研究開発:新しい価値の創造を通じて、豊かな食文化のお役に立ちたいというマインドに溢れた研究活動の一端を紹介します

忍野たより

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バジルの種を採る為の栽培では、"訪花昆虫"#1としてミツバチを使っています。

1巣に約1,000匹が入った巣箱を栽培ハウスの中に置くと、働き蜂たちがせっせとバジルの花から花へと飛び回ります。((1)) やがて、ミツバチ達の役目が終わると巣箱は廃棄するのです が、その中の一つを試しに覗いてみました。 木枠の中にあるハニカム(正六角形)型の巣には、蜜蝋(みつろう)やはちみつがついていて、つやつやと輝いています。((2)

遠心分離器を真似て、野菜水切り器を使ってはちみつをとり出してみると、琥珀色の純粋「バジルはちみつ」がとれました。((3)(4)) ちょっと舐めてみた感想は、はちみつとしての味は良いのですが、残念ながら期待していたバジルの風味や香りがたっているとまでの感想は持てませんでした。

はちみつのことを調べてみると、バジルやフェンネル、カモミールなどハーブの名を冠したはちみつがあります。ただ、それらはバジルエキスなど、はちみつとエキスを混ぜたものも多いようです。 その意味では、今回農場でバジルの花のみからとった「バジルはちみつ」は、大変透明感のある純粋なはちみつであると共に、バジルの花だけでできた贅沢で貴重な、究極の「バジルはちみつ」と言えるでしょう。 はちみつとハーブの組み合わせは今後もっと注目されていってよい分野かもしれません。

「バジルはちみつ」を使ってフレッシュハーブティーを飲む、こんな贅沢が経験できるのも、忍野試験農場ならでは特典です。

#1:訪花昆虫
蜜や花粉を求めて花にやってくる昆虫のことを指します。