴法になるようです。ペパーミントは虫除けにもなりますし、眠気も払拭されるので、子供が夏休みの宿題の最中によく塗布しています。ビーチのお供にラベンダーとペパーミントは欠かせません。

日焼けは、まずペパーミントでしっかり冷却してラベンダーを塗布すれば、ほとんど痛むことはありません。プランターのミントには、何故かバッタが大量発生してしまいましたが暑すぎる天候にミントの涼感をあやかっているのかもしれませんね。

▲pagetop

【文】鈴木理恵 【撮影】タケダトオル、榊田千佳子

つぶやき

今年の1月、ポルトガル北部の港町、ポルトに行きました。

旅先での楽しみは、なんといっても現地ならではの食です。今回、カルド・べルデ(直訳すると緑のスープとか緑の葉っぱのスープ)というスープをくり返しいただきました。このスープは、元々、ポルトのある北部地域でうまれ、その後ポルトガル全土に広まり、いまではポルトガル料理の定番のひとつに数えられているそうです。
ザク切りのじゃがいも、タマネギ、にんにく片を茹で、煮汁ごとミキサーにかけ、濾します。それを鍋に戻し、火にかけ、刻んだ緑の葉っぱと薄切りショリッソ(サラミソーセージがイメージ近い)を加えます。火が通り、塩コショーで味を整え、仕上げにオリーブ油を少量たらして、できあがりです。コンソメも牛乳も、生クリームなども使わずに素材からの味だけで作った一見何の変哲もないポタージュです。

緑の葉っぱの正体は、キャベツの原生種に近い、結球しない葉っぱのケール。日本では、青汁に使われる葉っぱとしてなじみがありますよね。こちらでは、料理に使う一般的な青菜だそうです。町の市場でも細かく千切りにしたものが、かごに盛って並べられておりました。薄切りショリッソ、刻んだケールの葉が浮かぶ、素朴で地味な外観とは裏腹に、なんともくせになる滋味なスープです。

食べ物が食卓にあふれる現在、飾らないシンプルな一皿に、ほっと安心した気持ちになる、ってことありませんか。カレーのようにスパイスやハーブを組み合わせて編み出される複雑な味わいもいいですが、ちょっと強めの塩に、わずかに効いてるコショーだけのストレートな味わいもいいものだなあ、と緑の葉っぱのスープを通して感じました。


伊藤一樹(エスビー食品)のつぶやき

スタッフプロフィール

総監修・執筆
榊田千佳子
監修・執筆
鈴木理恵
写真
タケダトオル
 
榊田千佳子
イラスト
いまいかずよ
Webデザイン
有限会社デザインゲート
制作ディレクション
株式会社サイバーエージェント

来月号のお知らせ

次号は盛夏と初秋にむけての、ハーブ生活の楽しみ方をご提案いたします!おいしいハーブはフェンネル。一風変わった使い方も紹介しましょう。ヘルシーハーブでは、涼しく作れておいしいメニューをご提案。ミセス・メリッサのファミリーハーブもお楽しみに!


エスビー食品株式会社

〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町18-6
本ホームページの掲載記事・画像、イラスト等の無断転載を禁じます

バックナンバーハーブカレンダーハーブ図鑑
▲pagetop