辛さの成分もアブラナ科であることも同じですが、原産地・形・色・香りなどが違います。
最近は、チューブ入りの香辛料にも「わさび」と並んで「ホースラディッシュ」がラインナップされ、店頭を一段と賑わしていますが、ホースラディッシュは同じアブラナ科のからし、わさび、大根によく似た辛さを持ち、特に鼻にツーンとぬける刺激的な辛さは共通しています。それもそのはずで、ホースラディッシュの辛味成分はアリル芥子油(アリルイソチオシアネート)という揮発性の精油成分で、和からしやわさびと同じです。
しかしその形はものにもよりますが細身の大根のようで、わさびとは趣が大分違います。
色も白く、すってもわさびのような緑色はしていません。
原産地もわさびが東洋であるのに対して、ホースラディッシュは東ヨーロッパで違いがあります。
ホースラディッシュは欧米では肉料理に欠かせない香辛料で、ローストビーフ、ビーフステーキ、ボイルドビーフなどによく使われます。
また牡蠣、魚料理の薬味としても使われており、ホースラディッシュソースやホースラディッシュクリーム、カクテルソースなどのソース類にもよく用いられています。
また古くから壊血病やリウマチ、インフルエンザからくる咳やかすれ声、消化不良などの治療薬として用いられてきました。
ホースラディッシュは日本では別名、西洋わさび、わさび大根(根が大根に似、辛さがわさびに似ているから)、陸(おか)わさびなどと呼ばれてきました。