原材料の安全管理について

エスビー食品では、使用するすべての原材料について原料基本情報の収集を行い、データベース化し、定期的に更新を行っています。

管理項目は、原料の産地情報、製造工程、添加物、アレルギー、遺伝子組換え情報など多岐にわたります。特にスパイスやハーブは、品質に関わる香り・色・辛みなどの項目や、残留農薬などの安全・安心に関わる分析項目を定期的に継続して評価をしており、徹底した品質管理を行っています。

遺伝子組換え作物について

遺伝子組換えとは、ある生物から有用な性質をもつ遺伝子を取り出して、植物などに組み込むことをいいます。この技術を用いて農薬の影響を受けない、あるいは病気や害虫に強い農産物を作り、こうしてできたものを遺伝子組換え農産物(食品)といいます。

当社では、原料規格書により対象農産物と対象加工食品について、遺伝子組換えに関する情報を収集・確認しています。また、商品の各表示に必要な場合、IPハンドリング※1証明書を取り寄せて、問題がないことを確認しています。

※1IPハンドリング:遺伝子組換え作物と非組換え作物が混ざらないように、生産から流通の各段階で適正に分別し、それを証明書で明確にする管理方法です。

残留農薬等に関する対応について

農薬は、農作物を病気や害虫、雑草から守るために使用されますが、使い方を間違うと生物や環境に影響を与えてしまいます。そのため、安全性については登録制度による審査や使用・残留基準の設定等で厳しく規制されています。

残留農薬分析

当社では、厚生労働省の定める「残留農薬基準」(ポジティブリスト制度※2)および農林水産省の定める「農薬取締法」「農薬使用の基準」などの関連法規を遵守した原料を使用しています。

  • 栽培・生産履歴などについて輸入・仕入先と緻密な情報交換
  • 必要に応じ、自社にて現地調査・分析などの実施

上記内容にて、安全・安心な原料の確保に努めています。

※2ポジティブリスト制度:原則、すべての農薬などに残留基準(一律基準を含む)が設定され、その基準を超えた量が食品中に残留する場合は、販売などが禁止される制度。加工食品を含むすべての食品が規制対象。

放射性物質に関する対応について

エスビー食品では、放射性物質に関する情報収集に努め、行政機関の指導に従い、安全な製品を製造しております。
また、放射性物質に対する品質保証体制を整備し、国の基準値に則り、国産原料を主とする製品を中心に、必要に応じて、放射性物質の測定を行い、安全性の確保に努めております。

ゲルマニウム半導体検出器による検査方法

  • 1検査品を細かく刻みます
  • 2専用容器に隙間なく詰めます
  • 3ゲルマニウム半導体検出器に、専用容器に入れた検査品をセットします
  • 4セシウムなどの放射性物質を測定します

食品添加物について

食品添加物は、国において安全性が確認され、食品衛生法に基づき使用が認められているもののみを使用するとともに、その使用にあたってはお客様の添加物への関心や意識を充分に配慮し、商品特性を考慮し、品質の安定性を図るためなど必要最低限の使用に留めています。

表示について

エスビー食品では食品表示法や景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)をはじめとするさまざまな表示にかかわる法規を遵守した上で、商品パッケージでお客様にわかりやすく適切な情報を提供するよう努めています。