研究開発:新しい価値の創造を通じて、豊かな食文化のお役に立ちたいというマインドに溢れた研究活動の一端を紹介します


忍野試験農場では様々な種類のスパイスやハーブを試験栽培しています。
栽培技術や品種に関する研究を行い、原料産地で応用を図ることを目的とした栽培過程を、新たに「栽培日誌」と題してこれまで紹介していない作物にフォーカスしていきます。

今回はその中から、フェンネルの栽培を紹介しましょう。

フェンネル栽培日誌

第2回はフェンネルの生育状況と収穫までの後半部分をご紹介致します。 春に忍野試験農場で播種したフローレンスフェンネルが、定植後、どこまで大きくなるか、楽しみです。 (第1回の前半部分はこちらをご覧下さい)。

5月

定植から約1ヶ月、20cm程度まで育ちました。定植した時は「ほんとに育つのか」心配でしたが、少しずつ株も太くなり、ぐんぐん大きくなりました。直根性で、太い根が一本、土の深いところまで伸びました。乾燥に強いことも、頷けますよね。

9月初旬

球茎部分がかなり膨らんできました。収穫も間近です。

9月中旬

定植から100~110日くらいでいよいよ収穫です。
定植した時はひ弱で育つのか心配でしたが、こんなに立派になりました。

収穫は株元から切り取り、若葉は、そのまま生でサラダ、刻んでドレッシングの香り付け、肉の付け合わせや、スープなどの風味付けに使用し、茎は魚や肉を焼く時に下に敷いて風味付けとして、肥大化した球茎は地際から切り取り、サラダや煮込み料理に使用します。 フェンネルを簡単に水洗いして味見をしてみましたが、セロリに近い感じで美味しかったですよ。フローレンスフェンネルは葉も茎も球茎も全てを楽しむことができる、「優れもの」です。