研究開発:新しい価値の創造を通じて、豊かな食文化のお役に立ちたいというマインドに溢れた研究活動の一端を紹介します


忍野試験農場では様々な種類のスパイスやハーブを試験栽培しています。
栽培技術や品種に関する研究を行い、原料産地で応用を図ることを目的とした栽培過程を、新たに「栽培日誌」と題してこれまで紹介していない作物にフォーカスしていきます。

今回はその中から、ホースラディッシュの栽培を紹介しましょう。

ホースラディッシュ栽培日誌

第2回はホースラディッシュ栽培の収穫までの後半部分をご紹介致します。
春に定植した種イモがどこまで太っているか楽しみです。
(第1回の前半部分はこちらをご覧下さい)。

5月上旬

忍野試験農場にも暑い夏がやってきました。暑さが苦手なわさびを横目に、ホースラディッシュは盛んに生長し、大きい株は1メートル以上の草丈になります。夏から秋にかけて根が最も肥大します。管理面ではあまり手間のかからない作物です。

5月中旬

徐々に気温が下がり富士山もすっかり雪化粧、霜が降りて葉が枯れた頃が、掘り起こしの目安です。忍野試験農場では小規模での栽培を行っているため、一本ずつスコップで掘り起こします。根を切って畑に残してしまうと来年芽が出てきて畑を荒らしてしまうので、慎重に作業を進めます。

脇から出ている細い根は手で折り取り、来年用の種イモとして保管を行います。

今年は作柄が良く、立派なイモが取れました。
収穫したイモをおろし金ですり下ろし、風味を確認します。ツーンとした辛さが鼻を突き抜けますが、辛さだけではなく生のホースラディッシュは香りも楽しめます。

自ら栽培して分かることが沢山あり、忍野試験農場は貴重なフィールドワークの場となっています。